名古屋とロンドンとパリとアメリカと


いよいよ今年も残りわずか。
いろんなことがありましたが、それでも何とか年を越えそうで
諸々に感謝です。

さて、タイトル、大変遅くなりましたが11月末に名古屋に行ってまいりました。
「なかはられいこ『くちびるにウエハース』批評会」に参加!でした。
久しぶりの遠出、そしてお会いできたたくさんの方々との時間をしみじみと思い出しながら、本当に行ってよかったです。
今回は守田啓子さんも一緒でした。
何しろ来年は70歳になります。
一緒に行ってくれる人がいて心強かったです。
啓子さん、お世話になりました。

 

批評会はとても刺激に満ちたものでした。
短歌の歌集の批評会は時々あるようですが、
川柳の句集は出版パーティーくらいで、批評会と銘打つものはなかった気がします。
その画期的なことを、ねじまき句会が実行してくれたことは川柳界ではとても大きなことです。
パネラーは樋口由紀子さん、平岡直子さん、暮田真名さん、MCは荻原裕幸さんという豪華メンバーでした。
参加者は、北海道から浪越靖政さん、落合魯忠さん、
カモミールネット句会のメンバーの四ツ屋いずみさん、河野潤々さんがいらしていました!
夏におかじょうきでお会いして、また名古屋でもお会いできたのはすごく嬉しかったです。
東京からの飯島章友さん、仙台からは広瀬ちえみさんや短歌や俳句を書いている方の参加も多かったです。
特にZ世代と呼ばれる年代で川柳を書いている人に、ここで初めてお会いしました。
会場いっぱいの人の熱気がともかくすごくて、立ち会えたことに感動しっぱなしでした。
川柳人口は確かに激減しているけれど、それでも熱心に活動している若い人もいることは今後の大きな力になるのではないでしょうか。


懇親会の一コマ。
お隣の席は岡谷樹さん。コロキウムのことなど話ができて嬉しかったです。
米山明日歌さんと安藤なみさんは、来年のおかじょうきにいらしてくれるそうです。
久しぶりの大勢での会食は心が躍りました。
もちろん感染対策はきちんとしていましたよ。
それにしても乾杯のビールを前にして、長々とスピーチ(だけではないけれど)をするのは酷というもの。
年長者として、私もそういうことのないようにしなければと改めて思ったものでした。

二次会の一コマ。
短歌の聖地「平和園」にて。
実は私と啓子さんは、名古屋入りした日の夕食をここで食べました。
小奈生さんにここのことを教えてもらっていたのでした。
ちなみにホテルも小奈生さんおすすめのところにしたら、すごくいいホテルでしたよ。
ちょうど全国旅行支援の補助もあってラッキー!
小奈生さん、ありがとうございました。

時系列が前後しますが、名古屋入りした日の最初の観光は「愛知県美術館」でした。
お目当てのクリムトは残念ながら展示されていませんでしたが、
クレー、ピカソロートレック東郷青児など、沢山の名画を見ることができました。

そして、帰りの日は名古屋城へ。

復元されたという本丸御殿の中のなんと煌びやかなこと。

尾張藩の底力を見せつけられました。
今回は、大会などではなかったので観光も十分楽しめました。

そして新型コロナに感染することもなかったことも大きな励みになりました。
来年もどこかへ行きたいなと今からワクワクしています。

ねじまき句会の皆様、素晴らしい会を開催くださいまして、
本当にありがとうございました。
また、お会いできるのを楽しみにしています。
れいこさん、皆様、お疲れ様でした!

 


ということで、カモミール句会のご報告。
10月は八戸市歩行者天国がありまして、その吟行でした。
天気にも恵まれて、ワイワイと句会を楽しみました。

句会場はブックセンターの読書ルーム。
こじんまりとしていて落ち着いたいい感じの部屋です。

以下に各自の作品です。

ラストパフォーマンスここもここも閉店   潤子
捨印を押したよお菓子もらえたよ  守田啓子
空の青待ってる父とアスファルト  川守田秋男
 ホコ天じゃがじゃが秋が天から降りてくる   細川静
ハロウインのとんがり帽子徴兵令  滋野さち
コスプレのおじちゃん「アイーン」じゃないか!  笹田かなえ

11月は新型コロナが感染拡大しつつあるので、
ネットと手紙でのやりとりとなりました。
お題は「酒」潤子さんの出題。

雪だね という音で抜く瓶ビール  潤子
もう親のいないべっこう色の梅酒  守田啓子
この酒が好きで他人でいられない  川守田秋男
酒が因(もと)で逝った男や秋夕焼   細川静
悪人と要人の違い発泡酒  滋野さち
なみなみと甘酒 悪いのは彼奴  笹田かなえ


では、ネコたちにいきます。

ぱんだ。
じろとな~この写真の前がぱんだのベッドのひとつ。
「じろくん、な~こくん、さあ寝るぞ」とボスの貫禄。

さばみ。
さばみは吐くことが多いネコでしたが、
この間たまたま見たネットの書き込みで、アレルギーのネコの記事を読んで、
さばみのご飯をグレインフリーにしたら、吐かなくなりました。
もっと早く気がついてあげればよかった。
ごめんね、さばちゃん。

ありす。
カメラを向けたらちょっと緊張した感じです。
スマホだとそんなことないのだけど。
怖いもの知らずのありすにも苦手なものがあったのね。

今日の美味しいもの。
名古屋で食べたご飯と青森の美味しいものをどうぞ!

11月26日の夕食に食べた名古屋の平和園の餃子とチャーハン。

11月27日の懇親会のお食事。

 

11月28日の朝食に食べた味噌カツどん。

11月28日の昼食のひつまぶし。

11月28日の夕食のステーキ弁当。
名古屋から帰八した夜は、駅前のホテルに一泊しました。
この夕食、全国旅行支援の賜物の御馳走なんだけど、
家に帰って2,3日はさすがに梅干しと味噌汁を基本のご飯にしたのでした。

とりあえず検査キットの結果はOKでした。

 

先日、三沢の友達のお誘いでホッキ丼を食べてきました。
柔らかくて甘くておいしかったです。
そして、その友達の伝手で三沢基地でお買い物をしてきました。
基地に入るときは両手人差し指の指紋と、顔写真を撮るのです。
久しぶりに緊張しました。
でも、PXは珍しいものがたくさんで楽しい時間でした。

そのお買い物の一部です。
アカちゃん、ありがとうございました!

 

追記

私の町には映画館が一館しかありません。
そしてそこは1月5日に閉館が決まりました。
先日、そこで「ミセス・ハリス、パリへ行く」という映画を観てきました。
ロンドンに住む、戦争未亡人である主人公は
家政婦をしながら生計を立てているのですが、
仕事先でディオールのドレスを見て「私もディオールのドレスが着たい」と、
一所懸命貯金して、パリへ行くのです。
楽しい映画でした。
主人公に感情移入したせいでしょうか、ロンドンの街並みやパリのエッフェル塔
凱旋門がすごく身近に感じられました。
印象に残ったセリフに「哲学ではなく、キスでしょう」(ちょっとあやふやだけど)というのがありました。
お互いに憎からず思いあう男女が、サルトル実存主義を言い合う場面の時です。
私もそんな言葉を言ってみたいものだと、つくづく感じ入りました。


皆様、この一年は大変お世話になりました。
どうぞ、良いお年を!