有夫恋

やっとみつかりました、「有夫恋」。
「ゆうふれん」と読みます。
時実新子先生の川柳句集です。
去年の七月の地震で本という本が本棚から崩れ落ちました。
部屋が本の海と化し、取りあえず居場所の確保をしなければと思い、
手当たり次第に本棚に入れてしまったのが運のつき。
うっかりどこかに紛れてしまいました。
今日も、お盆のあれこれの合間に部屋の片付けをしていたら出てきました。


十七の花嫁なりし有夫恋   時実 新子


句集のタイトルはこの句からと聞きました。


愛咬やはるかはるかにさくら散る   時実 新子


どの句も好きですがとりわけ好きな句です。


今夜は、この町の風習に従って迎え火を焚きました。
お盆のあれこれもなんとか無事に済みそうです。
原稿の方も目処がつきました。
明日も晴れるといいな…。


月光をつたって降りる白い猫   玉

クリスタルグラスパシャンと泣きました   かなえ