文学フリマ東京40

 



行ってきました!文学フリマ東京40。

はじめまして、ビッグサイトさん!

文学フリマ東京40」。
文学作品展示即売会という本好きの祭典が、
5月11日に東京ビッグサイトで開催されました。
川柳アンジェリカも出店することになったので、私も行ってきました。

 

この広さ!

この人の多さ!


川柳アンジェリカのブースです。
当日の出店はおよそ2750店ほどだったとか。
めぐみさんがこの日のために、夜を徹してあれこれ工夫して用意してくれました。
ポスターの印刷から設え用の小物も、全部めぐみさんがあちこちから買い集めてそろえたのです。
頭が下がります。
めぐみさん、本当にありがとうございました。
北海道から潤々さん、青森から京さんも前日から東京入りして、搬入や設営に尽力してくれました。
そして、当日は雀さんも来てくれて、私も入ってかわりばんこにお店番をしました。

 


アンジェリカのブースの近辺。
でも、こういう場所に慣れない私は、あっけに取られて見ているばかりでしたが(笑)
他のお店の勢いに負けないように、声を張り上げて呼び込みにがんばりましたよ。
おかげで、トータルで93冊の本が売れたそうです。
お買い求めくださいました方々、足を止めてくださった方々、
また、差し入れしてくださった方々、本当にありがとうございました。

ブースには、小沢史さん、西田雅子さんもいらしてくださいました。
史さんとは初めてお会いしましたが、ずっとの知り合いのようにお話できて、
すごく嬉しかったです。
史さん、ありがとうございました。
雅子さんとも、すごくお久しぶりの再会でしたが、やっぱり楽しくお話ができました。
先日「そらいろの空」の句集を送っていただきました。
雅子さん、ありがとうございました。
なんと、佐賀から真島久美子さんも来てくださいました!
ありがとうございました。
楡原級さん、石川聡さん、牛田悠貴さん、下野みかもさん、川合大祐さん、
お声をかけてくださってありがとうございました。

 


川柳のブースとして、まつりぺきんさんが、
投稿連作川柳アンソロジー『川柳EXPO 2025―川―』『川柳EXPO 2025―柳―』を販売していました。
ちょっとだけお会いできました。
ぺきんさん、お疲れ様でした。

 


そして、飯島章友さんも短歌の「かばん」の出店ブースにいらして、お会いできて嬉しかったです。

 


昼食のコンビニ弁当を、ホールから出て廊下の窓辺に腰かけてで食べました。

東京湾がのんびり眼下に広がっていました。
何しろ、初めての文学フリマ東京です。
見たいものもあったはずでだし、欲しかった本もあったはずなのに、
圧倒されたというか気後れしたと言うか、あっけに取られているばかりでした。

 

今回は、以下のものも入手できました。

「コトアム」とは、「スマートホン一枚に収まる」様々なジャンルのことばを
投稿・閲覧できるアプリなんだそうです。

 

悩み多き人生を歩む人へ。

あー、もっといろいろ買ってくるんだった!と今さらですが、後悔しきり。

 

今回、売り子をしていて気が付いたのですが、こちらが「川柳の本ですよ」と言うと、
何となく遠ざける雰囲気の人が多かったように感じられました。
川柳は、文学としてまだまだなんだと寂しい思いをしたのでした。
「文学」の立ち位置とか、川柳の現在地とか改めて考えさせられることばかり。
こういう場所で初めてわかることもあるので、今回思い切って来てみて、
本当に良かったと思っています。

そして何より、初めてのことばかりでとっても楽しかったです。

 

 


打ち上げは、めぐみさんおススメの銀座の「ビヤホールライオン銀座七丁目店」で。
今回は二階のホールでの飲食でしたが、一階は、現存する日本最古のビアホールだそうです。
それでも、ものすごく雰囲気のあるビアホールでした。

ビアホールまで、ちょっとだけ雀さんと銀ブラしました♪

 


乾杯のビールの美味しかったこと!
私は日帰りだったので、途中で退店しなければならなくて、残念!
潤々さん、めぐみさん、京さん、雀さん、お疲れさまでした。

お世話になりました。
本当にありがとうございました。

 


今日の美味しい物。
ビールのおつまみと言ったらまずはアツアツのウインナでしょ(笑)

美味しかったよー。

 

そして、私の東北新幹線下りのお約束のカタイアイスクリーム。
旅の終わりのアイスクリームの冷たさと甘さが、ホッと口中に沁みました。

 

 

 

 

 

続・ネコにもわかる川柳



川柳アンジェリカは、2025年5月11日(日)に開催される文学フリマ東京40に出店します!

文学フリマ東京40

開催日:2025年5月11日(日)11:00〜17:00

会場:東京ビッグサイト 南1〜4ホール

ブース番号:L-09〜L-10(川柳アンジェリカ)

 

今まで、こういう場所やイベントにまるで縁がなかったので、
ドキドキ、ワクワクしています。

アンジェリカから出品するのは、

『ア・ラ・カルト』(A5・66P)

『川柳刑事(デカ)エピソードZERO ―五・七・死のメッセージ―』(A5・32P)

『そんな気がしてた』(A5・36P)

『ネコにもわかる川柳』(B6・40P)

『いつか琥珀になる私たち』(B6・52P)

『エンドロール・ノート』(A6・124P)

『せいいっぱいの花柄』(A6・42P)となります。


最初の画像は、私が出品する川柳句集「ネコにもわかる川柳」のカバー無しの表紙です。
この句集は、トレーシングペーパーでカバーをかけているのですが、
今回は、表紙のネコ達の説明のために、カバーを外してご紹介いたします。

 

なな。
真ん中の少しクリームがかった白いネコは、
我が家初めてのネコのなな。
レジェンドです。

最初はなかなか家に入らなかったので、家と外を自由に行き来させていました。
この精悍な顔、ほれぼれします。

ギリギリまで外にいることに固執して、テリトリーの見回りを欠かしませんでした。

 


な~こ。

 

凛々しさは天下一品。
福島の避難準備区域から保護されて、八戸の動物愛護支援の会を通じて、
うちの子になりました。
身体能力抜群の子でした。

朝、昼、晩、寝る前と、家中をパトロールしてその様子は健気でさえありました。

 


じろ。

 


こんな感じで我が家の庭に現れました。

 

それがこのように立派に大きくなって。
体重は七キロ越えでした。

 


さばみ。

 


さばみもある日突然、我が家の庭に現れました。
その時にはお腹に赤ちゃんがいたようです。
その様子に、我が家ではさばみにご飯を出していました。
そして、ある日、子ネコを引き連れてやってきたのです。
子ネコも保護できる子は保護して、
動物愛護支援の会を通じて、里親さんが見つかりました。


今のさばみ。
撫でさせてはくれますが、絶対に抱っこはさせてくれません。

 

ぱんだ。

公園のネコのコミュニティに突然現れ、ボランティアさんが世話していました。
娘と二人で、時々様子を見にいっているうちに、馴れたのでしょう。
ある日、娘の後をついてきて、無事、うちの子になりました。


この画像は、来た頃のもの。

我が家の羽生結弦君です。


現在のパンダ。
ボスなので、プリンタの上から私を見張っています。

まーくん。


まーくんもやはり、動物愛護支援の会を通じて我が家の子になりました。

20匹の多頭飼育崩壊のお家から保護されたのだそうです。

家に来た頃は、テーブルの下なんかに潜って、なかなか出てきませんでした。


眠そうなお顔ですが、「撫でなさい」というポーズです。

 


ありす。

 


ありすはお隣のお家の小屋に捨てられていました。
この時は、多分2か月くらいです。
子ネコというのは本当に可愛さの塊です。


キャリーケースが怖くないのか、時々ここで寝ています。

 


はるこ。

 


最近は風除室で寝るようになりました。
でも、私の足音がするとすぐに外に出ます。
そのくせ、お腹が空くとご飯の催促をしてきます。


「ネコにもわかる川柳」は、
私が、ネコに遊んでもらったり、撫でさせて貰ったりしている時に、
ふっと心に浮かんだ川柳です。
だから、本当にユルユル(笑)

文学フリマが終わりましたら、また改めてご案内いたしますので、
ご購入をご希望の方は、お申し出くださいますよう、
どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

大阪に行って来ました!

行ってきました!
4月20日に開催された「川柳展望50周年全国大会」。
最初の画像は、会場のホテルアウィーナ大阪。
以前はここに宿泊したけれど、今回は初めて別のホテルに宿泊して、
初めて電車に乗ってこのホテルに来ることができました。
ちょっと自分を褒めてあげたい(笑)。

 


細谷印刷所さんのお花。

創刊号からお願いしている印刷所さんです。

 

会場は、穏やかな熱気に包まれていました。

展望の大会の参加は2017年以来だから、8年ぶり!
受付にいらした青砥たかこさんにご挨拶して、三村舞さんにお会いしたら、
お久しぶりの気持ちがいっそう強く湧き上がってきました。

 

アトラクションのなごみ亭ポットさんの落語。

流暢な口調に会場はしばしば笑い声が満ちました。


夢草先生のお話です。
「50年の歩み」と題してのお話は、懐かしいエピソードばかり。
この一月にお亡くなりになられた、森中惠美子さんとの思い出は、
とても心に沁みました。
森中惠美子さん、本当にいらっしゃらなかった…
わかってはいても寂しいものがありました。
私にも惠美子さんの思い出があります。
昔、展望の大会で選者をさせてもらったときに、惠美子さんも一緒でした。
選を終えてお弁当を食べて会場に向かう時に、
惠美子さんは、お弁当についていたおしぼりをそっと手にしのばせていました。
私がその様子を怪訝そうに見ていたのに気が付かれて、
「句箋をめくるのに、指が乾くから使うんや」みたいなことを
おっしゃっていました。
その頃の私は、あまりそういうことは無かったのですが、今となってはとてもよくわかります。
その時の惠美子さんのお声と笑顔が、鮮やかに今も残っています。

当日は「第12回展望賞」の結果発表と受賞者の表彰もありました。
第12回展望賞大賞は三重県の戴 けいこさん。

わたくしが住んで防いでいる過疎化  戴 けいこ
などの10句。

準賞は京都の西山竹里さん。

段ボールの「段」に入っている空気  西谷竹里
などの10句。

120名の参加者での大会は賑やかに続きます。
私は、展望の大会では成績はあまり良くないのですが、
今回は、4句入選しました。

「部屋(室)」髙瀨霜石 選
側室のような目をしてネコが見る(佳作)

「自由吟」 木本朱夏
火を熾す獣の記憶消しながら(佳作)

口角を上げる練習「ネコがすき」(佳作)
「自由吟」天夢草選 

花吹雪 円周率はまだ途中(特選)

夢草先生の特選にはとっても驚きました!
ありがとうございました。

大会の後の懇親会では、お約束の「貝殻節や」「六甲おろし」。
同じテーブルには、青森からいらした霜石さんや恒坊さん、
弘坊さん、麦の芽さんとご一緒させていただきました。
自己紹介の時間もあって楽しい時間を過ごすことができました。
この先の参加はどうなるかはわかりませんが、
また、参加できたらいいなと思いました。
夢草先生、舞さん、お世話になりました。
スタッフの皆様、お世話になりました。
本当にお疲れ様でした。


夢草先生とのツーショット。

不義理ばかりしている不肖の弟子ですが、

温かく迎えてくださいました。

お元気でいてください。

 

 

 


私、今回は前日に大阪には飛行機で行きました。
空港には赤松ますみさんが迎えに来てくれて、
ますみさんが万博の夢洲まで、連れていってくれたんです。

 


中には入りませんでしたが、55年前に高校の修学旅行で大阪万博に行ったので、
再びの万博に感無量でした。

 


夜は、ますみさんの案内で、難波をそぞろ歩き。
グリコのところとか御堂筋など大阪の繁華街見物です。
驚いたことに、周りから聞こえてくるのはみんな外国語ばかり。
ここはどこ?状態でしたが、それが何だかすごく楽しかったです。
知らない場所を歩いているようで、それがとても解放感があって、
知らないことはとっても自由なんだとも思いました。
ますみさん、本当にありがとうございました。
また、一緒に遊んでください。
お互いに元気でいようね!

 


今日の美味しいもの。

難波の串かつ屋さんで。
このあと、揚げたての美味しい串揚げが次々と供されました。


展望の懇親会のお料理。

デザート、霜石さんがご自分の分まで私に分けてくださいました。
すごく美味しかった!。
霜石さん、ごちそうさまでした。
お世話になりました!

 

*いつもなら我が家のネコ事情も掲載しますが、
今回は長すぎたので、この次に句集のことと一緒に載せますね。
よろしくお願いいたします。

 


「ネコにもわかる川柳」のブログはこちら。

https://kanae0807.hatenablog.com/entry/2025/05/04/161534

ネコにもわかる川柳


川柳でネコとおしゃべりしませんか。

ユルユルな発想でネコのことしか書いていない、川柳の句集を出しました。
画像が、すこしぼんやりして見えるのはトレーシングペーパーをカバーにして掛けたからです。
川柳歴35年、ネコの下僕歴13年の人間がネコとの日々を川柳にしています。
表紙絵は、カモミール句会の細川静さんに描いてもらいました。
静さん「俺、ネコが嫌いなんだよなぁ」といいながらも、
とっても可愛く描いてくださって、感謝!

人間の言葉が話せないネコに、5・7・5のリズムで話しかけると反応がいいような(すべてのネコにあてはまるわけではありません)気がします。
我が家のネコのことだけでなく、どこかの街のどこかのネコにも思いを馳せています。

去年、ZINEという本の在り方を知り、八戸市の「HACHINOHE ZINE CLUB」の方々と知り合いになりました。
その勉強会に参加しているうちに、私でもできるかもと思った次第です。
過去に出した句集を参考にしながら、一句ずつ字間や行間にも工夫して心を配りました。
その過程で、川柳は呼吸の文芸でもあると気が付きました。
句集を自分の力で作る工程はとても楽しいものでした。


ネコをテーマにした句集を編もうと思った理由ですが…
最初に暮らしたななと名付けたネコから、様々なことを教わりました。
それまでは、どちらかと言えばイヌ派だったのがすっかりネコ派になってしまいました。
あ、もちろん、イヌも大好き、小鳥もウサギも、なんなら蛇だって大丈夫!(蛇年だし)
やなせたかしさんの「てのひらに太陽に」ではないけれど、
地球の生き物は、みんな仲間だと、ネコと暮らすようになって
つくづく思ったことでした。
外で暮らしているネコ達の過酷な状況を知ると、何とかしてあげたくても個人の力には限度がありました。
だから、保護ネコ活動をしている方々に少しでも力になれればと、この句集の収益の一部を寄付いたします。

 

「ネコにもわかる川柳」
私家版B6サイズ・40ページ・880円(税込・送料別)
ネコと暮らし始めた2012年から2025年までの間に発表した作品から65句+3句を収録。
*収益の一部は動物愛護団体に寄付いたします。
収録作品から
夢に見る猫はわたしの夢をみる
初ガツオ焼けば猫なで声のネコ
E・T・するネコの前脚五本指
野良猫を継ぐ野良猫のいる海辺

 

5月11日に、東京ビッグサイトで開催される文学フリマに、
川柳アンジェリカも出店します!

https://bunfree.net/event/tokyo40/

アンジェリカブースは
「南1・2ホール   L-09,L-10」です


アンジェリカからはアンソロジーとして「ア・ラ・カルト」、
「ネコにもわかる川柳」(笹田かなえ)、歌集「いつか琥珀になる私たち」(飛和)、
「そんな気がしてた」(菊池京/藤田めぐみ)、「川柳刑事(デカ)エピソードZERO」(めごぷろ・藤田めぐみ)
以上の新刊のほか、他に既刊のものも出品予定です。

ビッグサイトとか文学フリマとか、今までの私からは考えられない事ばかりですが、
出会いがあって、このような巡りあわせになったことにワクワクしています。


ご都合のつく方は、是非お立ち寄りください!

 

*先月、参加した「川柳展望50周年全国大会」の記事はこの次に掲載いたします。

 

 

 

 

 

 

 

二月はえんぶり 

冬のこの青空の青が、一番好きな空の色だと気が付いたのは、
ついこの間のこと。
厳しい寒さだからこその空の青を、しみじみと振り仰いだことでした。

 


八戸えんぶりがはじまりました。
買い物帰りに「マチニワ」でやっていたので見ることができました。
こちらの組は、どうさいえんぶりと言って、動きの激しい摺りです。

出番待ちの子供達。
可愛くお化粧して、みんな楽しそう。


そして立派に「松の舞」を舞ったのでした。
3,4歳くらいから小学生くらいまでかな。
声も出て、それぞれにきっちりとした所作でした。

町中にもえんぶりの組が練り歩いています。
今年は雪のないえんぶりで、やや風情に欠けますが、
子供達にとっては、寒くなくてよかったなあと思いました。


すっかりご無沙汰していました。
ご無沙汰の間のご報告を少し。
1月の弘前で行われた新春川柳大会に参加しました。
主幹の千島鉄男さんの「会場いっぱいの美男美女のみなさま」から始まる挨拶も健在で、和やかな大会でした。
静岡から、去年に続いて米山明日歌さんの参加もあり、明日歌さんは総合2位の
快挙でした。おめでとう!


こちらは弘前に向かう途中の沿線の雪です。
これまでにも何度か冬の弘前には行っていますが、
こんなに積もった雪はあまり見たことがありません。
また、強力な寒波がきていますが、
どうかくれぐれもお気をつけてと、祈るばかりです。

 

2月9日、八戸に池上彰さんが来て講演を行いました。
「本のちから」という演題で、とても分かりやすい語り口にさすがマスコミの人という印象でした。
私は池上さんとは年代的に近いので、影響を受けた出来事などに共感を覚えました。
印象に残った言葉では「知的虚栄心」。吉本隆明埴谷雄高を少しだけ齧った時代のことを思い出しました。
「本を読んで感動するのは大事ではあるが、それだけでは他人の運動場でしかない。
そこから新たな発見をすることが大事だ」ということも、今更ながらですがなるほどと思ったのでした。

高校生との質疑応答の時間もあって、いつもと違う時間を過ごしたのでした。

そうそう、本つながりでちょっとご報告。
八戸に「GERONIMO」という古本屋さんが昨年の夏、オープンしました。

そのお店では棚貸本屋を行うという事を知り、私もさっそく申し込みました。


「笹田かなえ文庫」ってまんまだけど(笑)
まだ、売れたと言う話は聞いていないけれど、これから色々と工夫していかなくちゃ。

本つながりをもうひとつ。
八戸ブックセンターで行われた「HACHINOHE ZINE CLUB」の
ワークショップに参加してきました。
今回は本を作るときの基本的な流れなどです。
たとえば、本のページ数は16ページの倍数であるのが望ましいとか、
一ページの上下左右の余白にもちゃんと意味があるとか、
「級」(文字サイズ)とか「歯」(文字や行の間隔)と言った専門用語などは新鮮でした。
 ZINEという本の在り方もとても興味深いです。
こういう事を学ぶ機会のあることは大変ありがたいことです。
頑張って勉強して、これからに生かしたいと思っています。


さて、カモミール句会も久々にリアル句会を行いました。
宿題と席題の合評ではそれぞれの読みが本当に面白くて、
笑いながら楽しい時間を過ごしたのでした。
1月のお題は「積もる」青森市在住のさちさんからの出題です。
さちさん、この日は雪の影響で参加できませんでした。

組み立てられぬ骨に歳ばかり 積もる  潤子
核兵器積もる世界]の狭い道  川守田秋男
積み残す昭和の科をいま裁く  大久保健峰
雪積もる この憎らしい雪は無垢  細川 静
母さんに言えないままにぼたん雪 滋野さち
積もるもの見ている昭和百年目   笹田かなえ


では、ネコにいきます。

ありす
何かの匂いを嗅ぎわけている所らしいです。ネコは嗅覚もとても優れているのです。
この表情が、いかにもネコです。
可愛さ倍増!

かくれんぼのさばみ。
行動が積極的になってきて嬉しいな。
でも、この柄と色だからかくれんぼされるなかなかみつけにくいのよね。

まーくん。
大きなあくびだなあ(笑)
もぐっているところからやっと出て来て、定位置でリラックス。
怒っているようにも見えるけど、まーくんは絶対に怒らない優しいコなんです。


ぱんだ。
ぱんだの指の長いこと。見て見てとでもいうようにお日様がさして、
美しいですね。
この指で、器用にドアとか開けてスルリと出入りします。
本当に賢いネコです。

はるこ。
やっと風除室でくつろぐようになりました。
鍵をかけていたキャットドアを開けました。
まだ、うまく使えないから工夫して出入りできるようにしました。

蔵子ちゃん。
昨年の暮れ、ご近所さんと一緒に保護して、少しの間ご近所さんのお家にいた蔵子ちゃん。
無事にずっとのお家が決まりました。
本当に良かったです。
いっぱい幸せになってね。

このコ、蔵子ちゃんのお母さん。
次のミッションは、このコの保護と避妊です。
うかうかしていたらまた次の仔猫が生まれそう。
頑張ります!


今日の美味しい物。
デパ地下の和菓子コーナーで見つけました。

このみかん、皮の下にもしっかりと筋がありました。

「未開紅」というネーミングに惹かれました。

まさに今にも開こうとしている蕾のせいいっぱいの力を感じ、寒さに凍えている心に元気をもらいました。

 

 

 

 

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。



最初の画像は1月2日の市内の様子です。

はっちのしめ飾り、干支の蛇を模しているのかな。

 


今年も私の年賀状はネコ年です。
実は、色々あって年賀状を購入したのが12月30日。
いざ印刷しようとしたら、年賀状用住所のデータが消えていて、
慌てて最初から入力したというトラブルがございました。
なので、お届けが大変遅くなりました。
そして住所がわからなくてお届けできなかった方、申し訳ございませんでした。
今年こそ、しっかり管理していきたいと思います。


では、登場ネコのご紹介をさせていただきます。


さばみ(13歳)を保護して10年。その頃、6匹の仔猫を立派に産み、
育てていたころを思い出すと、今でもジンとします。


まー(6歳)は、持病のために時々動物病院に通っているのですが、
それがイヤでイヤでたまらないらしく、日中はネコ部屋のどこかに隠れています。


ぱんだ(18歳)は、ともかく今年も元気でいて欲しいだけです。
わがままでもわんぱくでもいいから、我が家のネコのボスとして君臨していてね。


ありす(6歳)の食欲がすごくて、我が家で一番のおデブさん。
ダイエット食に食いつきが悪いので、少しだけ美味しいものをトッピングすると、
美味しいものだけ食べるズルコです。

はるこ(推定2歳)は、お外のはるこハウスになじんでくれました。
日中はお湯の湯たんぽと使い捨てカイロ、夜は充電式の湯たんぽと使い捨てカイロを入

れています。

その湯たんぽ。(朝世さんから教えてもらい、ドンキで購入)
れいこさんに画像を送ったら、「こんな手をしてると猫が見せに来る 筒井祥文」とお返事がきました(笑)

このこ、橋本蔵子ちゃんと言います。
去年の12月中頃にご近所のネコ友さん家に行ったら、
そこのお家の道路をへだ立てた真ん前の蔵の二階で、子ネコがウロウロしているのを、
ネコ友さんがすごく心配していたのでした。
そこで、ネコ友さんと結託して保護することにしたのでした。
動物愛護支援の会さんから捕獲機を借りて、12月26日に無事に保護することができました。
翌日、動物病院に連れて行って検査したところ、問題なし。
現在は、ネコ友さんが一時預かりしてくれています。
もう少ししたら譲渡会に出す予定です。


1月5日の橋本蔵子ちゃんです。
ネコに暮れ、ネコに明けた年になりました。

 

今日の美味しい物。
高校時代のともだちとランチで忘年会。


おさしみもお蕎麦も美味しかったです。

ともだちの焼き魚も美味しそうでしょ。


実は私、今年は年女。
そんなこんなで楽しみな一年です。
今年も、カモミール句会、川柳アンジェリカをどうぞよろしくお願いいたします。

12月になりました

いよいよ冬が来ました。
最初の画像はこの間降った雪。
初積雪でした。
まだ、暖かい秋の名残が体のどこかにあったので、この日の寒さはかなり堪えました。
でもこれが当たり前の12月。
はい、心して向き合います!

ご無沙汰の11月でしたが、ヒマ(笑)だったわけではありません。
あれこれお出かけしたり無い頭を使ったりして、けっこう動いていました。

そのお出かけのご報告、第一弾!
行ってきました、名古屋。再び名古屋。
11月17日に行われた、ねじまき句会の「句集を読む会」にパネラーとして参加しました。


前日の16日に名古屋入りをして、こちらの画像は、土曜日の夜に泊まったホテルの窓から見えるテレビ塔
名古屋は都会だなあとしばしうっとり。
でも、この夜のホテル、宿泊料が32,000円でした!
Snow Manのコンサートがあるという事で、市内のホテルがメチャクチャな値段。
三越デパートやあちこちのデパート巡りをして、おのぼりさんを楽しみましたけどね。

 

ということで、遅くなりましたが「青砥和子『雲に乗る』 瀧村小奈生『留守にしております。』句集を読む会」のご報告です。

何度か来ている会場の、ドアの前の看板。

 


そろそろ始まります。
第一部は青砥和子さんの「雲に乗る」。
パネラーはなかはられいこさん、米山明日歌さん、私の3人です。
れいこさんの「章立てに意味はあったのか」の問いかけが印象的でした。
れいこさんのレジュメに「家族や身近な人がモチーフになった初期だと

思われる作品群と、書き続けることで進化あるいは深化した作品群が混在している。
生活者青砥和子から川柳作家青砥和子まで、章立てで少しあいまいになっているような気もするけど、それも戦略なのかもしれない」
とあり、そこまで踏み込めなかった自分の浅さに反省。
明日歌さんのレジュメにあった「青砥和子は、雲にのれたのか」の切り口も
興味深く、章毎にそれぞれの観点を取り上げていました。
明日歌さんのレジュメは「第一章 子の目を通して自分がどう写っているか。母としてどう子に接したらいいか模索している」
「第二章 家族から離れ、父母。弟、妹と自分の関係を今の自分が、見つめ直し新たな発見をする」
「第三章 作者の中で一章と二章がつながり、力の抜けた言葉があふれだす」として、
これからの人生を楽しんで生きていけるのではないか。雲に乗れたのではないかと思った」とまとめていました。
私は、章立てを取っ払って「それだけでいいはずなのに、『何か』をその句に対して言いたくなる」を中心に振り分けました。
1、同年代として共感を覚えた句は、①時代性と②生活の中での川柳的な視線を感じた句として①と②に分け、
年齢を重ねてのものの見方について考えてみました。
続けて2、発見のある句 (ハッと思った)(私も書きたいと思った)3、内在律の優れていると感じた句
4青砥和子の個性を感じた句 (俳句が身近にあった)(経験の裏打ち)
と言う風にして、それぞれに即して選んだ句に対して話したのでした。


第二部は瀧村小奈生さんの『留守にしております。』。

パネラーはおかださなぎさん、猫田千恵子さん、八上桐子さんの三人でした。

おかださん「小奈生さんの世界と、わたしの世界と」のタイトルで
「水のさまざまなすがた」「なにかをみている」「活きている口語表現」「たしかな抒情」とに分けて、それぞれの作品について述べられていました。
猫田千恵子さんは「小奈生ワールドを楽しむ」のテーマでした。
「全身で感じる」「音を楽しむ」「いたずらっぽく笑う少女」「絵のないしかけ絵本」とに分けられていました。
八上桐子さんは「『留守にしております。』は、なぜ気持ちいいのか?」というテーマでした。
「響かせる音」「すぐ乾く雨」(エアリズムコットンと言ったのが印象的)「ささやかな偶然」として、句の印象を述べていたのでした。
すごく穏やかで有意義で楽しい時間を過ごすことができました。
ご準備くださった、ねじまきの皆さん、本当にありがとうございました。

司会をなさった二村典子さん、お疲れ様でした。


お二人への花束贈呈がとても初々しくて、拍手喝采でした。
ご参加なさった小池正博さんが「読む会」の事を書かれています。
そちらもぜひご覧になってください。
小池正博さんの「週刊 川柳時評」

https://daenizumi.blogspot.com/


いつも大変お世話になっている飯島章友さんにもお会いできて、
すごく嬉しかったです。

まつりぺきんにも初めてお会いしました。とても気さくな方でした。
この日の様子は、テープ起しをして来春発行の「ねじまき11号」に掲載予定だそうです。
乞うご期待!
「ねじまき句会」は、川柳という文芸を大切にしている句会です。
だから、いつ行ってもとても居心地がいいんだろうなと改めて思っています。


さて、懇親会です。


この鯛のお刺身の素晴らしさ!
鯛のお目目と目が合って食べるのにちょっとためらいましたが、それも一瞬のこと。
とても美味しくいただきました。

翌日は、れいこさん名古屋市内の散策に付き合ってくれました。

Xでご覧になった方もいらっしゃると思いますが、ここは大津観音という場所で、
私達、しばし善男善女の一人になって神妙な時間を過ごしたのでした。


なかはられいこin大津観音

お昼は、れいこさんのお勧めのウナギ屋さんに行ったのですが、残念ながら定休日。
でもれいこさんが執念で探したお店で無事、美味しいウナギをいただくことができました


なかはられいこinウナギ屋さん

そんなこんなの楽しい時間は本当にあっと言う間でした。
名古屋駅で、また会おうって約束したから、
また行きますね、名古屋!

 

さて、もう一つのお出かけ。
11月30日に仙台で行われた「ブレンド句会」に参加してきました。


看板です。
ブレンド句会+音数歳時記活用句会」とあります。
歳時記にこんなのあったんだと初めて知って、それを使っての句会に、
オズオズと参加しました。


でも、会場に入ると知った人がたくさんいてホッとひと安心。
名古屋でお会いした小奈生さん、和子さん、明日歌さん。
北海道からは浪越靖政さん、川柳アンジェリカ会員の潤々さんと奈津実さん、
そして、やはりアンジェリカ会員の妙さんと、おかじょうきの冬鼓さん、啓子さん。
司会の全郎さんは、この日のためにオーダーしたというスーツで颯爽と登場なさいました。
ブレンド句会も音数歳時記活用句会もとても刺激的で充実した句会でした。
特に、歳時記を使って川柳を書くと言う試みは初めてでした。
季語という衣の窮屈さを感じても(私だけの感想)、普段と違う川柳を「季語のせい」にできるという(私だけの感想)思惑もあり、なかなかスリリングでした。
あ、でもこれはあくまでも私だけのことで、他の皆様方はちゃんとした作品を書かれていました。
くれぐれも誤解をなさいませんように。

ちなみ「音数歳時記」と言ううのは、音数ごとにまとめられた歳時記だそうで、

1音の「炉」から25音の「童貞聖マリア無限罪の御孕りの祝日」という季語がある、とても興味深い歳時記です。


とても盛り上がった句会のあとの、お楽しみの懇親会。
句会場と同じ建物にある「東天紅」という中華料理屋さんで、
大いに飲み、話が弾みました。


名古屋のねじまき句会のみなさん(勝手にねじまきシスターズと命名)。
奈津実さんと話しているのは凜さん。


与生さんと浪越さんと省悟さん。


ちえみさんと石華さんと叶さん。


Xで拡散されていますね。
全郎さん、お疲れ様でした。豆乃助さん、奥の方にいずみさんも。


こちらもXでおなじみの画像。
冬鼓さん、真名さん、啓子さん、由紀子さん…。

翌日は、石華さんの捌きによる連句の会もありましたが、
私はちょっと都合により、参加できませんでした。
句会と連句の会の様子は、アンジェリカの潤々さんがレポートしていますので、
アンジェリカのサイトの新着情報をご覧になってください。

さて、川柳アンジェリカでは「アンジェリカ川柳祭り」の結果を特設サイトにてアップしております。

https://www.senryu-angelica.com/
「秘密基地」のお題に投句くださった107名の皆様、
本当にありがとうございました。
アンジェリカ会員の選者による入選句の披講をサイト内のラジオで聞くことができます。
もちろん、結果の全てもアップしてあります。
どうぞ、是非「耳からの川柳」、「目からの川柳」をご堪能ください。

 

カモミール句会の活動報告です。
10月と11月は会員の都合が合わなくて、通信での句会となりました。

10月のお題は「お菓子一切」

たぬきのケーキ 積もる話がこんなにも  潤子
わたくしを洗ってくれる菓子がある  川守田秋男
背伸びしすぎたのか飴玉が苦い 大久保健峰
駄菓子百円レディー・ガガの骨密度 細川 静
フクロウもタンキリアメも夜の森 滋野さち
本音隠す羊羹のひたひたと黒  笹田かなえ


11月のお題は「大谷翔平

僕の鬱何度飛ばしたsho-time 潤子
大谷の一歩は僕の一万歩 川守田秋男
メル友になろうと彼のスマホから 大久保健峰
大谷の試合の美学勝つ勝つ勝つ 細川 静
翔平になれず三角ベース暮れる 滋野さち
翔平が繋ぐサムライする心 笹田かなえ


リアル句会の開催はお互いの都合もあってなかなか難しいこともありますが、
これからも続けて行きたいと思っております。


大変長くなりました。
ネコ達にいきます。

冬のありす、なんか歌詞にありそうな(笑)。
ここはひなたぼっこの指定席。


ぱんだとさばみ。
ひなたぼっこのネコは本当に幸せそう。


流し目まーくん。
撫でてもいいよのお誘いのポーズ(笑)

そして、お外のはるこちゃん。
ご飯の催促に風除室に入ってきました。
すぐに逃げるんだけど。


ちなみにはるこちゃんのお家、こんな風に作りました。
近所のネコ友さんから寄付された発泡スチロールのネコ用の箱に
ちょうど入る段ボールがあったのでそれをすっぽり入れて、
外側は、板で箱を作ってかぶせてあります。
使い捨てカイロや湯たんぽなどを入れて、寒さをしのぐようにしていますが、
何とか冬を乗り越えて欲しいものです。
宝くじを当ててサンルームを作るぞ!


今日の美味しいもの。

11月18日の名古屋からの帰りに、東北新幹線で食べたカタイアイス。
ひと仕事終わった後のアイスの味は格別なのです。


で、帰宅したら初雪のお出迎えでした(笑)