文庫の時代小説は表紙の絵で選ぶ時があります。
今、気に入っているのは宇野信哉さんというひとです。
宇野というからあのイラストレーターの宇野亜喜良さんと関係あるのかと
思って調べてみたら、そういうことでもないようです。
表紙絵を描く宇野さんの絵はなんとなく全体がセピア色がかっていて、
人の顔も能面みたいな表情なのですが、きちんと着物の模様や背景が
描き込まれているのが、信用できそうな感じがするのです。
そんな表紙絵が気に入って買った作家の一人に井川香四郎という人がいます。
「梟与力吟味帳」というシリーズものです。
正義感あふれる若い与力(同心の上役)が主人公です。
遠山の金さんや鳥居耀蔵も出てきて、町人の事件だけでなく
巨悪と戦う場面もあったりします。
このシリーズを読み始めたあたりにNHKでこの本を原作にして、
「オトコマエ!」が放送されたんです。
土曜日の夜7時30分からの土曜時代劇です。
9月5日から2クール目が始まりました。
原作と登場人物がちょっと違っていたりしますが、
歯切れのよさが原作に忠実だと思いながら観ています。
「ハリー・ポッター」を観てきました。「謎のプリンス」。
う―――ん、評判通りでした。
青春のラヴ・ストーリーのエピソードはもう少し短くして、
「分霊箱」にたどり着くまでの艱難辛苦をもっと原作に忠実にしてほしかったです。
でないと「分霊箱」の重要さが伝わらないんじゃないでしょうか。
それと「ルーモス!マックス!」「光よ!最大級!」はないんじゃない!
原作にない魔法は使わないでください。
「ルーモス!(光よ)」はありますが、「マックス」はなかったはずです。
ちょっと怒っています。
なんだかんだと言いながら「ハリー・ポッター」好きなんです。
落ち込んだとき「ハリー・ポッター」を読んで救われた時もありました。
今回の映画にがっかりしたぶん、この次の最終巻の映画化に
期待をかけます。なんでも予告では2回に分けて放映するとのことです。
似てはいるが僕には僕のさがし物 玉
引き出しの一番下は無人島 かなえ