帆風美術館


今日は、一日、とてもよく晴れました。
気温も5℃まで上がって、雪が随分融けました。
このまま暖かくなればいいんだけど。
そうはいかない北国です。
去年のようにドカ雪やら寒い日があるんだろな。


さて、「はっち」オープン記念イベントはまだまだ続いています。
でもさすがに全部には参加できません。
昨日は、「八戸帆風美術館」の開館三周記念の「美術歳時記」というものに
行ってきました。
「八戸帆風美術館」いうのは、江戸期の日本画を株式会社「帆風」が
「デジタル光筆画」という技法によってつくられた作品を展示する、
複製画専門の美術館です。
詳しくは、こちらのHPでご覧下さい。
      ↓

http://www.vanfu.co.jp/service/museum.html


最初の画像が建物の様子です。
辺りに人家はなく、雑木林に囲まれた会社や工場ばかり。
ちょっと、近未来都市みたいな雰囲気があります。
交通の便が不便なので、普段はちょっと行けませんが、
今回は特別にチャーターバスが出ました。
展示作品は、絵画、俳画、そして、着物です。


その着物がこちらです。「帷子黒麻地御簾藤模様」。
材質は不織布です。刺繍の感じがよくわかりました。


今回は春がテーマの俳画が多くありました。
池大雅与謝蕪村尾形乾山雪舟、千代女などなど、
有名どころがずらりと、およそ56点。


こちらは、雪舟の「四季山水図」。


そして、利休の書です。


実は、美術館展示のほかにも「はっち」でも「帆風美術館」の
『江戸時代名作展』というものをやっていまして、今回、そちらの方に
興味を惹かれるものが多くありましたので、そちらの画像を
ご紹介いたします。俳画ファンの方、ごめんなさい。

まず、歌麿の「納涼美人図」。うーん、やっぱり妖艶。

そして、月岡雪鼎の「蛍狩り図」。なんか物狂しくないですか。


他にも写楽や渡邊崋山の絵もありましたし、「見返り美人」もありましたが、
今回、気に入ったのは、作者不詳とある絵でした。
以下の作品は全部作者不詳です。




そして、一番好きだった「美人一人立図」。

顔のアップです。凛とした美しさに一目で惹かれました。


もちろん、本物をちゃんと見るのに越したことはありませんが、
そういう機会はめったにあるものではありません。
今回は、等身大の画集を見るように見てきました。
そういえば、中学生くらいのお姉さんと見にきていた、小学生らしい男の子が、
「国宝をこんな風に飾っていて盗まれないかなぁ」って話してましたっけ。
それだけ、古色とか質感が再現されていました。

こちらの画像は「はっち」の「ベリィベリージュース」というコーナーで
販売している「二月のミックスジュース」。無農薬のカシスと
林檎のミックスジュースで、どろっとしていますが、酸味と甘さがほどよくて
すんなり喉を通ります。
ジュースの向こうに見えるのはえんぶりの映像です。
えんぶりはこの日で終わりでした。


女体をほどく一本の糸である   玉

肌に合う肌着のように触れられる   かなえ