今日は、午前中は汗ばむくらいに暑かったのですが、
二時過ぎあたりにひんやりしてきて、気が付いたら
雪が舞っていて、仕事が終わって帰るころには、
冬の寒ーい風が吹いて、という落ち着かない空模様でした。
「おかじょうき」の二月号が届いていたのに、「はっち」に
かまけているうちに、二月も間もなく終わりです。
「無人駅」から、またまた勝手に好きな句を書かせてください。
ワタクシをころがす鯛焼きのしっぽ 守田啓子
ことばからはみ出したので踊ります 悠 とし子
神さまがかかとを踏んだから師走 吉田州花
弁当のエビが消えてる幕の内 安藤なみ
耳も目も塞ぎたいから雪兎 岩根彰子
割り切れぬ話ゴキリと首の骨 角田古錐
めげるなとささやく枯野陽の匂い 北里深雪
耳の裏掻いて返事はそのうちに 熊谷冬鼓
徘徊のお伴につけるカラスウリ 滋野さち
たった五分で赤の新車を決めました 城後朱美
闇 撃破 やがて女の手の動き Sin
涙にも当てるのだろう放射線 杉山太郎
十二月黒豆を煮る生きる音 中道文子
間をおいてパセリゆっくり深呼吸 成田 勲
ポイントが溜まったらしい袋とじ 則田 椿
夕陽には絆創膏と決まってる ひとり静
逢わなけりゃそんな気がする逢わなけりゃ 前輝
笑えない笑える今日の鍵の穴 まきこ
ひきがねに手をかけたまま眠ってる まみどり
来年は猟師になって熊を撃つ 三上玉夫
ぼうぼうと時は流れてもちつき機 三上玉夫
目の前の人の形をした吹雪 むさし
本当に個性的な句ばかりだと思っています。
三上玉夫さんの句の、言葉に無理強いさせない書き方が好きです。
そうそう、
性欲減退やっとまともな人になる 前輝
の句に、玉さんから「そんなこと言ったら男はおしまいだろ!」って
大変お怒りの言葉がありました(笑)。
「カンテラ」でもむさしさんがこの句を取り上げて、
『じゃ、私ずいぶん前からまともだな…」とも。
青森の男性はシャイな人が多いですね(笑)
「おかじょうき」の誌上句会「0番線」の締め切りが今月末です。
↓
http://www.okajoki.com/toku/0line.html
急がなければ。
今日の最初の画像は、夜の「はっち」です。
こちらは、「はっち」の入口の八幡駒。黒の地色と赤の地色の他に、
こんな白木の八幡駒もあって、結婚式や送別会なんかでこれにメッセージを
書いて贈ったりします。
カラクリ時計の「法霊神楽」の獅子頭達。八体あって、
時がくるといっせいに歯打ちをします。
それを楽しみにみているひとがいて、終わると拍手が起こります。
獅子頭のアップ。よく見るとなかなか可愛いですね。
天井を見上げると、ガラス工芸作家の石橋忠三郎さんの作品があります。
こちらは「cafe373」の「はっち」のロゴワッフルのサンプル。
「はっち」食べ物編、もう少しお待ちください。
仕事の帰りに買い物がてら、ふらっと立ち寄ったりすることがあります。
そんな風に何度か立ち寄って、「シバ」とか「かなえちゃん」と
声をかけられることはあっても、戸籍上の名前で呼ばれる人に会ったことが
ありません。これもまた、不思議と言えば不思議。
えーと、シャンソン歌手の秋田漣さんの「3月まひるのシャンソニエ」という
催しの案内が来ています。
3月の3日、4日、5日、7日、8日、9日の6日間です。
時間は2時から4時まで。場所はシャンソン酒場「漣」。
カフェ&ケーキつきで、会員は2000円、会員以外は2500円。
要予約らしいです。
(啓子さん、連絡遅くなってごめんなさい。)
帰る家あって風船さようなら 玉
あのひとのさみしい場所にやっと住む かなえ