五所川原へ




今日は、うっすら曇ったり晴れたりの繰り返しの
お天気でしたが、おおむね晴れて風も気持ち良く、
洗濯物もよく乾きました。
九州地方は大雨ということですが、被害のないことを
祈らずにはいられません。
昨日であの大地震から三カ月。
復旧も復興も原発問題もまだまだ思うような進展が
見られませんが、それでも雪が融け、桜が咲き、
青葉若葉の季節を迎えた今、気持ちだけは前を向いて
行かなければと、改めて思うこのごろです。


さて、6月5日の青森県観光ですが、五所川原市
連れて行ってもらいました。五所川原市と言えば、「ねぶた」と
太宰治」ですね。はい、その二つをしっかり目に焼き付けて
きました。
まず、最初の画像は「立佞武多」。「たちねぶた」と読みます。
およさ18メートルあります。
青森県青森市の「ねぶた」と弘前市の「ねぷた」が有名ですが、
近年、こちらの「立佞武多」も有名になってきて、ここはその「立佞武多」を
おさめてある「立佞武多の館」です。
4階までエレベーターで行って、大型スクリーンで五所川原の四季と
その祭りの様子を見ました。
本当に大きかったです。見上げても視界に入りきれないほど。
撮影はむさしさん。


こちらの画像もむさしさんからいただいたもので、
私たちがスクリーンを見ているときに、向こう側の観客席から
撮ったものです。建物の広さと大きさがおわかりいただけますでしょうか。

これは「又鬼(またぎ)」という題がついていました。
猟師さんのことですね。肩には獲物の熊を背負っているそうで、
その熊の足が見えました。
足元のうさぎが可愛いですね。
こちらもむさしさんからのいただきもの。
説明を聞きながら見ることができます。

こちらは、お囃子の実演の様子です。
「ヤッテマレー、ヤッテマレー」という特徴ある掛け声です。
ほかにあと二機ありましたが、どちらもやはりすごい迫力でした。
だだっぴろい空間にとてつもない大きなものを見ていると、
どこか気持ちがすっきりするものを覚えました。

ということで、ちょうどお昼です。
啓子さんお勧めのショッピングモールの
「エルム」の中にあるお蕎麦屋さんへ。
ちょうどお昼時のせいもあって混んでいたのでしたが、
少し待っていたら入ることができました。


6月限定の山菜の天ぷらのざるそば。
根曲がりだけ、ミズ、ミズの葉、エビなどの天ぷらが美味しかったー。
最後は蕎麦湯で仕上げがお決まりの私たちですが、
大阪のあさよさんは、お蕎麦はあまり馴染みがないということで、
蕎麦湯の初体験となりました。
「おうどんのお出汁みたいやね」という感想でどうやら
美味しくいただけたようです。


さて、お腹が満腹になったところで、お次は金木町の
太宰治の生家「斜陽館」まで。

メンバーの記念撮影です。撮影者はむさしさん。
後ろの背の高いひとが政二さん、前列左から私、
あさよさん、啓子さん、冬鼓さん、古錐さん。
えっ、人物が小さすぎるって?
だって、ほら、主役は斜陽館ですから(笑)
お天気もよくて、絶好の観光日和でした。

斜陽館の内部は、さすが名家の貫禄充分で趣も格式もあるものでした。
太宰の生まれた部屋や客間、仏間などその数々の部屋には、
それに相応しい襖絵、欄間など見どころたくさん。
その中で、特に印象に残ったのがこの洋間。
お母さんのお部屋だったそうです。
ガイドさんの説明によると、太宰のお母さんはこの家の
家付き娘だったとか。ということは、太宰のお父さんは、
入り婿さんだったということですね。
ここに比べると、当主の部屋はシンプルでしたが、
静かで奥まったところにありました。

かつて、斜陽館が旅館だったときに泊まっておけばよかったと、
今さらながら後悔しました。

さて、三時のお茶の時間はここ。
津軽鉄道芦野公園の旧駅舎を利用しての「駅舎」という喫茶店
ドアからのぞいているのはあさよさん。
チャーミングですよね、あさよさん。

裏には津軽鉄道の線路があります。
私たちが店内にいたとき、ちょうど「走れメロス号」が走り過ぎていきました。
緑の中の線路。少し薄暗くて、それがなんだか落ち着きます。

こちらは、紅茶と一緒に頼んだ津軽地方のお菓子で
「雲平(うんぺい)」というもの。
もち米とお砂糖のシンプルな味で、かたちと色合いは
「はやて」とイメージしたものらしいです。
青森って面白そうと思われ方、どうぞ、はやてに乗って
いらしてくださいね(笑)
五所川原のひととき、いい思い出になりました。
むさしさん、運転と撮影、本当にお疲れ様でした。
ご一緒させていただいた政二さん、あさよさん、
古錐さん、冬鼓さん、啓子さん、楽しい時間を
ありがとうございました。
また、どこかでお会いしましょう。



そうそう、大事な連絡。
大阪の赤松ますみさんがブログを開設なさいました。

http://shinyokan.ne.jp/senryu-blogs/masumi/

楽しみがまた増えました。



今日の私の句は徳永政二特別選「雑詠」の入選句から。



万華鏡千の蛍を沈ませる   玉


見たままのことを言ったらおぼろ月   かなえ