ふたつのプレゼント


今日は、爽やかにそしてしっとりした
空気の一日でした。
秋が深まっていくというのはこういうこと
だったんだと、再認識したような気がしています。
それでも、いつもの年より暖かい秋です。


今日の画像は昨日の帰りの空です。
ちょうど雲が切れて、お月さまが見えたのですが、
手ぶれで、ぼやけてしまいました。
でも、なんだか捨てがたい一枚です。
そうそう、昨日と言えばこういうことがありました。
仕事の帰りに、ちょっとコンビニに寄り買い物をしたのですが、
そのときのレジのお兄さん、明るい声が印象的でいい感じ。
元気がいいなあ、なんて思いながら会計をしていると、
なんだか後ろの方から、妙な圧迫感を覚えました。
後頭部の辺りに、ビシバシと視線が刺さってきます。
そそくさとそこから離れながら、ちらりと後ろを
見ると、女子高生がバンと立っていました。
そして、私がレジ前から立ち去るやいなや、そのレジの
お兄さんに、「すみません、少し話があるんですが」と
言うではありませんか。
お兄さん、「おっ、告白!?(笑)」みたいに受け答えしたら、
「それも関係があります。でも、話が長くなるんです」。
お兄さんの声はくぐもってよく聞こえません。
(仕事中なんだけどな)とおばさんの私はちょっと心配。
女子高生は、なかなか引き下がる気配はありません。
なんか、すごく必死です。その雰囲気はどう見ても、
告白っぽい。「好き」と言う声が聞こえてきそうに
張り詰めています。ただ、相手は職場だし仕事中。
どうするんだろう、もう少し様子みようかなと
思いながらも、私はそのコンビニをそのまま出てきました。
女の子、あまり人に見られたくないかもしれないかなって。
それからどうなったか知りませんが、もしこれが告白だったら
やり方としては感心しないけど、女の子を応援したい気持ちに
なりました。
「好き」は、こんなところにこんな風にもあるんだなと
その心根が眩しく、また、面映ゆくもなったことでした。

今日の「プチグル」、まず「くら屋菓子店」の「あんドーナツ」
(3個100円)。ここも古いお店です。
「いつ頃からお店をなさっているんですか?」と尋ねたら、
「さあー、親父が大正9年からやっているから」と答えてくださいました。
あんドーナツのほかに、駄菓子や焼酎のボンボンみたいなものも
売っています。あんドーナツ、素朴な甘さで一度に二個は食べられそう(笑)

こちら、向かって左は「うさぎや」の「がんづき」(100円)と
右は「スウィートピーチ」の「シュークリーム」(100円)。
この二つは娘に買ってもらいました。
うさぎやのおじさん、娘に「また、来てね」って
言ったんだそうです。「うさぎや」は、街中の細い小路にある
露店です。そこには、ほかに土地の野菜や果物、海産物などを
扱っている露店が集まっています。
そういうお店は、かつて街中の大きな歩道に軒を並べていました。
でも、景観上とかいろんな理由でその小路の一角に移動させられたと
記憶しています。ちなみに「うさぎや」のおじさん、クシャおじさん
(知ってる?)にお顔が似てます。いつもニコニコしているんだけど、
眼差しはなかなか厳しいものがあって、なんとなく波乱万丈な人生を
送ってきたんじゃないかと想像してしまうのです。
がんづきは、おじさんが毎朝作るんだとか。黒砂糖の甘みが庶民的です。
「スウィートピーチ」はこの街でも有名なお菓子屋さんです。
もともとは、街角の小さな果物屋さんでした。
その果物屋の二階で居酒屋を始めたのが当たって、今では
割烹、料亭、洋菓子店と、市内のあちこちにお店を出しています。
果物屋さんももちろん健在。この街では東京で言えば「千疋屋
みたいな位置づけです。



この画像はこの間の東京での「乾杯」の一枚です。
赤チャンが送ってくれました。
こんな風にちゃんとケースに入れてくれて。
その日、大阪の赤松ますみさんからもCDを頂きました。
奇しくもどちらも「赤」がつきます。
CDは「大阪ソウルバラード」。
うん、泣けます。沁みます。ツンときます。
赤チャン、ますみさん、本当にありがとうございました。



会長のえくぼは無敵だと思う   玉

負け組のわさび本物だと思う   かなえ