五月のそんな

 

長い長いご無沙汰、本当に申し訳ありませんでした。
八戸の梅も桜も立派に咲いて、散って、今はつつじが艶やかな装いを見せてくれています。
さて、5月も終わりそうなので、慌てて書きます。
最初の画像は、5月4日に寺山修司記念館で行われた

寺山修司記念館フェスティバル2024春」に行って来た時のもの。
「修司忌」とも言われるこの日は、顕彰文学碑の前で献花と朗読劇が行われました。
ちなみに朗読劇は、地元の三沢市立堀口中学の家庭科部の2,3年生が「われに五月を」を披露しました。
ほかにも青森市の舞踏家の舞踏もあって、緑爽やかな初夏の森はどっぷりと寺山ワールドでした。
そして、翌日の地元の新聞にその様子が掲載されたのですが、そこに献花する私が写っていました!


ちょこっと載せますね。恥ずかしいけれど、嬉しかったです。
寺山修司記念館から駅までの帰りのバスを待っているときのことです。
若いカップルが並んでやはりバスを待っていたので、「楽しかったですか?」と、
おばちゃん精神よろしく話しかけたら、
「私たちは、台湾と香港が出身で今は京都の大学にいます」とちょっとぎこちない日本語で答えてくれました。
寺山修司は好きですか?」と重ねて問いかけたら、
寺山修司の詩や言葉を翻訳アプリで聞いて、すごく感激しました。でも、きちんと日本語を覚えて、日本語で読んでみたいので、今、日本語を勉強中です。
”なみだは人間の作るいちばん小さな海です””海を知らぬ少女の前に麦藁帽子のわれは両手をひろげていたり”などが好きです」と
好きな短歌や言葉を目を輝かせてスラスラ話してくれました。
私はその言葉に、胸がいっぱいになりました。
好きな言葉をその国の言語で覚えたいという、若い人の感性にただ感動したのでした。
三沢駅で「See you again!」と別れましたが、来年も行けたら、いや、絶対に行こうと思っています。

 

カモミール句会は、毎月リアル句会の活動を行っています。
1月、2月、3月、4月の作品を紹介いたします。
1月は集まりは無しで、メールなどでやり取り。
お題は「話す」
何も話さなくても 話し相手 ね  潤子
嘘をつく真珠のような雪降らせ   守田啓子
ひと言を煮込んだ母のじゃっぱ汁  川守田秋男
無風地帯 妻と喋って七十年  細川 静
正論の前でかすかにミャオと鳴く  滋野さち
ヒソヒソと聞こえるように開かずの間  笹田かなえ

 

2月は宿題「煙」と席題の「お茶」から。
久しぶりに集まることができて、話が弾みました。

お薄一服 もう一周忌だね 潤子
森は雨小舟を待たせミルクティー 守田啓子
どの風に乗ろうか亡父の土踏まず  川守田秋男
戦争は馬鹿らし 日本茶の旨さ 細川 静
雨になって慰めに来てあげるから 滋野さち
まっすぐな煙の下のありがとう 笹田かなえ

3月は「桜」。3月なのに、八戸もなんか咲きそうな陽気が続いていました。
そして、3月から新しい会員さんがおひとり入会してくれました。
地元の大ベテランの大久保健峰さんです。

北陸へ日本中の桜降る 潤子
千本桜抜けるとそこは終戦 守田啓子
蕾から満開までのかくれんぼ 川守田秋男
退き際を迷う私も桜木も 大久保健峰
桜散るホームの書類書いている 細川 静
胴吹きの花の紅さはたぶん姉 滋野さち
桜湯と言うニッポンの掌 笹田かなえ

4月は「歌」。
あなたも音痴でデュエットが決まる 潤子                
神田川」歌う霧ならあなたでしょう 守田啓子
残り火が消えない春のレクイエム 川守田秋男
ざら紙を破れば騒ぐ一揆の血  大久保健峰
海真紅バカな戦争してる国  細川 静
こんなに細い糸だったのか友が去る  滋野さち
夜桜の闇から闇へローレライ 笹田かなえ


さて、前にお話をしていた、新しいネット句会のことですが、
詳細はもう少しおまちください。
会の新しい名前は決まりました。
「川柳アンジェリカネット句会」です。
また後程、詳しいご報告ができると思いますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。


では、ネコ達に行きます。

おもちゃを見つめるありすの目はすっかりお姉さま。
でも、やきもち焼きはひといちばいです。
まーくんに対しては、自分のお気に入りの場所には絶対入れないように、
「シャーッ!」と追い払うのです。

まーくん、お耳の持病があってずっと病院通いしてました。
でも、やっと最近よくなってそろそろOKが出そうです。
病院に行く時、キャリーバックに入るのが嫌で、おもらしをするんです。
ほんと、可哀そうでこちらもツラいんだけど。

 

ぱんだとまーくん。ぱんだは、相変わらずのボス。
ありすがまーくんに「シャーッ」と追い払うところに居合わせると、
ありすを叱るように追いかけるんです。
まーくんの面倒を見てくれるようになって、本当によかったです。
でも、あまりありすをいじめないでね。

 

さばみ。
いつも寝ているところしか写させてもらえなかったけれど、
奇跡的に撮れた「舌ペロ」のお顔。
マイペースなさばみだけれど、ぱんだのお世話もよくやってくれます。
いつも本当にありがとうね。

 

あと、最近我が家の庭に来るようになった白いネコちゃん。
この時期に、こんな白いネコが来るのは、精神的に良くないです(笑)
いや、でも家を選んできてくれたのだから…そっと見守ります。
この子が来たあたりから春になったので「はるちゃん」とこっそり名前をつけています。

 


今日の美味しい物。
海の近くの「東海」というお店の海鮮丼。
行ったことのある友だちが「美味しかったから」と3月のとある日に連れて行ってくれました。
海の近くなので、最高の景色です。
お刺身が新鮮でボリュームもすごくてとても美味しかったです。
Mちゃん、いつも本当にありがとう!