静かな秋

今日は、風こそ冷たかったものの、本当に快晴でした。
でも、まだ職場に暖房が入らないので、当分は真冬の格好で
出勤です。
毎晩、明日何を着て行こうかと悩むこと、しきりです。
サイズが去年とあきらかに違ってきています。
事件です。
ダイエット、そろそろ真剣に考えなければいけません。
でも、秋にダイエットはよくないと言う人もいて、
ちょっと悩んでいます。


寝る前の読書はやはり、ずっと時代小説です。
この間中読んでいて、読み終わるのがさみしかった本は
『包丁侍事件帖「大奥と料理番」』(小早川 涼)です。
将軍の食事を担当する「台所人」と言う、今までにない
役柄が主人公です。美味しそうなお料理が出てきます。
どこまで史実に則っているかわかりませんが、
まあ、家斉公の時代ですから(笑)と大目に見ています。
ストーリーは、大奥がらみですので、市井の機微があまり
描かれていないのが、読んだあとちょっと物足りないかな。
出てくるお料理に面白いのがありました。
茄子の皮を全部剥いて水にすり下ろし、それを絞って
お味噌汁の具にするというものです。
(あっ、これは将軍様のお味噌汁ではなく賄いです。)
早速、試してみました。
なかなかいい感じです。
味は確かに茄子の味噌汁ですが、かたちがないだけで
こんなに風味が違うものかと、ちょっと驚きの一品でした。
食欲のないときにいいかもしれません。

今日は帰宅してすぐに、昨夜のうちに書いておいた
色紙一枚と短冊二枚を宅配の取り次ぎ所に頼みに行きました。
あさひな吟社がある町の、秋の収穫祭に出品します。
お習字習っていたって相変わらずの下手っぴいです。
でも、まあ、たまにこういうのも刺激になっていいものです。
そうそう、「穴」も作らなくちゃね。


よしあしは知らずに爪が伸びている   玉

みたされた指を出ていく静電気   かなえ