12月っ!

 

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12月になっています!
いやはや、いくらのんびり屋でもひどいだろう!って
お怒りの声が聞こえそうなくらいにブログをさぼっていました。
ごめんなさい。
今日は張り切って色々書かせていただきますね。

まずは、誌上大会のお知らせ
芳山さんがまたまたやってくれます。


「第4回水の都まつえ川柳大会」

 

※男女4人、合計8名の『自由吟』の共選です。

兼 題 【 自 由 吟 】 2句詠( 8名による共選 )

選  者

  奈 良 一 艘 ( 青 森 )    井 上 一 筒 ( 大 阪 )

  くんじろう ( 大 阪 )     新 家 完 司 ( 鳥 取 )

  笹 田 かなえ ( 青 森 )   米 山 明日歌 ( 静 岡 )

  八 上 桐 子 ( 兵 庫 )   樋 口 由紀子 ( 兵 庫 )

 

〆切・・・2021年 1月31日です (当日消印有効)厳守

    

参加費 … 一口 1、000円(切手不可・小為替等で)/ 大会誌呈
•一人、何口でも参加可能です。

投句用紙 … 投句用紙をご使用ください。(コピー可)

投句先 … 〒690-0001 松江市東朝日町206-7石 橋 芳 山 迄

TEL 090-2003-5846

賞  … 1句のポイント制として、上位10位までに賞品を設けます。


コロナ禍でいろんなところで誌上大会が行われていますが、
こちらの大会も筋金入りの面白さです。
私も選者をさせていただきますが。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

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ということで最初の画像ですが。
青森もすっかり冬で、今日はどんよりした空。
で、以前に写していた9月の空を引っ張り出してきました。
実家に行った時に弟に連れて行ってもらった場所です。
この船は「みちのく丸」と言って、江戸時代から明治時代にかけて
日本海海運の主力となった廻船、大阪から瀬戸内海、日本海岸を経て蝦夷
に至る日本海航路で活躍した北前船です。
もちろん復元したもの。
私の実家の近くが北前船の寄港地だったの。
空と海と船が雄大で、ウダウダした気分をすっきりさせてくれました。

そしてその近くにある「常夜灯」。
この常夜灯は国内でもとっても古い部類に入るそうです。
いつか皆様も機会がありましたら、是非お立ち寄りください。

さて、カモミールでは無事に8月、9月、10月、11月と句会を開くことができました。

今日は8、9、10月分を書かせていただきます。

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8月の席題はさちさんからの出題。
青森県近代文学館で何かの記念の配られた風呂敷だそうです。
青森県出身の作家の名前が印刷されています。
皆さんは何人わかります?
残念ながら川柳作家いません(笑)
宿題は「海」。
みんなの作品です。

 海底を掘り起こしては 凪いでいる        潤子
 凌霄花ぼたり寺山・太宰ぼたり       守田啓子
 詐取の深淵朝顔にある海の青          細川静
 陽コあだね村のソーシャルディスタンス   滋野さち
 夏が逝く緋色まみれの昼下がり       笹田かなえ

 

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9月のカモミール
この日の席題は啓子さんからの出題で布製のししゅうしてある袋物。
で、みんなの作品ですが、宿題の「茄子」の方にいい作品があったようです。
9月から、1人、会員が増えました。
夢路さんです。
短歌を長くやってこられたそうです。
川柳に興味を持って参加しようと思ったそうです。

黄緑は白に囲まれ耐え忍ぶ                 夢路
茄子の花何にも知らず嫁に来たっけ         潤子
茄子漬けのキュッ父もいた母もいた         守田啓子
ちぎれ雲の凡庸 白茄子の反乱             細川静
茄子っぽいじいさんがいる昼のバス         滋野さち
制服の茄子紺 棘は棘として               笹田かなえ

 

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10月のカモミール
この日の席題はさちさんお手製のクラフトテープで作ったランドセル。
さちさん、器用だよね。
すごくちっちゃくて可愛いかったです。
宿題は「読む」でした。

亡き母の日記のロシア兵の銃     夢路
空気読むシャープフラットアルデンテ 潤子
ふたを開ければ食べかけのコッペパン 守田啓子
鵲来る誰も拾わぬストラップ     細川静
俯瞰的・総合的に鼻毛読む     滋野さち
雪虫の雪読む頃にさしかかる     笹田かなえ


では、ネコ達に行きます。
その前にちょっとだけ「鬼滅の刃」のことを書かせてください。
私は最初はあまり「鬼滅の刃」の事は知りませんでした。
今年の3月頃にマスク不足が騒がれて、何気なく手芸品売り場に寄った時に
変った柄の布地があって、そばに男の子とお母さんらしき人が
「キメツガラにする?」「タンジロウ!」なんて話し合っていたんです。
その時は少年漫画の類にしか感じていませんでした。
でも10月の中頃買い物ついでに本屋さんに寄ったら、
もう「鬼滅の刃」コーナーが大盛り上がり。
ちょっと古風な恰好をした小学校3、4年位の男の子がいて、
「かっこいいねぇ、誰なの?」っておばさんぶりを発揮して話しかけたら
「冨岡義勇!」ってすごく得意そうにポーズを取ったんです。
ハロウィンには少し早かったけれど、もしコロナ禍でなかったら、
今年のハロウィンは鬼滅の刃のコスプレの子供たちでいっぱいだったろうなと思いました。
ちょうど「無限列車編」の映画の上映が始まったあたりだったかな。
颯爽とした少年のうしろ姿を見ながら、こんなに子供を笑顔にするマンガってどういうのだろうと興味を持ったので、とりあえずノベライズと1巻だけ買ってみたのです。
で、マンガは嫌いでは無い私のことです。
続きが気になって次々と買う羽目になりました。
はい、もちろん23巻も手に入れました。
ついでに全面広告の載った新聞も手に入る範囲で3紙ほど(笑)。

ということで、我が家のネコのかまぼこ隊にいきます。

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しっかりもののぱんだはやっぱり炭治郎。
ぱんだの呼吸 あくびの型 「さあ、ご飯の時間だ」。

最近は真夜中に「ごはーん!」と甲高く呼びます。

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かかりつけの動物病院のスタッフさんにデレデレのじろ。

じろは善逸キャラだな。
じろの呼吸 行倒れの型 「撫でれ」。

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な~こはいつ如何なる時でも窓を開けさせて外を見るのが大好き。
な~このおかげで我が家の換気は万全です(笑)

窓に向かって突き進むさまは伊之助に違いない!
な~この呼吸 ずんずんの型 「窓を開けろ」。

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さばみはカナヲさんタイプ。
引っ込み思案だけど、芯はしっかりしています。
さばみの呼吸 引っ込み思案の型 「… …」

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禰豆子のありす。
すばしっこいのなんのって。
もう爆血!

走り回るときは「ぴゃー」って、まだまだ仔猫。

まだ映画は観ていないけれど、煉獄さんの最期は
戦争で亡くなった青年たちにも重なって、
とてもとても切ないです。

 

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今日の美味しいもの。
秋に食べた果物たち。
一番下の列、左側の端っこは黄色いプラム。
酸味と甘みが絶妙で、とても美味しかったです。

プラムとアプリコットの違いはあるけれど、

この黄色は煉獄さんを思わせます。

そういえば、室生犀星に「あんずの詩」って詩がありましたね。

あんずよ
花着け
地ぞ早やに輝け
あんずよ花着け
あんずよ燃えよ
ああ あんずよ花着け

 

 

*今年、たくさんの皆様からたくさんの句集と川柳誌をいただきました。

本当にありがとうございました。

時はかかりますが、すこしずつここで紹介させていただきたいと思っております。

コロナ禍のなか、皆様の御作品を読ませていただいている時間は、

まさに「干天の慈雨」でした。