「おかじょうき」三月号

昨日と今日の午前中までは、暖かでした。
でも、今日の午後あたりからヤマセが吹いて、
寒さに震えてしまいました。
ヤマセと言うのは、この辺の初夏から秋ごろまでに
吹く季節風のことです。
紗のカーテンが下りたような白い空の色と、
まるでそこから湧いてくるような、冷たく重い
風が巻き付くように吹いて、体を苛みます。
体の弱いところに、その影響が強くでます。
私的には、眠くなったり坐骨神経痛がひどくなったりと、
さんざんな一日でした。
せっかく、ほのぼのと緑がかってきた木々の
木の芽たちが可哀そう。
この辺りのこれからがまた、思いやられます。


「おかじょうき」三月号が届いています。
むさしさんの前号選句評の「カンテラ」に書いてある
カンテラ」が気になると言っている《ある方》とは
私のことですか?だったら、うれしいな(笑)
そうそう、おかじょうき」のHPでは、この間の
「青」の入選作品が無記名ですが、発表になっています。
    ↓
http://www.okajoki.com/bbs/index.php
   
共選の結果が違うのが面白いです。
作者名の発表が楽しみですね。
この次のお題は「森」。
    ↓
http://www.okajoki.com/toku/0line.html

特選の商品は、やっぱり帆立てみたいです。
帆立て、欲しいですね。
また、挑戦します。


で、おこがましくも、三月号から気になる句を
チェックさせていただきました。


ニンゲンでくくれば罪がうすくなる   前輝

殺してと叫ぶ宇宙のど真ん中   まきこ

帯ぽんと叩き詐欺師の出来上がり   三浦昌子

歯触りのいいサヨナラが茹で上がる   守田啓子

恙なく消えて雪女の行方   吉田州花

死のうとは思わないけど桜闇   北里深雪

分母にはメガネケースと小銭入れ   熊谷冬鼓

色即是空急場しのぎのきんぽうげ   滋野さち

宴会の声の向こうの皿洗い   杉山太郎

サボリたい所で修行させられる   土田雅子

ここからは違うかたちの守り方   ひとり静


今回は、済みませんが玉さん選はお休みです。
「青」の選で疲れ果てているようです。


空の一番高いところに棒がある   玉

スカートで跨ぐと深い水たまり   かなえ