「川柳文学コロキュウム」

今日も晴れて、その上暖かくていい一日でした。
今夜は十三夜。
夜空に蕾のような月がぽかんと浮いていて、
名月とはまた違った彩りを見せていました。


昨日の夕方から、何だか熱っぽく腰が変にだるくて
咽喉にイガイガ感があって、ついに来たかなと一度は
覚悟しました。
今、職場でインフルエンザが流行り出しています。
罹ってもしょうがありませんよね。
と言うことで、仕事の帰りに薬局でインフルエンザに効くと
巷で噂の漢方薬の「麻黄湯」を購入。
帰宅して、夕飯には免疫力を強化するべく茸の鍋にしました。
ごぼう、大根は最初に煮て、しいたけ、えのきたけ、舞茸、
しめじ、豚肉、ネギ、キャベツ、糸こんにゃくをどんと入れて、
味噌、みりん、酒、砂糖で味付けをして熱々を食べました。
そして、これも免疫力強化に効果のある湯たんぽを作って、
早めに床に就寝。
寝る前に体温を測ったら、特に高いわけでもなかったので、
まあ、大丈夫だろうとは思っていました。
大丈夫でした。お騒がせいたしました。(笑)
咽喉のイガイガはまだ少しありますが、うがいとプロポリスの
キャンディでしのげそうです。
とまれ、罹ってもしょうがない状況ではありますが、
罹らない努力はするつもりです。


昨日、私が定期的に購読、投稿をしている
「川柳文学コロキュウム」№39 2009.11 が来ました。
大阪の赤松ますみさんが主宰の川柳結社の川柳誌です。
会員に、若い人が割合多いように見受けられます。
ますみさんの川柳に賭ける意気込みが感じられ、
個々の作家の元気でバラエティーに富んだ作品が
誌面から溢れているのです。
会員作品のコーナーは「カレイドスコープ」。
そこの前号から、会員全員の句を毎号違うひとが鑑賞するという
他にはない画期的な試みがあります。
今回は、長野県在住の樹萄らき(じゅどうらき)さん。
ひとり2句をスパスパと切ってくださいました。
らきさん、ありがとうございました。
今回から、誌上課題吟が加わり、男女ふたりの共選です。
毎号違う選者で、今回は私と河津寅次郎さんでやらせて
いただきました。
題は「習う」
それぞれから、三句ずつ掲載しますね。


河津寅次郎 選  

   最初はグー 民主主義とはかくありき   高瀬霜石

   まず心 かたちは何とでもなろう   嶋澤喜八郎

秀・ その先の技は無言の背に習う   大石一粋


笹田かなえ 選

秀① 退屈を習いに河馬に会いにゆく   中野六助

秀② リハーサルとは迂闊モナリザの微笑   夏井せいじ

秀③ 泣くことを教えてくれた金魚の死   山口ろっぱ

うーん、みごとに分かれました。

★編集ルーム★からでは、ますみさんの活躍を知ることができます。
十月十一日に川柳黎明十年の集いと言うのがあって
それで、ますみさんは「十年」の題で特選を取ったとありました。

十年が経つコロッケを揚げながら   ますみ

ますみさん、おめでとうございます。



ポケットから心をだしてみませんか   玉

バランスを崩して化学する時間   かなえ