なな、旅立ちました

ななは、6月27日金曜日、午前4時30分に虹の橋へと旅立ちました。
今までのみなさまの温かいご厚情に心から感謝申し上げます。
ほんとうにほんとうにありがとうございました。
今日は午後に業者さんから来てもらって、個別に火葬をしてもらいます。
火葬後の様子はあとで書きますね。


いま、ななはサイドボードの上で外を見ながら、静かに横たわっています。
その後ろ姿は生きていると同じに、お昼寝をしているようです。
でも、動きません。風がそよいでななの上を過ぎていくばかり。

この画像は先日の凛々しい顔の時に一緒に写したものです。
サイドボードの上でなわばりを観察中。

なな、つかれたね。つらいね。


昨夜、娘とふたりでななの体を洗ってあげました。
下痢のせいでお尻周辺がちょっとかわいそうになっていたからです。
ななの最初で最後のお風呂です。
たぶん、びっくりして嫌がったかもしれませんね。
お風呂のあと、わたしは娘の寝る部屋で娘とななの三人一緒の
部屋に寝ました。
動かないななですが、ときどきその寝息が聞こえてきそうな気がしました。
ななは、本当に頑張りました。

亡くなる数時間前も、チュールを少しなめてお水も飲みました。
寝る場所も何度か移動したがりました。
最初はサイドボードの上、そして娘の部屋の机の下へ。

この画像は移動させたときのものです。


娘の机の下に移ったのは、夜の10時過ぎあたりでした。
ななはステロイドの副作用で筋肉の低下が著しく、
特に後ろ足はひきずるようにしていました。
筋肉で支えられなくなった内臓の重みでそうなるんだそうです。
でも、ステロイドをやめるとここまでの命ではなかったのです。
そんな大変な体でもウンチのときは、自力でトイレに入るのです。
ウンチは水様便。トイレから出るとトイレの前で少し休憩して
また寝場所への移動です。
娘の机の下に行ったときでした。急に呼吸が荒くなり苦しそうな
表情をし始めました。
動物病院の先生が「ななちゃんはぎりぎりまで弱みを見せない子
なんでしょうね」とおっしゃっていたのを思い出しました。
私たちから隠れて体を癒したかったのでしょう。
娘の部屋にマットを敷きそこで、ななの様子を見ることにしました。
娘も翌日が仕事なのにななといると言って、サイドボードの部屋で休みました。
あまりに苦しそうだったので、体をなでると私の手に歯を立ててくるのです。
なるべく刺激しないように、ただ見守るしかありませんでした。
夜中の1時30分過ぎあたりに、また移動したそうだったので
今度は階段下のベッドへの移動です。
娘と私もそこに近い場所で休むことにしました。
階段下に行ったら、ますます呼吸が荒くなり私は
何度も覗きこみ様子を見ながら4時頃まで起きていたのですが、、
4時過ぎにふっと眠気がさしうとうとしてしまったのです。
そして、4時40分ころ目を覚ましたらななの呼吸音が聞こえなくなっていました。
慌ててななに触ったら、もう。。。。。。
体は温かかったのに動きませんでした。死後硬直も始まっていました。
昨日一日、ななを移動用のバスケットに入れて目の届く所に
置きながら家事をしてすごしました。
ななの体に触られる時間も残り少なくなりました。
あのふわふわすべすべの毛並みの感触をしっかり留めておきたくて、
時間さえあればななに触れてしまうのです。
ななの体はここにあるのに、動かない、鳴かない、不思議に思いながら。
馬鹿ですね。

火葬、終わりました。
あんなに大きかったなながこんな小さなお骨になりました。
でも、ななもほっとしていることでしょう。
今頃は、あちこちお散歩しているのかな。

お骨を拾う時業者さんが言ってました。
ななのお腹には、卵大の腫瘍があったそうです。
それはお骨に混じって黒い灰になっていました。
なな、本当によくがんばったね。
ゆっくりおやすみね。

これは、わたしに抱っこされて病院にいくときの写真。
ななのぬくもり、忘れないから。

ななはうちの庭が大好きでした。
だから、生まれ変わってまた、みんなの前に出ておいで。
かあちゃん、待ってるから。
なな、二年間、ほんとうにありがとうね。


皆様にも二年間、ななをお見守りくださいまして本当に
ありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。