大寒です。

大寒です。
寒いです。
来週からの記録的な寒波襲来が怖いです。
皆様、どうかくれぐれもお気をつけてお過ごしください。
最初の画像は、寒い日の夕方の空です。
雪が降りだしそうな雲がうっすらピンクです。
空が痛いと言っているようで、見ているとヒリヒリしてきます。

 


ブックセンターにおいてもらっているカモミール誌達。
どれくらい売れたかな。
まもなく、引き上げる予定です。

川柳カモミール誌では、カモミールネット句会が評判です。
次に、去年の夏に行われた第5回カモミールネット句会の一部を紹介させていただきます。
お題は「今どき」、出題は河野潤々さんです。

ふるあめりかの傘は借り物夏は来ぬ  かなえ(達毘古/旅男/さち/潤々/優美子/いずみ)
達毘古 「ふるあめりか」は、黒い雨のこと。
今はお友達なので、アメリカではなく、あめりかになっています。
「傘は借り物」は、核の傘ですが、「借り物」なので当てにしていない?
「夏は来ぬ」は唱歌の題名でもあります。日本の原風景を詠んだ歌詞。
この風景は黒い雨で一度駄目になったし、戦後の経済成長等で消えました。
あの夏の黒い雨、ウクライナの状況、そして不穏な日本の近未来・・・。
また「夏は来ぬ」。ひらがなや文語、唱歌の意味も掛け合わせて重層的で深みのある句。リスペクト句です。
旅男 あめのwですね。傘に入れてもらうと肩が濡れるんですよね。
持ってる人はセンターで濡れない。そもそも始まりは夏でした。
今年もまた暑い熱い。
さち  日本がアメリカから借りる核の傘ウクライナは武器。
チャンスとばかりに軍事予算増大。パロディめいているけど中身は深刻。
潤々 借り物の傘はいざというとき役に立つのだろうか。
その傘だけに頼りきっていていいのだろうか。
某国の愚行を目の当たりにして、えも言われぬ不安が肌にまとわりついて離れない。
そんな中暑くて長い夏がやってきた。あの時と同じような暑い夏。
優美子 お題「今どき」 こちらの一句に掴まりました。
有吉佐和子作『ふるあめりかに袖はぬらさじ』でしょうか。
「亀遊」は、死に代えても恋情を貫く切なさ儚さの「ふるあめりか」。
現代版の恋情は、スマホアプリのワンタッチ傘のような軽めの借り物と喩えられた発想にドキッ。いやいや、水玉模様の傘に若いカップルが寄り添う恋人もいる「今どき」も
顕在である。
いずみ 「ふるあめりかに袖はぬらさじ」という有吉佐和子の小説を思い起こす句。
アメリカの防衛の傘に入ってるからと安心していてはいけない、借り物なんですもの。
油断してはいけない、あの八月を忘れてはいけないんですよ。
または、ふるあめりかをfull America =満杯のアメリカと読んでも面白い。
時事吟を小粋に表現しているところに惹かれた。

他にどんな「今どき」があったのかは、カモミール7号でどうぞ。
今年の夏に発行予定です。
お楽しみに!

 

ネコ達にいきます。
今年の年賀状に使った画像からです。


ぱんだ。
娘がクリスマスプレゼントに買ってあげた、
「ネコをダメにするソファ」に、すっぽりくるまっています。
色がな~こに似ているので、な~この写真を置きました。
ひなたぼっこのふたりが微笑ましい。

さばみ。
じろの写真にそばにいます。
なかよしさんだったものね。
毎晩、じろと一緒だったディナータイムは今も欠かしません。
最近は、ぱんだがお付き合いしてくれます。

 


ありす。
最近は、少しおとなしくなったけれど、体重が一番重いんです。
年配ネコ達のご飯をつまみ食いするので、油断できません。
ななっぽいネコのぬいぐるみを枕に、どんな夢をみているんでしょうね。


今日の美味しいもの。
実は、去年の年末に親戚の方がお亡くなりになり、
家人がどうしてもお通夜とお葬式に参列できなくて、
1月4日のお通夜と5日のお葬式に、私が代理で行ってきました。

 

お通夜のお弁当。
通常なら会食のところ、コロナ禍なのでお弁当の持ち帰りとなりました。


お葬式後の初七日の法要膳。
この時はホテルで会食でしたが、持ち帰りできるように、
折詰スタイルでした。
市内のPホテルのお料理は、やはり美味しかったです。

本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

名古屋とロンドンとパリとアメリカと


いよいよ今年も残りわずか。
いろんなことがありましたが、それでも何とか年を越えそうで
諸々に感謝です。

さて、タイトル、大変遅くなりましたが11月末に名古屋に行ってまいりました。
「なかはられいこ『くちびるにウエハース』批評会」に参加!でした。
久しぶりの遠出、そしてお会いできたたくさんの方々との時間をしみじみと思い出しながら、本当に行ってよかったです。
今回は守田啓子さんも一緒でした。
何しろ来年は70歳になります。
一緒に行ってくれる人がいて心強かったです。
啓子さん、お世話になりました。

 

批評会はとても刺激に満ちたものでした。
短歌の歌集の批評会は時々あるようですが、
川柳の句集は出版パーティーくらいで、批評会と銘打つものはなかった気がします。
その画期的なことを、ねじまき句会が実行してくれたことは川柳界ではとても大きなことです。
パネラーは樋口由紀子さん、平岡直子さん、暮田真名さん、MCは荻原裕幸さんという豪華メンバーでした。
参加者は、北海道から浪越靖政さん、落合魯忠さん、
カモミールネット句会のメンバーの四ツ屋いずみさん、河野潤々さんがいらしていました!
夏におかじょうきでお会いして、また名古屋でもお会いできたのはすごく嬉しかったです。
東京からの飯島章友さん、仙台からは広瀬ちえみさんや短歌や俳句を書いている方の参加も多かったです。
特にZ世代と呼ばれる年代で川柳を書いている人に、ここで初めてお会いしました。
会場いっぱいの人の熱気がともかくすごくて、立ち会えたことに感動しっぱなしでした。
川柳人口は確かに激減しているけれど、それでも熱心に活動している若い人もいることは今後の大きな力になるのではないでしょうか。


懇親会の一コマ。
お隣の席は岡谷樹さん。コロキウムのことなど話ができて嬉しかったです。
米山明日歌さんと安藤なみさんは、来年のおかじょうきにいらしてくれるそうです。
久しぶりの大勢での会食は心が躍りました。
もちろん感染対策はきちんとしていましたよ。
それにしても乾杯のビールを前にして、長々とスピーチ(だけではないけれど)をするのは酷というもの。
年長者として、私もそういうことのないようにしなければと改めて思ったものでした。

二次会の一コマ。
短歌の聖地「平和園」にて。
実は私と啓子さんは、名古屋入りした日の夕食をここで食べました。
小奈生さんにここのことを教えてもらっていたのでした。
ちなみにホテルも小奈生さんおすすめのところにしたら、すごくいいホテルでしたよ。
ちょうど全国旅行支援の補助もあってラッキー!
小奈生さん、ありがとうございました。

時系列が前後しますが、名古屋入りした日の最初の観光は「愛知県美術館」でした。
お目当てのクリムトは残念ながら展示されていませんでしたが、
クレー、ピカソロートレック東郷青児など、沢山の名画を見ることができました。

そして、帰りの日は名古屋城へ。

復元されたという本丸御殿の中のなんと煌びやかなこと。

尾張藩の底力を見せつけられました。
今回は、大会などではなかったので観光も十分楽しめました。

そして新型コロナに感染することもなかったことも大きな励みになりました。
来年もどこかへ行きたいなと今からワクワクしています。

ねじまき句会の皆様、素晴らしい会を開催くださいまして、
本当にありがとうございました。
また、お会いできるのを楽しみにしています。
れいこさん、皆様、お疲れ様でした!

 


ということで、カモミール句会のご報告。
10月は八戸市歩行者天国がありまして、その吟行でした。
天気にも恵まれて、ワイワイと句会を楽しみました。

句会場はブックセンターの読書ルーム。
こじんまりとしていて落ち着いたいい感じの部屋です。

以下に各自の作品です。

ラストパフォーマンスここもここも閉店   潤子
捨印を押したよお菓子もらえたよ  守田啓子
空の青待ってる父とアスファルト  川守田秋男
 ホコ天じゃがじゃが秋が天から降りてくる   細川静
ハロウインのとんがり帽子徴兵令  滋野さち
コスプレのおじちゃん「アイーン」じゃないか!  笹田かなえ

11月は新型コロナが感染拡大しつつあるので、
ネットと手紙でのやりとりとなりました。
お題は「酒」潤子さんの出題。

雪だね という音で抜く瓶ビール  潤子
もう親のいないべっこう色の梅酒  守田啓子
この酒が好きで他人でいられない  川守田秋男
酒が因(もと)で逝った男や秋夕焼   細川静
悪人と要人の違い発泡酒  滋野さち
なみなみと甘酒 悪いのは彼奴  笹田かなえ


では、ネコたちにいきます。

ぱんだ。
じろとな~この写真の前がぱんだのベッドのひとつ。
「じろくん、な~こくん、さあ寝るぞ」とボスの貫禄。

さばみ。
さばみは吐くことが多いネコでしたが、
この間たまたま見たネットの書き込みで、アレルギーのネコの記事を読んで、
さばみのご飯をグレインフリーにしたら、吐かなくなりました。
もっと早く気がついてあげればよかった。
ごめんね、さばちゃん。

ありす。
カメラを向けたらちょっと緊張した感じです。
スマホだとそんなことないのだけど。
怖いもの知らずのありすにも苦手なものがあったのね。

今日の美味しいもの。
名古屋で食べたご飯と青森の美味しいものをどうぞ!

11月26日の夕食に食べた名古屋の平和園の餃子とチャーハン。

11月27日の懇親会のお食事。

 

11月28日の朝食に食べた味噌カツどん。

11月28日の昼食のひつまぶし。

11月28日の夕食のステーキ弁当。
名古屋から帰八した夜は、駅前のホテルに一泊しました。
この夕食、全国旅行支援の賜物の御馳走なんだけど、
家に帰って2,3日はさすがに梅干しと味噌汁を基本のご飯にしたのでした。

とりあえず検査キットの結果はOKでした。

 

先日、三沢の友達のお誘いでホッキ丼を食べてきました。
柔らかくて甘くておいしかったです。
そして、その友達の伝手で三沢基地でお買い物をしてきました。
基地に入るときは両手人差し指の指紋と、顔写真を撮るのです。
久しぶりに緊張しました。
でも、PXは珍しいものがたくさんで楽しい時間でした。

そのお買い物の一部です。
アカちゃん、ありがとうございました!

 

追記

私の町には映画館が一館しかありません。
そしてそこは1月5日に閉館が決まりました。
先日、そこで「ミセス・ハリス、パリへ行く」という映画を観てきました。
ロンドンに住む、戦争未亡人である主人公は
家政婦をしながら生計を立てているのですが、
仕事先でディオールのドレスを見て「私もディオールのドレスが着たい」と、
一所懸命貯金して、パリへ行くのです。
楽しい映画でした。
主人公に感情移入したせいでしょうか、ロンドンの街並みやパリのエッフェル塔
凱旋門がすごく身近に感じられました。
印象に残ったセリフに「哲学ではなく、キスでしょう」(ちょっとあやふやだけど)というのがありました。
お互いに憎からず思いあう男女が、サルトル実存主義を言い合う場面の時です。
私もそんな言葉を言ってみたいものだと、つくづく感じ入りました。


皆様、この一年は大変お世話になりました。
どうぞ、良いお年を!

 

 

 

カモミール6号


秋もいよいよ深まり、こちらはもうストーブが欠かせません。
皆様には、お変わりなくお過ごしのことと思います。
さて、ご連絡が大変おそくなりましたが、
カモミール6号、無事に発行できました。
会員6名の作品と、一句評には青森県内でご活躍の
島鉄男さん、短歌の兼平あゆみさんにお願いいたしました。
「一句のスゝメ」には、藤田めぐみさん、旅男さん、北山まみどりさん、太田久さんからご執筆いただきました。
カモミールネット句会も大好評で、
皆様から「楽しかった」のお声をたくさんいただいております。
メール、お手紙のお励まし、本当にありがとうございました。
今回のカモミールネット句会は「夏の飲み物・食べ物いっさい(好き嫌いに関係なく)」と「冬においしいもの」の二回分を掲載しております。
また、会員の川守田秋男さんが句集「久遠」を上梓しましたので、

そのご紹介もあります。
ネット句会会員の達毘古改め金瀬達雄さんからも、昨今のネット句会事情も書いてもらいました。
年に一度のささやかな句会報ですが、無事に発行できてホッとしました。
今回もあざみエージェントの冨上朝世さんに、とてもお世話になりました。
朝世さん、いつも本当にありがとうございます。
そしてそして、八戸には「八戸ブックセンター」という
全国的にも珍しい八戸市営の書店があるのですが、
そこに期間限定で3号から6号まで、11月から置いていただくことになりました。
書店で川柳の結社誌を手に取ってもらえるのってすごいと思いませんか!
できることを少しずつ、いろんなことに挑戦していきたいです。
カモミール6号、お読みになりたい方は
以下にショートメールかお電話をください。

090-2998‐7277

定価 税込500円 送料は一冊140円となります。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

ブログをさぼっていた八月の思い出。
ウクライナの名門劇場「キエフ・バレエ」の舞台を観ました。
ダンサー達の研ぎ澄まされた芸術的な舞台は、ただただ圧巻でした。
ウクライナの「今」を背負いながらのパフォーマンスには、
華麗で優美で、またたくましくも切なく、痛みがあって、と言葉にできない感動を
もらったものでした。
戦争が終わって、平和な世界でまたこの舞台を観たいと心から祈るばかりです。

 


九月は青森市で開催された「青森県川柳大会」に参加しました。
去年も一昨年も東奥日報新聞の紙上大会でしたが、
今年はリアル大会で、懐かしい友達にも会えて本当に嬉しかったです。

そして、カモミールでも久々のリアル句会。
それも吟行しました!
場所は八戸市内で一番古い「龗神社」という神社です。
「龗神社」の起源は九〇〇年以上も前らしく、義経北方伝説にも関りがあるそうです。
画像は、畏れ多くもご神体の前で権禰宜さんに映してもらいました。

久々の句会、おしゃべりのはずむことはずむこと。

 

各自の作品です。

龗神社吟行

秋の日を少ぅし蛇行させてある  潤子

二百年前の手鏡だった 空  守田啓子

神という名前は風に訊きました  川守田秋男

龗に神降り八戸の地はじまる  細川静

Tシャツの禰宜や大吉のみくじ  滋野さち

ご神木うわさ話の通りゃんせ  笹田かなえ

 


では、ネコたちにいきます。


ありす。
プリンタの上でくつろいでいます。
この顔とこのポーズ、ほんとじろにそっくり。
いつの間に、じろから伝授されたんだろ。


風除室のぱんだ(上の段)とさばみ(下段の椅子の上)。
去年の夏ごろまでは、じろとぱんだといた場所にいるさばみ。
ぱんだはまるで見守っているかのよう。
さばみのいる場所は、な~こもまた大好きな場所でした。
ひなたぼっこのお日様の光を受けて、きらきら輝いていた
な~この金色の毛並み、本当に懐かしい。
去年までは5にゃんだったのにと、寂しいけれど
「たくさんの幸せをありがとう」って寂しいの代わりに思うことにしています。

 


今日の美味しいもの。
九月に高校時代の友達と、久しぶりの会食。

横浜から来た友達は生ウニ丼。

 

私はお寿司。
久しぶりに、ワサビの利いたお寿司を食べました!

すっごく楽しかったです。

また、会おうね!

七月、あれこれ

七月も,もう下旬。
新型コロナのものすごい感染爆発、八戸市も過去最多が続いています。
そして不安定な空模様。
豪雨もまた油断ができません。
どうか皆様に何事もありませんようにと、お祈り申し上げます。

さて、最初の画像。
川柳のともだちのなかはられいこさんが川柳句集
「くちびるにウエハース」を刊行なさいました。

「散華詩集」(1993年)「脱衣場のアリス」(2001年)に続いての3冊目になります。
れいこさんはあとがきに
「出会って35年になるのに、川柳がナニモノなのかいまだにわからない」と書かれています。
おお、あのれいこさんもそうなのか、ってすごく安心しました。
何をどう書けばいいのか、川柳を書くたびに悩む私にとって、
すごく心強い言葉でした。
「くちびるにウエハース」から、特に心に響いた作品勝手に少しだけ書かせてください。
(解説で「無敵のアリス」を書かれている荻原さんとなるべく被らない作品にしました)

 ちがうから曇り空とも童話とも
 お別れね壜の中身を当てたから
 あけがたの夢に出てきたけむりでしょ
 豆電球が(おやすみ、さくら)ぽっと点く
 ビル、がく、ずれて、ゆくな、ん、てきれ、いき、れ
 ほうふくとつぶやいてみる酢の匂い
 百人の腹筋揺れて冬の原
 魚の腹ゆびで裂くとき岸田森
 サボテンに赤い花咲くそうきたか
 顔だったところにできる水たまり
 あいさつの終わりにちょっとつける雪
 席に着くアタマヲクモノウエニダシ
 はらはらと金輪際が降ってくる
 撫でてやる日本列島きゅーと鳴く
 家々のあかりを編んでゆく仕事

もうこの辺でやめておきます。
もっと読みたいと思われた方は、
発行所 ㈱左右社にお申し込みください。
れいこさんの川柳は、何気ないこと、ものを自分に引き付けて
それ以上でもそれ以下でもないものを提示してくれます。

その情景がくっきり見えるのです。
それはきっと、ぎりぎりまで言葉を選び抜いているからだと思います。
私はいつもフラフラしていて怠け者ですが
れいこさんの川柳によって軌道修正させられるのです。
こころが弱った時に、れいこさんの川柳を読んでいると、
会っておしゃべりしているみたいな安心感をもらいます。
「くちびるにウエハース」、おめでとう!
素敵なたくさんの川柳に心から「ありがとう」です。

 

ネコの話にいきます。

な~こ。
4月に病気になったな~このことのですが、
6月5日の早朝に旅立ってしまいました。
享年14歳。
な~この闘病生活はおよそ一か月半でした。
あっけない思いもしますが、それだけ投薬や通院、点滴と、ストレスのある辛い思いを
しないで済んだのだと、ずっとずっと自分に言い聞かせています。
な~こ、病院が大嫌いだったから…

風除室のてっぺんの棚の上が大好きでした。
ひゅんひゅん駆け上がって、のんびりゆったり辺りを見回していました。

 

この画像はものすごく風の強い日に外を見ている時のもの。
ともかく外を見るのが大好きでした。
雪の日も嵐の日も、窓を開けて外の匂いを嗅いでいたものです。
あどけないような表情が可愛いね、な~こ。

お魚も大好きでした。
特にカツオとマグロ。
他のお魚を買って来た時もこのようにまずはチェック。
まるで食欲がなかったのに、5月27日にカツオの刺身と
焼いたものをみて「みゃーみゃーみゃー」鳴いて、むしゃむしゃ食べたのでした。
でも次の日から、ぱったり水も食べものもほとんど口にしなくなりました。
この日の嬉しそうな声と姿が今でもはっきりと思い浮かびます。
食べられないのに食べたことは、奇跡みたいでした。

な~この毛色は明るいので、顔の表情も実に豊かでした。
娘がおもちゃを見せているときのもの。

 


去年、じろを病院に連れていこうとしたら逃げ回って、
な~こも一緒に隠れていました。

 

今年の5月17日に撮影。
少し具合が良かった時。
でもきっと我慢していたんだろうな。
な~こは2011年に福島県から保護されたネコでした。
詳しいことはよく解りませんが、2011年の秋ごろに
避難準備区域の山の方面で保護されたらしいです。
その時期に入る事のできた避難準備区域を調べてみたら、
楢葉町南相馬市などがありました。
その後、シェルターや一時預かりさんのお家にいて
2015年の1月に娘が譲渡会で出会って、家に来てくれました。

 


な~このこの寝顔がとても好きです。
この写真、私の枕元にじろと一緒においてあります。
おだやかで優しくてちょっとやきもち焼きで甘えんぼのな~こ。
家のこになってくれてありがとう。
もっと一緒にいたかったよ。
そして、もっとたくさんの美味しいもの食べて欲しかったよ。


もしかしたら、じろがな~こを迎えにきたかもしれません。
そっちでななとじろと一緒に一緒に遊んでいるかもね。
うん、トラも一緒に我が家のネコ一家を作っているに違いにありません。
1年もしないうちに2にゃんを亡くすのはやっぱり堪えます。
でも、ぱんだ、さばみ、ありすがいるので、
まだまだ元気でいないとね。

3にゃんにいきます。

ぱんだ。
ぱんだは昼寝時になぜか隣を少し開けています。
誰か来ているのかなって思う時があります。

さばみ。
私をにらんでいませんか?
シャッターチャンスが難しいさばみさん。
ともかくすばしこくて用心深いんです。

 


ありす。
若いネコは無邪気で元気がお仕事。
そういえばじろも最初の頃はこんな感じだったなと。
どちらもハチワレなので、暗いところでみるとちょっと似ています。

今日の美味しいもの。
じろ、な~こ、ぱんだがずっとお世話になっている、かかりつけの動物病院に
持って行ったお菓子。
この町で創業50年以上にもなるお菓子屋さんの
創業以来変わらない味のミルフィーユ。
チョコレートのほろ苦さとクリームの甘さが絶妙です。

追記:今さらですが、川柳は自分の感じたり思ったことやものを
自分の言葉で書くというのを初心者の頃に教わりました。
師との手紙でのやりとりで指導を受けている時に
「それはあなたの言葉ですか」という叱責が、今も私の川柳の根っこにあります。

 

 

 

 

 

川柳ステーション2022

 


7月なのに寒いです。
冷房どころかストーブ点けています。
雨は降ったりやんだり。
大雨の地域の皆様には何事もありませんようにと、祈っております。

最初の画像、行ってきました!
おかじょうき川柳社の「川柳ステーション2022」。
すごく刺激的で楽しい大会でした。
コロナ禍での開催、そして今回はリモートも加えてという、
挑戦的な場でしたが、おかじょうきの皆さんは見事に成し遂げました。
Sinさん(「君」でなく「さん」づけ)の挨拶には緊張と覚悟が見えて、
なんか感動しました。
おかじょうきのスタッフの皆さん、お疲れ様でした。

本当にありがとうございました。

リモートで参加してくださったのは名古屋の「ねじまき句会」の
なかはられいこさん、二村典子さん、瀧村小奈生さんの3人で、
特別選の「祭」の選と合評の様子。

 


スクリーンのれいこさん、小奈生さん、典子さん、かっこよかったよ。
すごく面白かったよ。
三人のそれぞれ違う選句と選評、こういうのが聞きたかったと思っていました。

れいこさんの「誰も特選に採らないだろうな」というのが

印象深かったです。

その時の様子は発表号でどうぞ!


合評が終わった後、ねじまきのみなさんとあっちとこっちでおしゃべりできて、
一緒にいる空気感も味わえて、すごく嬉しかったです。
今でも、思い出すと興奮します(笑)。
良かったよ、すごく。うん!


今回は、北海道から浪越靖政さんが、くんじろうさんに「顔が見たい」と
言わしめた河野潤々さんと四ツ屋いずみさんを連れてきてくださいました。
実はお二人はカモミールネット句会のメンバーでもあります。
藤田めぐみさんも東京から来てくださって、さちさん、啓子さんと
ネット句会のメンバーが結構揃いました。。
初めてお会いしたのに、おしゃべりの弾むこと弾むこと!
浪越さん、潤々さん、いずみさん、めぐみさん、
来てくださって本当にありがとう!

なお特別選「祭」の結果はおかじょうきのHPで発表されています。

http://www.okajoki.com/

「祭」のタイトル、なかなか深いです。
皆様もいい川柳に触れることの喜びをお楽しみください。

 


ということで、5月のカモミールです(今頃5月かいっ!て声は聞こえないふり)。
この日の会場は「はっち」。

静さんが帰ってから写真を撮るのに気が付いたので、残念ながら静さんがいないの。
宿題は「旅、お題は「キャベツ」。

キャベツの中にプーチン 献立変更    潤子
せんべいの耳がはじまりだった旅    守田啓子
毎日が旅と立ち寄る亡母の風    川守田秋男
キャベツを裸にすると湖が見える    細川静
留鳥になったロシアに帰れない    滋野さち
キャベツまっぷたつトーキョーまっぷたつ    笹田かなえ

 



6月のカモミール

 

宿題は「雷」席題は絵葉書です。

この日は長者公民館で。

外の緑が爽やか。


雷蒟蒻ただただ聞いて欲しいのよ            潤子
頷くには太すぎる向日葵の首            守田啓子
雷を握ったままで二十年                   川守田秋男
人堕としてから山百合踏んで行く            細川 静
葛の花この先侵入すべからず            滋野さち
ゴロゴロドーン だれがおそらをころしたの     笹田かなえ

 


今日の美味しいもの。
包装紙を開かなくてもなくてもわかる、北海道の銘菓の数々。
ステーションでいただきました。
ありがとうございました!
本当は、7月31日のはちのへホコ天で吟行をやって、
皆で食べるつもるだったんけど、コロナ感染拡大につき
吟行を中止にしました。
この次の句会までおあずけです。
待っててね。

 

 

 

 

五月、いろいろ

気持ちのいい日が続いています。
天気がいいとやっぱり気分もいいですね。
最初の画像は、連休中に帰省してきた妹と甥っ子と
行ってきた横浜町の菜の花畑。
満開の見ごろとまではいきませんでしたが、
それでも広々とした黄色に、気持ちが軽くなりました。

横浜町は蜂蜜が特産品の一つです。
蜜を吸う蜂が時折吹き付ける風に負けないで一所懸命でした。

Kくん、連れていってくれてありがとう。

また、お盆に会おうね。

 

カモミールのメンバーの、潤子さんが送ってくれた
御衣黄桜の画像です。
三戸町の城山公園で咲きます。
うす緑の桜、大好きです。
潤子さん、ありがとうございました。


さて、カモミール4月の作品です。
お題は「立つ」(啓子さん出題)。

泡立て過ぎたみたい理論もクリームも   潤子
そろそろという位置 桜立っている    守田啓子
茶柱を一気に倒す次男坊   川守田秋男
初孫が歩いた露と宇が戦争だ    細川静
ひまわりの大地に風は立ってるか   滋野さち
夕桜とろみをつけて立ち並ぶ   笹田かなえ

4月も集まる事はできませんでしたが、5月は何とかリアルな句会が出来そうです。

 

 


「ひまわり」。
八戸でもウクライナ支援の上映があって、観てきました。
50年ほど前に観てて、その時は二人のラブラブな場面にばかり惹かれていました。
でもこの間は残酷な戦闘場面やいちめんのひまわり畑が、ただただ苦しかったです。
戦争は本当にあってはなりません。

 

 


この帽子、母の日に私が私へのプレゼントに買ったもの。
昔は靴が好きだったけれど、最近は帽子に心を奪われます。


去年じろが亡くなって、どうにも心が沈んでしょうがなかった時、

茶柱はこれから龍になるところ   西沢葉火

の作品に心惹かれました。

鬼滅の刃の煉獄さんの
炎の呼吸 弐ノ型 昇り炎天(にのかた のぼりえんてん)を
何となく想像して、我ながら笑えました。
「柱」にすぐ鬼滅の刃を結びつける自分が、何だかおかしかったのです。
これからも少しでも心が明るくなるものを見つけていきます。

 

ネコ達、いきます。

ありす。
もうすっかり大人なんですが、未だに仔猫泣きで甘えます。
無邪気で甘え上手なところは、まさにネコそのもの。


さばみ。
時々、ありすのお部屋にいます。
ぱんだがじろの代わりに子分扱いするのが、いかにも迷惑そうです。
ここで一時避難しているのかも。


ぱんだ(向かって左)とな~こ(向かって右)。

な~こは福島から来たネコです。

東日本大震災の後に保護され、縁あって我が家にきてくれました。
そんなな~こ、リンパ腫を発症しました。
4月に入ってまもなく、食欲がないなと思い、動物病院に行って
血液検査をしても、結果は異常はありませんでした。
でも、どうしてもどんどん元気がなくなっていき、
再び病院で診てもらい、レントゲンを撮ったら病巣がありました。
その日からそのまま入院して、点滴や抗がん剤の治療。
3泊4日の入院で、午前中に私が見舞いに行き、娘は仕事帰りに寄ったものでした。
退院しても食欲がなかったのですが、5月に入って少しずつ食欲が出てきて、
体重も少し増えました。
今は、一日おきのステロイド剤の服用や期間をおいての抗がん剤治療をしています。
そんなな~こに、時々寄り添ってくれるぱんだ。
さすが我が家のボスという感じでゆったりと見守ってくれます。
ただ、早朝(4時半)の「ご飯くれー」と、夜寝る前(0時過ぎの)「トイレしたー」の甲高い泣き声は、もう少し忖度して欲しいところです。


今日の美味しいもの。


娘が最近お気に入りのお店のお惣菜。
このピーマンの肉詰めは、ご飯が進みました。


横浜町で買ったお団子。
向かって右側の色合いが華やかなお団子は、花もちといいます。
昔の懐かしい味のひとつです。

 

 


 

桜が咲きました。

f:id:kanae0807:20220414142025j:plain


昨日も今日も雨が降って寒い日でしたが、桜が咲きました。
あいにくの曇り空ですが、この間の暑いくらいの日で
一気に咲きました。
季節が動くのは嬉しいですね。

 

f:id:kanae0807:20220410183903j:plain
私の住んでいる町で52年間営業していたデパートが閉店しました。
三春屋」というデパートですが、呉服屋としての創業は
1558年の永禄期になる、古い歴史を持つデパートです。
地方のよくある小さなデパート、中心街にあっていつも買い物をしたものです。
我が家の食材の3分の2はそこで調達していました。

f:id:kanae0807:20220410180410j:plain
最後の日の地下食品売り場の一画です。

閉店の日が近づくにつれて、スカスカになっていく陳列棚にはけっこう堪えました。
「終りの在り方」をつくづくと考えさせられたものです。
今後の食品調達は、中心街ではなく反対方向へ方向転換することにして、
昨日、そっち方面を歩きながら、思いがけないお店の出会いもあり、
心を切り替えることが出来ました。

カモミールも少しずつですが動いています。

1月から4月までは投句での句会となりましたが、みんな元気ですよ。
コロナの感染者高止まりが続いていますが、何とか乗り切りましょう!


会員の作品です。

1月「雑詠」
ING(アイエヌジー)付けて全開する蛇口     潤子
母さんのお墓はいつも話し中  守田啓子
セピア色のほっぺが並ぶ共犯者 川守田秋男
別れはかならずストーブの熱感 細川静
葉ボタンの葉裏に母を探したり 滋野さち
ふり返ればおでん あれこれドレミファソ♪ 笹田かなえ

 

2月「逆」・「雑詠」
逆流の蒼 友達ひとり減らした日 潤子
逆境を抜けるとそこは老後だった 守田啓子
鮭遡上 逢いに行くのは明日がいい 川守田秋男
逆転はあるか 砂漠に雪は降るか 細川静
窓すべてふさがれていたウクライナ 滋野さち
逆転が視野に 美しき残酷 笹田かなえ

 

3月「流れる」
悪女です血液さらさらです たぶん 潤子
流されてみた暖かい水辺だった 守田啓子
水になる覚悟で米を研いでいる 川守田秋男
生生流転 落ちつく果ては子宮・柩 細川 静
母さんの遺影の奥の信濃川 滋野さち
give and take=落花流水 笹田かなえ               

4月はまだですので、この次のお楽しみ。


ネコ達いきます!

f:id:kanae0807:20220410115822j:plain
な~ことぱんだ。
このふたり、ライバル同士。

時々縄張り争いで火花散らすんですが、こんな風に寄り添う時もあるんです。
じろがいた時は、じろとぱんだはいつも仲良く寄り添っていて、
微笑ましかったものです。
ぱんだ、新しい枕ができてよかったね。
な~こ、優しくしてくれてありがとう。

f:id:kanae0807:20220302142312j:plainさばみとぱんだ。
この組み合わせも最近見られます。
ぱんだはさばみに意地悪するときもあるのにね。
だからちょっときんちょー気味かな。健気なさばみです。

さばちゃん、お顔がよく見えなくてごめんね。

f:id:kanae0807:20220412110646j:plain

ありす。
この天真らんまんぶりはなんなんだ(笑)。
おじちゃん達のいないところで、のびのびお日様をひとりじめ。


「カムカムエヴリバディ」、終わりましたね。
こんなに一所懸命観たドラマは初めてです。
実はストーリーとは関係なく、キャラ設定を「鬼滅の刃」に重ねて楽しんだりした、

アブナイ私です。
たとえば安子とるいが大阪で二人暮らしている時は、炭治郎と禰豆子。
ジョーさんの掴まえ所がないのに人気のあるところは水柱。
実弥はトミーさん。クールで熱い男ということで。
伴虚無蔵さんは鱗滝さん、あるいは岩柱なんてね。
蜜璃ちゃんと蛇柱は、すみれさんと桃剣さん。
算太お兄ちゃんは猗窩座。
鬼舞辻無惨は「戦争」。
そして稔さんは炎柱の煉獄杏寿郎さん…。
「どこの国とも自由に行き来できる。どこの国の音楽でも、自由に聴ける、
自由に演奏できる世界を、我が子には生きてほしい。日向の道を歩いてほしい」
稔さんのこの言葉は、この物語を大きくけん引してきましたから。
はじまりは「おはぎ」ですし、ドラマが始まった時は
まだテレビで「鬼滅の刃」やってましたから。
いやはや、相変わらずの「鬼滅の刃」馬鹿、笑ってやってください。

で、こんどの「ちむどんどん」、ヒロインの年齢設定は私より一つ年下。
場所は違っても懐かしい風景がたくさん。

食いしん坊のところもそっくり!
ゆっくり楽しみます。
そうそう年齢の事を言えば、プーチン氏は私より一つ上。
習近平氏は同い年です。

ロシアのウクライナへの侵攻、毎日胸が押しつぶされそうな思いでいます。


今日の美味しいもの。

f:id:kanae0807:20211229141702j:plain


去年の暮れに閉店したとても美味しいイタリア料理のお店のピザ。

大好きなマルゲリータ
八戸の自慢がまたひとつ消えました。