薊・露草

今日の天気、曇りと雨でした。
でも、いつもよりしんどくなかったのは、
気温が思ったほど低くなかったせいでしょうか。


グラビアのからだちぎれる天の川   倉本朝世 (句集「硝子を運ぶ」より)


倉本朝世さんは、大阪で「あざみエージェント」という
出版社をなさっていて、ご本人も素晴らしい川柳作家です。
「あざみエージェント」は、おもに川柳の句集を発行しています。
その上朝世さんは、競輪にも大変造詣が深くて、
「NO MARK」という競輪のエッセイ集も手掛けていらっしゃいます。
こちらは競輪ファン27人の方の競輪に対する思いが詰まったエッセイ集
らしいです。
執筆者には、詩人、俳人もいらっしゃるようで、
なんだか面白そうです。


昨日は川柳の大会があり、帰ってきたのが10時30分頃でした。
さすがに疲れました。
結果は、、、やっぱり後悔、、、でした。
うーん、すべて、わたしの不徳の致すところであります。
玉さんは

「触れる」 西山金悦選で

天位  さようならの水はくちびるから落ちる   玉

「露」  吉田州花選で

五客  ムラサキツユクサ全館禁煙です   玉


の他、平抜きがありましたが、発表しないでくれということなので
書きませんね。(笑)


特別選「悪」天根夢草選を、少し紹介させてください。


天位   言い負けて悪い奴だと言いふらす   野口一滴

地位   悪あがきしない牛豚鳥を喰う   伊藤良彦

人位   悪い子は一人もいない哺乳瓶   大黒谷サチエ


ちなみに、地位の句に選者の個性が出ると聞いたことがあります。
私もかろうじて「悪」平抜きで採っていただきました。

ふくらはぎ悪い予感にきゅっとなる   かなえ

と言うことで、明日また続きを書きたいと思います。



生玉子自分で立った事がある   玉

きっちりと箸置くわたくしの居場所   かなえ