「初午」

今日は、一日ひえびえとして過ごしました。
気温もそうですが、私、なぜか急にスカートが穿きたくなって、
寒いのがわかっていながらスカートを穿いて出勤しました。
今日から二月です。
いつまでも縮こまっていられません。
なんだか武装でもする感じで、スカートを穿きました(笑)。
スカートでも、足元が暖かければなんとかなるものです。
そのために昨日、靴を衝動買いしました。
幸い冬物バーゲンセールまっただ中。
どうにか室内履きでもよさそうな、暖かい靴を
買ってしまいました。
明日午後から吹雪になるみたいだけど、
スカート、穿いていこうと思っています。
慌ただしさはまだまだ続きそうですが、
沈んでばかりもいられません。
ささやかにおしゃれでもして、これからに向き合って
いくつもりです。

今日は初午だそうです。
お稲荷さんのお祭りですね。
そういえば、山本周五郎の小説に「こんち午の日」と言うのが
あったのを思い出しました。
「こんち午の日」、お豆腐屋さんが「午の日」に油揚げを売り歩くときの
売り声だったと思います。
ちょっと、やるせないストーリーだったような、、、。


さて、この半年、新聞の川柳の選をさせていただきました。
とても苦しみ楽しみ、勉強になったことは何度も
ここに書いたものです。
その入選句のうち五客三才を紹介させてください。
一日に一題ずつ、書いていきたいと思っています。

「ごはん」

天位  昨日から抜けてお代わりするごはん   椛本愛子

地位  タマゴご飯ケンカ相手がほしくなる   岩間夢都

人位  どか弁に一本あったきうり漬け   村田一夫


秀逸  溜息も混ぜるミキサー食の母   山口千代

    丑の日もカレーライスで払う暑気   加藤文男

    民宿の珍味は裏の山で採る   加藤のり男

    茶柱が立って朝飯かぶりつく   寺田稠

    手づかみでほっぺがごはん食べている   辻尚子


八月三十日に掲載になりました。
とても緊張してその日を待ったのを覚えています。
明日は、「橋」です。


ほろ苦き天使もいたりふきのとう   玉

さくらもち小さな春を手にもらう   かなえ