花まつり

今日は、さすがの私も汗ばむくらいに
暖かな日でした。
暖房の効いた部屋では、カーディガンをときどき
脱いでしまうくらいに、暖かと言うより暑いほどの
時がありました。

今日は「花まつり」。
仏教の開祖であるお釈迦さまの誕生日とされる日ですね。
と言っても、神様にも仏様にも不調法な私ですから、
特に何するわけでもなく、漠然と「天上天下唯我独尊」とか
「甘茶」とかとりとめのないことを考えてみたりしました。
いつかは、この日にお寺さんに行って「花まつり」を
経験したいとは思っています。
「甘茶」も飲んだことがないのでちょっと興味があります。
どうも、私の興味は、食べることや飲むことからはじまるのが
多いようです(笑)
寝甘酒、いっときお休みしていましたが、
また作って飲んでいます。
と言うのも酒粕がまだ残っていて、春が終わるまでになんとか
しないといけない感じなのです。
いくら日持ちするといっても、さすがに夏までは持たないでしょう。
実は「田酒」のほかに「小鼓」と言うお酒の酒粕もあるのです。
酒粕のことを、インターネットで調べたら「小鼓」の酒粕を知り、
なんとも美味しそうに感じたので取り寄せたわけです。
「小鼓」と言うお酒は、高浜虚子が名付けたとのこと。
そのお酒も魅力的なのですが、お酒はそんなに飲めないので、
残念ながらパスしました。
で、その酒粕の味なんですが、買ったのが去年の暮のこと。
届いてすぐに甘酒にしたところ、イメージとは違って、
なんと言うかアミノ酸の味がして、あまり好みではありませんでした。
そこで、田酒の酒粕と混ぜて飲んでいました。
そのうち、ここ二カ月ばかりなんとなく甘酒を飲まないままに、
酒粕を冷蔵庫に入れておいたのですが、
最近、ふと思いついてまた二つの酒粕を混ぜて
甘酒を作ったところ、思いがけない美味しさでした。
あのアミノ酸臭さがほとんどなくて、まろやかなしっとりした
甘さになっていたのです。
熟成が進んだのでしょうね。
なんか、とっても得をした気分で、このごろの寝甘酒タイムを
楽しんでいます。
「甘茶」から甘酒の連想、なんとも不謹慎なことで、
お釈迦様には申し訳ありません。


雨天決行象はしずかに群れを去る   玉

傷口の下にわたしのもうひとり   かなえ