カモミールのこと。


能登半島地震からひと月余りがたちました。寒さと雪でなかなか進まない復旧に、いたたまれない思いでいます。
暖かくなって少しずつでもいい、日常に戻れるようにと祈るばかりです。

さて、昨年の夏にお騒がせしました「川柳カモミール」7号ですが、無事に発行できました。
そのご報告もないまま年を越してしまって申し訳ありませんでした。
実は、「川柳カモミール」は7号で終わりとすることにいたしました。
突然のお知らせとなりましたが、私の体力的な事情により、今までのように編集作業などができなくなったからです。
応援くださった方々には、このようになりましたことのお詫びと心からのお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。
カモミール句会のリアル句会は引き続き継続して行います.
一期一会の句会として、今後もワイワイやっていきたいと思っております
そして、次からですが「川柳カモミールネット句会」として新たな出発をすることにいたしました。
ネット句会の内容とネット句会の会員の作品を載せて、一句評も考えております。
現在、メンバーと色々と話し合っているところですが、みんな楽しそうなアイディアを出してくれています。
今年の夏の発行を目指して、頑張ります。
引き続きのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

カモミール句会の「川柳カモミール7号」からの会員作品です。

月蝕が始まる 本心を聞こう 潤子
母さんのお墓はいつも話し中 守田啓子
茶柱を一気に倒す次男坊 川守田秋男
失ったものに半月・絹・毒針 細川 静
満開になれない種でごめん母さん 滋野さち
お月さまおやつのこころありがとう 笹田かなえ

一句評は野沢省悟さんと八戸のフリーアナウンサーをしている中島美華さん。
「一句のスゝメ」は毛利由美さん、須藤しんのすけさん、平尾正人さん、西恵美子さん。
そしてネット句会は5回、6回分が赤裸々(笑)と載っております。
新生「カモミールネット句会」に関しては、また改めて内容をお知らせいたします。
今しばらくお待ちください。

カモミール句会会員の11月と12月の作品を以下に記しますね。
11月のお題「霜」「ピアノ」

猫ふんじゃった」響かせ家庭奮戦記   潤子       
逢いにゆくなら霜月の霜の夜       守田啓子              
正解の道に連なる霜柱   川守田秋男          
子にいのち繋いで歩く霜の朝   細川 静             
白鍵も黒鍵も武器を捨てなさい  滋野さち              
霜が降る少し掠れる試し書き    笹田かなえ  

12月のお題「のぼる」

私を登り切った3冊の童話    潤子
やり直すならばふたご座流星群   守田啓子
父の樹を登りきるまで蝸牛  川守田秋男
初日の出森羅万象躍り出る   細川静
ネジバナは偉いてっぺんまで咲いた  滋野さち 
ケセラセラ クリスマスツリーを登る  笹田かなえ

 

1月21日に開催された第88回新春川柳大会に参加しました。
4年ぶりの開催で、会場内ははちきれんばかりの熱気にあふれていました。
主幹の千島鉄男さんの「会場いっぱいの美男美女のみなさま…」の言葉も聞けて、
とても楽しかったです。


今年の冬は、思いがけずにあまり寒くなくて、外出が楽で嬉しいです。
スケートを見に行ったり、公会堂にモダンダンスの舞台「プロメテの火」を観に行ったり。
もちろん、映画「鬼滅の刃」の「柱稽古編」も観に行きましたよー。
春からのテレビ放送が楽しみです。

では、ネコ達に行きます。

ありす。
実はありす、こんなかわいい顔をしているくせに、
ものすごいやきもち焼き。特にまーくんに対してがすごい。
遭遇するとしっぽをモップのように膨らまして、
「シャーッ!」と威嚇するんです。
そして、そんなありすを叱るのがぱんだ。
ありすが何かしそうになると、すごい勢いで追いかけまわすのですから、
人間が仲裁に走り回ります。
じろの写真に「ぱんだくんがあたいをいじめるのー」といいつけているのかな(笑)

さばみ。
さばみもなんかじろに話しかけているよう。
夜のディナーのお相手がいなくて「つまんないわ」とでも言っているのかな。
それでも毎晩、12時過ぎに一緒にディナーしていた場所でご飯を食べる姿はけなげです。
さばみを撫でてていると、無心になれます。
そして川柳が浮かびます。
なんだろうね。さばちゃん、いつもありがとう。


さて、ぱんだとまーくん。
ぱんだは目の病気になって一週間ほどエリザベスカラーをすることになったのでした。
これがなかなか大変で、ごはんやお水、トイレにも不自由そうでした。
それでもその姿のまま階段の昇り降りをしたり、40センチほどの高さをジャンプしたり。
おまけにまーくんを威嚇するありすを追いかけたりしました。
まーくはぱんだを好きなようで、こんな風に傍にいてくれました。
ぱんだのエリザベスカラー、今は無事にはずれました。
このふたりが並んでいる姿、尊くて涙が出そうになります。

今日の美味しいもの。
去年の暮れに、高校時代の友だちとお蕎麦屋さんを2軒、食べ歩きました。


こちらは「そば処おきな」の蕎麦。
おきなは創業が明治40年といいますから、もう老舗中の老舗。
少し濃い目のそばつゆですが、充実した味わい。


こちらは「番丁庵」。

創業は昭和の終わりごろかなあ。
気が付いたら”在った″という感じでした。
やはりここでも食べたのは天ざる。寒くても暑くても迷っても天ざるのわたし。
美味しかったです。

 

 

 

2024年です

2024年が明けました。
皆様におかれましては、どのようなお正月をおすごしでしょうか。
八戸はこの季節には珍しく暖かい日が続いて、とりあえずは穏やかな日々です。
1月1日に、能登半島地震があり、甚大な被害が出ております。
石川県だけでなく、富山県新潟県にも大きな被害が出ていて、
救助活動も思うようにならない、救援物資もまだまだ届いていないという状況に、
ただただ、一分でも早く一人でも多くの方が救出されるますことを祈るばかりです。
東日本大震災の時のことを思い出しながら、私にできることを考え、行動したいと思っております。

最初の画像は、今年の年賀状です。
いつも遅くなってしまって、お恥ずかしい限りです。
相変わらずネコ年ですみません。
長いご無沙汰の間に、我が家のネコ事情に少し変化がありましたので、
改めて、ネコのことを紹介いたしますね。

 


ぱんだ。
今年17歳になります。
すっかりおじいちゃんになり、ネコ風邪や歯周病の持病もあり、
三か月に一度、病院通いをしています。でも食欲もあり元気です。

去年、動物病院に先生に「今年いっぱいもつかなあ」なんて言われていましたが、

無事に年を越してくれて、一安心。今年も元気でいてね。

 

さばみ。
最近はぱんだのそばに寄り添って介護?をしてくれます。
以前はぱんだに追いかけられていたのに、本当に優しい子です。
抱っこはさせてくれませんが、撫でられるのは大好きです。
思えばじろと同じ年なんだね。じろがいるときにいつも夜中に一緒にご飯を食べていたけど、今でもそのルーティンは同じ。もしかしたら、じろもその時だけはあちらから来ているかも。

ふかふかのベッドは、な~この遺品。ぱんだとかわりばんこに使っています。

 

ありす。
5歳。一か月半で保護されてもう5歳。家人が大好きで、夜は家人のそばで寝ます。
仔猫の時からいるせいか、ともかく甘えるのが上手。
そして、ものすごいやきもち焼きだったことが判明。
この画像は遊んでいるとき。おもちゃにすごい勢いでむしゃぶりついています。

 

まー。
去年の4月29日から我が家の家族になりました。
20匹の多頭飼育崩壊のお家から保護されて、一時預かりさんのところに一年程いて、
その人のインスタをフォローしていた娘が、まーくんのファンになって、
どうしても家で引き取りたいと、我が家のネコの係長の許可も得ないまま、半ば強引に我が家に引き取りました。


家に来た日の画像。

不安そうな顔で、いつも隠れてばかり。
しばらくは隔離部屋の津軽塗のテーブルの下から出てきませんでした。

でも、少しずつ遊んでくれるようになって。


ひと月ほど前から、やっと二階のネコ部屋にいられるようになりました。


まーの前足の指はとても立派な五本指。
私は今まで、ネコの前足の指が五本あるとは知りませんでした。
ネコ飼い歴七にゃん目にして、初めて知った真実に、ネコはまだまだ不思議がいっぱいです。
「まー」こと、愛称は「まーくん」。
神の子です。どうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、我が家のネコのニュースをもうひとつ。
去年の6月の中ほどに、たまたま立ち寄ったスーパーで、
生後5日の仔猫4匹を保護したのです。まだ、目も開いていません。急いで動物病院に連れていき、娘がSNSでSOSを発信したところ、
幸いにミルクボランティアさんが翌日、引き取ってくださることになりました。
そして、一晩だけ我が家で預かることになったのですが。
三時間おきの、ミルクも上手く飲ませられない、排泄もよくわからないままに、
見様見真似でやりながら、娘とふたり徹夜で何とか一晩見守り、無事にミルクボランティアさんに命をつなげることができました。
一番、体重の軽い子で130グラム、重い子でも150グラムでした。


ミルクボランティアさんから、力強くミルクを飲む子ネコ。
この生きようとする力が尊すぎて、涙がでました。
おかげさまで、みんな元気にすくすく育ち、今はそれぞれの里親さんに引き取られ、
幸せに暮らしています。
本当に良かった!
神様、ありがとうございました。

 


今日の美味しいもの。
去年、10月に弘前市で行われた東北連盟川柳大会に参加しました。
その時に、大阪からくんじろうさんご一行もお見えになり、
大会のあとの飲み会にご一緒させていただき、奈良一艘さんに連れられて、
一艘さんのお馴染みの夜のお店に行ったときに、出されたおにぎりと津軽の名物の毛豆。
小ぶりのおにぎりの鮭とまぶされた黒ゴマかげんが最高でした。毛豆も濃ゆい味わいで手が止まりませんでした。
ものすごく楽しいひと時で、一艘さん、くんじろうさん、和女さん、いずみさん、元伸さん、茂俊さん、本当にお世話になりました。

皆様のパワーと川柳愛に圧倒された時間を、時々思い出しては気合を入れています。


*大事なこと。
すっかりご報告が遅くなりましたが、「カモミール7号」は無事に発行されました。
詳しいことは、この次に書きますね。

 

 

 

 

緊急連絡

 日頃より、カモミール句会を応援してくださいまして、ありがとうございます。
さて、カモミール句会の会報誌、カモミール7号は今月中に発行の予定でしたが、
印刷ミスが数箇所見つかりました。
そこで、あざみエージェントさんと相談の結果、改めて刷りなおしをすることにいたしました。
すでにお送りしている方もおりますが、再発送いたしますので、到着しましたら差し替えをお願いいたします。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
今後とも、カモミール句会をどうぞよろしくお願いいたします。

五月ですよ!(5/6追記)

さて、5月。
皆さまにおかれましては、どのような連休をお過ごしでしょうか?
私は2日に八戸市の「更上閣」という歴史ある建物で開催されている「武者人形展」を見に行きました。
「更上閣」は、明治30年(1897)頃から大正時代にかけて建築・改築された近代和風建築の邸宅。
えんぶりの際に「お庭えんぶり」を開催することでも有名です。
もちろん、三月にはひな人形展もありますよ。最初の画像は入口の門幕。八戸藩の家紋の「対い鶴に九曜」が厳めしい。

この鎧と兜は三社大祭の山車で使用されるものを、特別に借り受けたそうです。
この甲冑を身につけて記念撮影もできるとのこと。
オオタニサンになれますよ!

磨き上げられた廊下。

 

そして夥しい数の武者人形たち!

 


この兜は特徴がありますが、残念ながら私にはよくわかりません。

 

桃太郎や金太郎、メンコまであってひな人形に負けない賑やかさ。

 

そして、保育園の子供たちの「僕と私の夢こいのぼり展」の願い事を一部掲載。
かなうといいね。

追記:6月24日(土)に、この場所で川柳吟行会「ぽ」とカモミール句会合同吟行を行います。お問い合わせやご希望の方がいらっしゃいましたら、6/10までに笹田かなえまでショートメールでご連絡ください。

ただし「武者人形展」は5/7までなので、残念ながらその日は開催しておりません。

090-2998-7277(笹田かなえ)

 

3日は実家に里帰り。
東京にいる妹も帰ってきていて、たっぷりおしゃべりしてきました。
画像は、行く時の電車でみかけたポスター。
向かい側の座席の上の方だったので、できるだけ接近して撮りました。

また、この電車に乗れますよう。

 

4月のカモミールです。

この日はマチニワで、八戸市内の若い人たちによる「ロックフェスティバル」が行われていて、宿題の合評のあと、臨時に吟行となりました。

 

急な吟行でしたが、カモミールの瞬発力はすごい!
以下に、宿題の「緑(みどり)一切」と吟行の作品を混ぜてご紹介。

  青と黄を生み続けては深緑  潤子  
  惜しみなくみどり零して玄冬へ  守田啓子
  葉桜の中で待ってるかくれんぼ  川守田秋男                  
  戦争は終った 緑深まった  細川静
  ギタージャガジャガなかなか逝けぬ花の下  滋野さち
   鯉のぼりだらり書く気になれません  笹田かなえ

ここで大事なお知らせ
静岡の水品団石さんが、ネット句会を行います。
詳しくは、以下をごらんください。

https://danseki1962.wixsite.com/odangoishi/550000%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9%E5%8F%A5%E4%BC%9A

どうぞよろしくお願いいたします。


ネコの事は、諸事情によりちょっとお休み。
もう少し?だと思うから。

あ、ネコたちはみんな元気ですので、ご心配なく。

 

今日の美味しいもの。
自分用に買った大阪土産。の、京都の「うば玉」。
賞味期限が短いので、こちらではなかなか手に入りません。
ひさびさに食べられたので、感激しながら食べました(笑)

 

 

 

 

 

ありがとう!「川柳文学コロキュウム」

もう4月も終わり。

今年は、八戸の桜もすごく早くてあっという間の桜でした。

という事で、大阪で開催された「川柳文学コロキュウム終刊記念の集い」に参加してきました。

「川柳文学コロキュウム」は20周年を迎え、100号を発行しましたが、主宰の赤松ますみさんが、終刊を決意。100冊の「川柳文学コロキュウム」誌を発行されてきたますみさんにとって、苦渋の決断と思われますが、ほとんどおひとりで頑張ってきたことを思うと、「お疲れさまでした」と「ありがとう」としか言えません。

「終刊記念の集い」は、鳥取の会員である平尾正人さんが発起人となってくださって、当日は青森や宮崎から33名ほどの参加者でした(ほどと言うのは当日急な欠席者も有りで)。

大阪は梅田の会場の「がんこ梅田本店」のお座敷は熱気にあふれかえりました。

「川柳文学コロキュウム」は、ますみさんが大阪の歴史ある「川柳文学社」という結社の主幹がお亡くなりになった後、休会中だった「川柳文学社」の顧問の方から、引き継いでほしいと頼まれ、悩みながらも「川柳文学コロキュウム」としてスタートしたと記憶しています。

当時、ますみさんは本当に孤軍奮闘でご苦労されたけれど、大阪に「川柳文学コロキュウム」を大きく展開させました。全国大会や各地の川柳大会に出席するたびに、みるみる会員や誌友がを増やしていって、それは目覚ましいものがありました。

会員自由吟自選のコーナーの「カレイドスコープ」、あるいは「ぜりぃびぃんず」という勉強会のネーミングの際も、いかにしたら川柳を楽しんでもらえるかを常に考えていたのを覚えています。

私は大阪に行くと、ますみさんに大阪市内を案内してもらったり、蛍池で「ぜりぃびぃんず」の勉強会があった頃に一度参加させてもらったりして、思い出がたくさんです。

 川柳文学コロキュウムの終刊はものすごく寂しいけれど、大先輩の中前棋人さんのブログにあったように「でわでわみなさん 新しいステージでのご活躍を」のように、またそれぞれのステージでお会いするのを楽しみにしております。

最初の画像は、川柳強者集結!

静岡の水品団石さんのブログに詳しく載っていますので、

そちらもご覧ください。

団石さん、楽しかったよ!ありがとう。

https://danseki1962.wixsite.com/odangoishi/blog

 

ますみさんと中前棋人さんのブログはこちらから。

https://shinyokan.jp/senryu-blogs/

 

集いでは、事前投句2句として、赤松ますみ選でミニ句会もありました。

   

 春一番輪廻転生五分前   かなえ

 

 私も一句採ってもらいました。

 

        

二次会。

桂晶月さん、毛利由美さん、岡谷樹さん、宮井いずみさん、お世話になりました。

そして散会のあと、ホテル組は寝酒の時間(笑)。

22時30分に解散でした。

翌日は、お初天神に連れて行ってもらい楽しく散策。

石澤はるこさん、お初さん、まみどりさん、ますみさん、西恵美子さん、徳兵衛さん、遊んでくださってありがとうございました。

ランチはここでたこパー。

そして、飛行機組と新幹線組に分かれそれぞれ帰路につきました。

北山まみどりさんの提案で、コロキュウム同窓会も計画しているらしいです。

皆さん、その時は元気でお会いしましょう!

 

ちょっと前後しますが私の大阪での行動もご紹介。

私は4月21日の午後に大阪入りして、あべのハルカスを見学。

地上300メートルからの眺めは圧巻でした。

この次大阪に来たら、新世界と通天閣に行ってみようっと。

22日の集いの前に梅田をうろうろしていたら、こういうたこ焼き屋さんを発見!

美味しかったです。

 

さて、遊んでばかりいられません。

カモミール」のことを書きます。

カモミール」は1月と2月はリアル句会は行いませんでした。

メールとハガキでの句会です。

以下に各自の作品です。

 

1月のお題は「うさぎ」1句と雑詠1句。啓子さんの出題。

あの日カメに抜かれたウサギです しかし  潤子

ピョンと跳ね句読点へと着地する  川守田秋男

さざ波のここが引き際ですからね  守田啓子

野ウサギ跳んで跳んで明日が芽吹く森   細川静

民間人殺戮 ウサギの耳折れる  滋野さち

弦月が奏でる白鳥の湖  笹田かなえ

             

2月のお題は「おやつ」かなえ出題。

 おやつを分ける係わたしは長女です  潤子

屋根雪が落ちれば春のパンまつり  守田啓子           

お三時よ集まれロシア・ウクライナ   細川静

幸せな押しくら饅頭だった家  滋野さち

甘酒のぬくみ一夜の一片食  笹田かなえ

 

3月はリアル句会ができました!

宿題は「ファッション一切」潤子さん出題。

句会場はブックセンターで。

席題は桜餅。春ですから。

セロファンをはがせば停戦の春だ  潤子

 真っ白な綿のブラウス恩送り  守田啓子

 春を着る道の広さもMサイズ  川守田秋男

 料理にポン 玉子一個がファッションで  細川静

 キャタピラも桜前線もジグザグ   滋野さち

  根開きのふわりスカート広がった  笹田かなえ

 

では、ネコ達にいきます。

ありすとぱんだ。

風除室で日向ぼっこ。

スマホを向けると眠そうに「なんのごようですか?」のありすと、

堂々と昼寝を続けるぱんだ。

ぱんだと奥にさばみ。

ぱんだはさばみのそばにいたい、でもさばみは離れていたい。

ぱんだは推定16歳。歯がぼろぼろで食が細くなりました。

さばみは推定10歳。ぱんだをウザながりながらも一緒にいてくれます。

もう、老々介護だね。。。

ありがとう、さばみちゃん。

 

 

今日の美味しいもの。

がんこ梅田本店のお料理。

このほかに生湯葉の入ったお魚のお鍋やお造りやお寿司、

てんぷらも美味しかった!

大阪の味を堪能してきました。

そしてデザートまで。

デザートの飲み物、最初に紅茶かコーヒーかの希望を取ってくれたのが感激でした。

 

最後に大事なおいしいもの。

中前棋人さんからいただいた「猫ぎゅうぎゅう詰め川柳」。

帰りの新幹線で堪能。

ネコあるあるで、ほのぼのしながら一気に読みました。

棋人さん、本当にありがとうございました。

*「川柳文学コロキュウム」の設立のきっかけと「ぜりぃびぃんず」の記憶違いを訂正いたしました。

申し訳ございませんでした。

 

 

大寒です。

大寒です。
寒いです。
来週からの記録的な寒波襲来が怖いです。
皆様、どうかくれぐれもお気をつけてお過ごしください。
最初の画像は、寒い日の夕方の空です。
雪が降りだしそうな雲がうっすらピンクです。
空が痛いと言っているようで、見ているとヒリヒリしてきます。

 


ブックセンターにおいてもらっているカモミール誌達。
どれくらい売れたかな。
まもなく、引き上げる予定です。

川柳カモミール誌では、カモミールネット句会が評判です。
次に、去年の夏に行われた第5回カモミールネット句会の一部を紹介させていただきます。
お題は「今どき」、出題は河野潤々さんです。

ふるあめりかの傘は借り物夏は来ぬ  かなえ(達毘古/旅男/さち/潤々/優美子/いずみ)
達毘古 「ふるあめりか」は、黒い雨のこと。
今はお友達なので、アメリカではなく、あめりかになっています。
「傘は借り物」は、核の傘ですが、「借り物」なので当てにしていない?
「夏は来ぬ」は唱歌の題名でもあります。日本の原風景を詠んだ歌詞。
この風景は黒い雨で一度駄目になったし、戦後の経済成長等で消えました。
あの夏の黒い雨、ウクライナの状況、そして不穏な日本の近未来・・・。
また「夏は来ぬ」。ひらがなや文語、唱歌の意味も掛け合わせて重層的で深みのある句。リスペクト句です。
旅男 あめのwですね。傘に入れてもらうと肩が濡れるんですよね。
持ってる人はセンターで濡れない。そもそも始まりは夏でした。
今年もまた暑い熱い。
さち  日本がアメリカから借りる核の傘ウクライナは武器。
チャンスとばかりに軍事予算増大。パロディめいているけど中身は深刻。
潤々 借り物の傘はいざというとき役に立つのだろうか。
その傘だけに頼りきっていていいのだろうか。
某国の愚行を目の当たりにして、えも言われぬ不安が肌にまとわりついて離れない。
そんな中暑くて長い夏がやってきた。あの時と同じような暑い夏。
優美子 お題「今どき」 こちらの一句に掴まりました。
有吉佐和子作『ふるあめりかに袖はぬらさじ』でしょうか。
「亀遊」は、死に代えても恋情を貫く切なさ儚さの「ふるあめりか」。
現代版の恋情は、スマホアプリのワンタッチ傘のような軽めの借り物と喩えられた発想にドキッ。いやいや、水玉模様の傘に若いカップルが寄り添う恋人もいる「今どき」も
顕在である。
いずみ 「ふるあめりかに袖はぬらさじ」という有吉佐和子の小説を思い起こす句。
アメリカの防衛の傘に入ってるからと安心していてはいけない、借り物なんですもの。
油断してはいけない、あの八月を忘れてはいけないんですよ。
または、ふるあめりかをfull America =満杯のアメリカと読んでも面白い。
時事吟を小粋に表現しているところに惹かれた。

他にどんな「今どき」があったのかは、カモミール7号でどうぞ。
今年の夏に発行予定です。
お楽しみに!

 

ネコ達にいきます。
今年の年賀状に使った画像からです。


ぱんだ。
娘がクリスマスプレゼントに買ってあげた、
「ネコをダメにするソファ」に、すっぽりくるまっています。
色がな~こに似ているので、な~この写真を置きました。
ひなたぼっこのふたりが微笑ましい。

さばみ。
じろの写真にそばにいます。
なかよしさんだったものね。
毎晩、じろと一緒だったディナータイムは今も欠かしません。
最近は、ぱんだがお付き合いしてくれます。

 


ありす。
最近は、少しおとなしくなったけれど、体重が一番重いんです。
年配ネコ達のご飯をつまみ食いするので、油断できません。
ななっぽいネコのぬいぐるみを枕に、どんな夢をみているんでしょうね。


今日の美味しいもの。
実は、去年の年末に親戚の方がお亡くなりになり、
家人がどうしてもお通夜とお葬式に参列できなくて、
1月4日のお通夜と5日のお葬式に、私が代理で行ってきました。

 

お通夜のお弁当。
通常なら会食のところ、コロナ禍なのでお弁当の持ち帰りとなりました。


お葬式後の初七日の法要膳。
この時はホテルで会食でしたが、持ち帰りできるように、
折詰スタイルでした。
市内のPホテルのお料理は、やはり美味しかったです。

本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

名古屋とロンドンとパリとアメリカと


いよいよ今年も残りわずか。
いろんなことがありましたが、それでも何とか年を越えそうで
諸々に感謝です。

さて、タイトル、大変遅くなりましたが11月末に名古屋に行ってまいりました。
「なかはられいこ『くちびるにウエハース』批評会」に参加!でした。
久しぶりの遠出、そしてお会いできたたくさんの方々との時間をしみじみと思い出しながら、本当に行ってよかったです。
今回は守田啓子さんも一緒でした。
何しろ来年は70歳になります。
一緒に行ってくれる人がいて心強かったです。
啓子さん、お世話になりました。

 

批評会はとても刺激に満ちたものでした。
短歌の歌集の批評会は時々あるようですが、
川柳の句集は出版パーティーくらいで、批評会と銘打つものはなかった気がします。
その画期的なことを、ねじまき句会が実行してくれたことは川柳界ではとても大きなことです。
パネラーは樋口由紀子さん、平岡直子さん、暮田真名さん、MCは荻原裕幸さんという豪華メンバーでした。
参加者は、北海道から浪越靖政さん、落合魯忠さん、
カモミールネット句会のメンバーの四ツ屋いずみさん、河野潤々さんがいらしていました!
夏におかじょうきでお会いして、また名古屋でもお会いできたのはすごく嬉しかったです。
東京からの飯島章友さん、仙台からは広瀬ちえみさんや短歌や俳句を書いている方の参加も多かったです。
特にZ世代と呼ばれる年代で川柳を書いている人に、ここで初めてお会いしました。
会場いっぱいの人の熱気がともかくすごくて、立ち会えたことに感動しっぱなしでした。
川柳人口は確かに激減しているけれど、それでも熱心に活動している若い人もいることは今後の大きな力になるのではないでしょうか。


懇親会の一コマ。
お隣の席は岡谷樹さん。コロキウムのことなど話ができて嬉しかったです。
米山明日歌さんと安藤なみさんは、来年のおかじょうきにいらしてくれるそうです。
久しぶりの大勢での会食は心が躍りました。
もちろん感染対策はきちんとしていましたよ。
それにしても乾杯のビールを前にして、長々とスピーチ(だけではないけれど)をするのは酷というもの。
年長者として、私もそういうことのないようにしなければと改めて思ったものでした。

二次会の一コマ。
短歌の聖地「平和園」にて。
実は私と啓子さんは、名古屋入りした日の夕食をここで食べました。
小奈生さんにここのことを教えてもらっていたのでした。
ちなみにホテルも小奈生さんおすすめのところにしたら、すごくいいホテルでしたよ。
ちょうど全国旅行支援の補助もあってラッキー!
小奈生さん、ありがとうございました。

時系列が前後しますが、名古屋入りした日の最初の観光は「愛知県美術館」でした。
お目当てのクリムトは残念ながら展示されていませんでしたが、
クレー、ピカソロートレック東郷青児など、沢山の名画を見ることができました。

そして、帰りの日は名古屋城へ。

復元されたという本丸御殿の中のなんと煌びやかなこと。

尾張藩の底力を見せつけられました。
今回は、大会などではなかったので観光も十分楽しめました。

そして新型コロナに感染することもなかったことも大きな励みになりました。
来年もどこかへ行きたいなと今からワクワクしています。

ねじまき句会の皆様、素晴らしい会を開催くださいまして、
本当にありがとうございました。
また、お会いできるのを楽しみにしています。
れいこさん、皆様、お疲れ様でした!

 


ということで、カモミール句会のご報告。
10月は八戸市歩行者天国がありまして、その吟行でした。
天気にも恵まれて、ワイワイと句会を楽しみました。

句会場はブックセンターの読書ルーム。
こじんまりとしていて落ち着いたいい感じの部屋です。

以下に各自の作品です。

ラストパフォーマンスここもここも閉店   潤子
捨印を押したよお菓子もらえたよ  守田啓子
空の青待ってる父とアスファルト  川守田秋男
 ホコ天じゃがじゃが秋が天から降りてくる   細川静
ハロウインのとんがり帽子徴兵令  滋野さち
コスプレのおじちゃん「アイーン」じゃないか!  笹田かなえ

11月は新型コロナが感染拡大しつつあるので、
ネットと手紙でのやりとりとなりました。
お題は「酒」潤子さんの出題。

雪だね という音で抜く瓶ビール  潤子
もう親のいないべっこう色の梅酒  守田啓子
この酒が好きで他人でいられない  川守田秋男
酒が因(もと)で逝った男や秋夕焼   細川静
悪人と要人の違い発泡酒  滋野さち
なみなみと甘酒 悪いのは彼奴  笹田かなえ


では、ネコたちにいきます。

ぱんだ。
じろとな~この写真の前がぱんだのベッドのひとつ。
「じろくん、な~こくん、さあ寝るぞ」とボスの貫禄。

さばみ。
さばみは吐くことが多いネコでしたが、
この間たまたま見たネットの書き込みで、アレルギーのネコの記事を読んで、
さばみのご飯をグレインフリーにしたら、吐かなくなりました。
もっと早く気がついてあげればよかった。
ごめんね、さばちゃん。

ありす。
カメラを向けたらちょっと緊張した感じです。
スマホだとそんなことないのだけど。
怖いもの知らずのありすにも苦手なものがあったのね。

今日の美味しいもの。
名古屋で食べたご飯と青森の美味しいものをどうぞ!

11月26日の夕食に食べた名古屋の平和園の餃子とチャーハン。

11月27日の懇親会のお食事。

 

11月28日の朝食に食べた味噌カツどん。

11月28日の昼食のひつまぶし。

11月28日の夕食のステーキ弁当。
名古屋から帰八した夜は、駅前のホテルに一泊しました。
この夕食、全国旅行支援の賜物の御馳走なんだけど、
家に帰って2,3日はさすがに梅干しと味噌汁を基本のご飯にしたのでした。

とりあえず検査キットの結果はOKでした。

 

先日、三沢の友達のお誘いでホッキ丼を食べてきました。
柔らかくて甘くておいしかったです。
そして、その友達の伝手で三沢基地でお買い物をしてきました。
基地に入るときは両手人差し指の指紋と、顔写真を撮るのです。
久しぶりに緊張しました。
でも、PXは珍しいものがたくさんで楽しい時間でした。

そのお買い物の一部です。
アカちゃん、ありがとうございました!

 

追記

私の町には映画館が一館しかありません。
そしてそこは1月5日に閉館が決まりました。
先日、そこで「ミセス・ハリス、パリへ行く」という映画を観てきました。
ロンドンに住む、戦争未亡人である主人公は
家政婦をしながら生計を立てているのですが、
仕事先でディオールのドレスを見て「私もディオールのドレスが着たい」と、
一所懸命貯金して、パリへ行くのです。
楽しい映画でした。
主人公に感情移入したせいでしょうか、ロンドンの街並みやパリのエッフェル塔
凱旋門がすごく身近に感じられました。
印象に残ったセリフに「哲学ではなく、キスでしょう」(ちょっとあやふやだけど)というのがありました。
お互いに憎からず思いあう男女が、サルトル実存主義を言い合う場面の時です。
私もそんな言葉を言ってみたいものだと、つくづく感じ入りました。


皆様、この一年は大変お世話になりました。
どうぞ、良いお年を!