
いよいよ冬が来ました。
最初の画像はこの間降った雪。
初積雪でした。
まだ、暖かい秋の名残が体のどこかにあったので、この日の寒さはかなり堪えました。
でもこれが当たり前の12月。
はい、心して向き合います!
ご無沙汰の11月でしたが、ヒマ(笑)だったわけではありません。
あれこれお出かけしたり無い頭を使ったりして、けっこう動いていました。
そのお出かけのご報告、第一弾!
行ってきました、名古屋。再び名古屋。
11月17日に行われた、ねじまき句会の「句集を読む会」にパネラーとして参加しました。

前日の16日に名古屋入りをして、こちらの画像は、土曜日の夜に泊まったホテルの窓から見えるテレビ塔。
名古屋は都会だなあとしばしうっとり。
でも、この夜のホテル、宿泊料が32,000円でした!
Snow Manのコンサートがあるという事で、市内のホテルがメチャクチャな値段。
三越デパートやあちこちのデパート巡りをして、おのぼりさんを楽しみましたけどね。

ということで、遅くなりましたが「青砥和子『雲に乗る』 瀧村小奈生『留守にしております。』句集を読む会」のご報告です。

何度か来ている会場の、ドアの前の看板。

そろそろ始まります。
第一部は青砥和子さんの「雲に乗る」。
パネラーはなかはられいこさん、米山明日歌さん、私の3人です。
れいこさんの「章立てに意味はあったのか」の問いかけが印象的でした。
れいこさんのレジュメに「家族や身近な人がモチーフになった初期だと
思われる作品群と、書き続けることで進化あるいは深化した作品群が混在している。
生活者青砥和子から川柳作家青砥和子まで、章立てで少しあいまいになっているような気もするけど、それも戦略なのかもしれない」
とあり、そこまで踏み込めなかった自分の浅さに反省。
明日歌さんのレジュメにあった「青砥和子は、雲にのれたのか」の切り口も
興味深く、章毎にそれぞれの観点を取り上げていました。
明日歌さんのレジュメは「第一章 子の目を通して自分がどう写っているか。母としてどう子に接したらいいか模索している」
「第二章 家族から離れ、父母。弟、妹と自分の関係を今の自分が、見つめ直し新たな発見をする」
「第三章 作者の中で一章と二章がつながり、力の抜けた言葉があふれだす」として、
これからの人生を楽しんで生きていけるのではないか。雲に乗れたのではないかと思った」とまとめていました。
私は、章立てを取っ払って「それだけでいいはずなのに、『何か』をその句に対して言いたくなる」を中心に振り分けました。
1、同年代として共感を覚えた句は、①時代性と②生活の中での川柳的な視線を感じた句として①と②に分け、
年齢を重ねてのものの見方について考えてみました。
続けて2、発見のある句 (ハッと思った)(私も書きたいと思った)3、内在律の優れていると感じた句
4青砥和子の個性を感じた句 (俳句が身近にあった)(経験の裏打ち)
と言う風にして、それぞれに即して選んだ句に対して話したのでした。

第二部は瀧村小奈生さんの『留守にしております。』。
パネラーはおかださなぎさん、猫田千恵子さん、八上桐子さんの三人でした。
おかださん「小奈生さんの世界と、わたしの世界と」のタイトルで
「水のさまざまなすがた」「なにかをみている」「活きている口語表現」「たしかな抒情」とに分けて、それぞれの作品について述べられていました。
猫田千恵子さんは「小奈生ワールドを楽しむ」のテーマでした。
「全身で感じる」「音を楽しむ」「いたずらっぽく笑う少女」「絵のないしかけ絵本」とに分けられていました。
八上桐子さんは「『留守にしております。』は、なぜ気持ちいいのか?」というテーマでした。
「響かせる音」「すぐ乾く雨」(エアリズムコットンと言ったのが印象的)「ささやかな偶然」として、句の印象を述べていたのでした。
すごく穏やかで有意義で楽しい時間を過ごすことができました。
ご準備くださった、ねじまきの皆さん、本当にありがとうございました。
司会をなさった二村典子さん、お疲れ様でした。

お二人への花束贈呈がとても初々しくて、拍手喝采でした。
ご参加なさった小池正博さんが「読む会」の事を書かれています。
そちらもぜひご覧になってください。
小池正博さんの「週刊 川柳時評」
↓
https://daenizumi.blogspot.com/
いつも大変お世話になっている飯島章友さんにもお会いできて、
すごく嬉しかったです。
まつりぺきんにも初めてお会いしました。とても気さくな方でした。
この日の様子は、テープ起しをして来春発行の「ねじまき11号」に掲載予定だそうです。
乞うご期待!
「ねじまき句会」は、川柳という文芸を大切にしている句会です。
だから、いつ行ってもとても居心地がいいんだろうなと改めて思っています。

さて、懇親会です。

この鯛のお刺身の素晴らしさ!
鯛のお目目と目が合って食べるのにちょっとためらいましたが、それも一瞬のこと。
とても美味しくいただきました。
翌日は、れいこさんが名古屋市内の散策に付き合ってくれました。
Xでご覧になった方もいらっしゃると思いますが、ここは大津観音という場所で、
私達、しばし善男善女の一人になって神妙な時間を過ごしたのでした。

なかはられいこin大津観音
お昼は、れいこさんのお勧めのウナギ屋さんに行ったのですが、残念ながら定休日。
でもれいこさんが執念で探したお店で無事、美味しいウナギをいただくことができました

なかはられいこinウナギ屋さん
そんなこんなの楽しい時間は本当にあっと言う間でした。
名古屋駅で、また会おうって約束したから、
また行きますね、名古屋!
さて、もう一つのお出かけ。
11月30日に仙台で行われた「ブレンド句会」に参加してきました。

看板です。
「ブレンド句会+音数歳時記活用句会」とあります。
歳時記にこんなのあったんだと初めて知って、それを使っての句会に、
オズオズと参加しました。

でも、会場に入ると知った人がたくさんいてホッとひと安心。
名古屋でお会いした小奈生さん、和子さん、明日歌さん。
北海道からは浪越靖政さん、川柳アンジェリカ会員の潤々さんと奈津実さん、
そして、やはりアンジェリカ会員の妙さんと、おかじょうきの冬鼓さん、啓子さん。
司会の全郎さんは、この日のためにオーダーしたというスーツで颯爽と登場なさいました。
ブレンド句会も音数歳時記活用句会もとても刺激的で充実した句会でした。
特に、歳時記を使って川柳を書くと言う試みは初めてでした。
季語という衣の窮屈さを感じても(私だけの感想)、普段と違う川柳を「季語のせい」にできるという(私だけの感想)思惑もあり、なかなかスリリングでした。
あ、でもこれはあくまでも私だけのことで、他の皆様方はちゃんとした作品を書かれていました。
くれぐれも誤解をなさいませんように。
ちなみ「音数歳時記」と言ううのは、音数ごとにまとめられた歳時記だそうで、
1音の「炉」から25音の「童貞聖マリア無限罪の御孕りの祝日」という季語がある、とても興味深い歳時記です。
とても盛り上がった句会のあとの、お楽しみの懇親会。
句会場と同じ建物にある「東天紅」という中華料理屋さんで、
大いに飲み、話が弾みました。

名古屋のねじまき句会のみなさん(勝手にねじまきシスターズと命名)。
奈津実さんと話しているのは凜さん。

与生さんと浪越さんと省悟さん。

ちえみさんと石華さんと叶さん。

Xで拡散されていますね。
全郎さん、お疲れ様でした。豆乃助さん、奥の方にいずみさんも。

こちらもXでおなじみの画像。
冬鼓さん、真名さん、啓子さん、由紀子さん…。
翌日は、石華さんの捌きによる連句の会もありましたが、
私はちょっと都合により、参加できませんでした。
句会と連句の会の様子は、アンジェリカの潤々さんがレポートしていますので、
アンジェリカのサイトの新着情報をご覧になってください。
さて、川柳アンジェリカでは「アンジェリカ川柳祭り」の結果を特設サイトにてアップしております。
↓
https://www.senryu-angelica.com/
「秘密基地」のお題に投句くださった107名の皆様、
本当にありがとうございました。
アンジェリカ会員の選者による入選句の披講をサイト内のラジオで聞くことができます。
もちろん、結果の全てもアップしてあります。
どうぞ、是非「耳からの川柳」、「目からの川柳」をご堪能ください。
カモミール句会の活動報告です。
10月と11月は会員の都合が合わなくて、通信での句会となりました。
10月のお題は「お菓子一切」
たぬきのケーキ 積もる話がこんなにも 潤子
わたくしを洗ってくれる菓子がある 川守田秋男
背伸びしすぎたのか飴玉が苦い 大久保健峰
駄菓子百円レディー・ガガの骨密度 細川 静
フクロウもタンキリアメも夜の森 滋野さち
本音隠す羊羹のひたひたと黒 笹田かなえ
11月のお題は「大谷翔平」
僕の鬱何度飛ばしたsho-time 潤子
大谷の一歩は僕の一万歩 川守田秋男
メル友になろうと彼のスマホから 大久保健峰
大谷の試合の美学勝つ勝つ勝つ 細川 静
翔平になれず三角ベース暮れる 滋野さち
翔平が繋ぐサムライする心 笹田かなえ
リアル句会の開催はお互いの都合もあってなかなか難しいこともありますが、
これからも続けて行きたいと思っております。
大変長くなりました。
ネコ達にいきます。

冬のありす、なんか歌詞にありそうな(笑)。
ここはひなたぼっこの指定席。

ぱんだとさばみ。
ひなたぼっこのネコは本当に幸せそう。

流し目まーくん。
撫でてもいいよのお誘いのポーズ(笑)

そして、お外のはるこちゃん。
ご飯の催促に風除室に入ってきました。
すぐに逃げるんだけど。

ちなみにはるこちゃんのお家、こんな風に作りました。
近所のネコ友さんから寄付された発泡スチロールのネコ用の箱に
ちょうど入る段ボールがあったのでそれをすっぽり入れて、
外側は、板で箱を作ってかぶせてあります。
使い捨てカイロや湯たんぽなどを入れて、寒さをしのぐようにしていますが、
何とか冬を乗り越えて欲しいものです。
宝くじを当ててサンルームを作るぞ!

今日の美味しいもの。
11月18日の名古屋からの帰りに、東北新幹線で食べたカタイアイス。
ひと仕事終わった後のアイスの味は格別なのです。

で、帰宅したら初雪のお出迎えでした(笑)