いよいよ、令和です。
昨日からしっかりテレビにかじりついていました。
気のせいか、コメントする人たちに若い人が多かったような。
どんな時代になるのか。
戦争のない、災害のない、
いじめも虐待もない、貧富の格差のない、
そんな時代を願うばかりです。
さて、八戸の桜も、場所によっては満開という4月のとある日、
カモミール句会では帆風美術館で吟行を行いました。
今回の帆風美術館のテーマは「日本人の自然観照」です。
今回も青森市から文音さん、冬鼓さん、吉見恵子さん、そして初参加の州花さん、
川柳おひさしぶりの白花さん、川守田秋男さん、
前回参加してくれた二部智鶴子さんとさちさん、潤子さん、かなえの10名で行いました。
最初の画像はその時の記念写真です。
さて、見たもののを少しだけご紹介させていただきます。
国宝 長谷川等伯の「松林図」。
濃い 墨と薄い墨、掠れたようなタッチ、
ふと松籟が聞こえてきて、松の林をどこまでも歩いているような
不思議な感覚になったのでした。
国宝 狩野永徳「檜図屏風」。
ものすごい迫力でぐっと引き込まれます。
安土桃山時代特有の力強い豪華絢爛さは見ごたえがありました。
国宝 雪舟「秋冬山水図」。
キリキリした厳しい自然界の様子に身が引き締まる思いがしました。
これは長野オリンピックのポスターにも採用されたそうです。
雪舟の山水図、他にもたくさんありました。
重文 尾形乾山「八橋図」。
「から衣 きつつなれにし 妻しあれば はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ」
在原業平ですね。
重文 与謝蕪村「富嶽列秋図」。
空の薄墨によって、雪の富士山がいっそう際立っています。
この空の薄墨は空青さを表しているそうです。
国宝 藤原伊行「芦手絵和漢朗詠抄(部分)」。
文字の一部が絵になっていたり絵の中に文字があったりして、
見ていて楽しかったです。
重文 酒井抱一「夏秋草図」。
尾形光琳の「風神雷神」の裏に描かれています。
うっとりと眺めてしまいました。
句会の様子です。
食べながら、飲みながら。
秋男さんとは何年ぶりだったかしら。
静さんが欠席のために白一点でした。
では、各自の作品です。
挨拶が下手で屏風の襞にいる 三浦潤子
遠すぎず近づき過ぎず松林図 二部智鶴子
ある日突然できるガラスのしきり 白花
書の中を泳いでからのひとり言 川守田秋男
どんな日が来ようとシャンと燕子花 吉見恵子
玉子割る日がな一日掠り筆 熊谷冬鼓
檜葉の葉にだきすくめられ春くずれ 福田文音
思い出は積み重なって複製画 吉田州花
黒釉で塗り込める素顔の日記 滋野さち
明けぬれば夏秋草図好きやねん 笹田かなえ
啓子さんはご家庭の都合で、残念ながら欠席でした。
ねこたち。
ぱんだとじろ。
狭いところに、よくまあ入ったもんだ。
これはきっとじろが無理やり押し入ったのね。
このケージは漣くんを保護した時に購入したもの。
全部の扉を閉めたら、二度と入らなくなるでしょうね(笑)
さばみもやっと違い棚の下にくるようになりました。
時々、ぱんだやなーこに追い払われているけれど、
頑張っています。じろだけはここに一緒にいるときもあります。
今日の美味しいもの。
さちさんの差し入れのゆで卵。
ピンクの岩塩とウエットティッシュ、
剥いた殻を入れるポリ袋まで持ってきてくれました。
ピンクの岩塩の柔らかいしょっぱさと
卵のゆでかげんも絶妙で美味しかったー。
遠足にはやっぱりゆで卵だよね。
さちさん、ご馳走様でした。
お知らせ再掲。
カモミールでは5月19日に「道の駅 浪岡アップルヒル」で吟行を行います。
スケジュールですが、11時に現地集合。
集合場所はアップルヒル内の
レストラン「あっぷるひる」の近辺です。
昼食と見学、作句で13時に現地で投句締め切り。
そこから青森市の「アウガ」に移動して、
14時から句会となります。
参加費は500円。
ご参加をご希望の方は
090-2998-7277 笹田かなえにショートメールでご連絡ください。
お知らせもうひとつ。
カモミール3号は去年と同じ7月1日発行予定で、ただいま鋭意
編集中。
この次に内容についてお知らせできると思います。