「おかじょうき」4・5月号

今日は、ときどきヤマセが吹いたりしましたが、
暑いくらいの陽射しもあって、大きな洗濯物も
よく乾きました。
昨夜は、久しぶりに読書三昧の夜更かしを
したので、今日一日はぼーっとして過ごしました。
それでも午後から娘と買い物に行ったりの、
いつもの休日でした。

今日の最初の画像は、昨日の帰りにバスの窓から見た、
夕空です。天使の梯子
夏至の近い今頃の空が一番好きです。
明るい夕方の空を見ていると、まだまだ時間があるんだと
気持ちが楽になります。
寒さに向かうより夏に向かう空の色は、あらゆる事象を
励ましてくれるように思うのです。

こちらは桜の実。つやつやと赤い実が誇らしげです。
撮って、撮ってと言ってました(笑)

さて、ご無沙汰しました。
今日は、「おかじょうき」4・5月合併号からです。
今回は、前回の「0番線」の入選作が載っています。
題は、「陸」


木本朱夏選の特選

陸橋で釣り糸垂れるソクラテス   上原 稔

岩崎雪洲選の特選

吸って吐いて吸って吐いて  いざ離陸   熊谷冬鼓


でした。
ところで只今募集中の「0番線」は、私が選者をさせて
いただくことになりました。
 ↓

http://www.okajoki.com/


投句、よろしくお願いいたします。


では、「無人駅」から、またまた好きな句を書かせてください。


振り向いた金魚の顔のあっかんべ   悠 とし子

時間ですタイもヒラメも黙りなさい   葉 閑女

亡くなったそうだと雪の降る夜に   吉田州花

右肩を前に突き出すヒヤシンス   岩根彰子

しつっこい夕陽が照らすラムネ瓶   角田古錐

ひまわりでいるようにって言われても   きさらぎ彼句吾

見開きはさくらのページいざ行かん   熊谷冬鼓

またとない縁で鰯と見つめ合う   斎藤あまね

木端微塵でっかい音とぶつかって   斎藤泰子

開花音何でサイレン鳴るのだろう   坂本勝子

一日を使い果たしたワンカップ   さざき蓬石

濃くなってくる亡母からの珊瑚玉   滋野さち

「ごめんね」と言っても 返さないコダマ   Sin

乳癌はこの中差し出した外科医   杉山太郎

目の前の山はなるべく越えなさい   土田雅子

お隣はごはんの時間輪廻だな   鳴海賢治

強がりを言っても ほらね誤字脱字   ひとは

SOS 届かないのか鎌の月   ひとり静

おとこってやつがぶらぶらしてこまる   前輝

軽い咳続くねっとり魚の目   まきこ

裏切った方に軍配挙げた月   三浦昌子

介護の海でときどきぼらが跳ねている   三上玉夫

拝啓お日様定年したくないですか   村井規子

何言ってもごろんと落ちた屋根の雪   守田啓子

山猫軒が消えたあたりの焼き芋屋   むさし


やっぱり多彩だと思う「おかじょうき」のみなさんの句です。
前輝さん、笑ってもいいですか(笑)
「おとこ」ってナイーブでシャイなんですね、ホント。

この画像の白いもの、、どうやら松の枝に突っ込んでしまった
紙ヒコーキではないでしょうか。紙ヒコーキ、苦笑いしてそう。
これも「おとこってやつ」はかな(笑)

さてこちらの画像は、私の若い友達の赤ちゃんです。
ついこのあいだの6月5日に産まれました。
男の子です。名前は翔太君。
この大変な日本に産まれてくれたかけがえのない命です。
健やかに育ってくださいと祈らずにはいられません。
おめでとう翔太君!そしてありがとう!
青森からも心からのエールを送っているからね。

えーと、こちらの画像は実家の母がこの時期に送ってくれる
笹餅です。笹の香りがお餅に移っていて、さわやかな
甘さです。母が丈夫なうちに作り方を聞こうと思うのですが
なかなかできないでいます。


今日の私の句は、やはり徳永政二選の入選句から。


いつだって母は貴男の味方です   玉

なまやさしい顔はひとつもない苺   かなえ