ありがとうございました!!

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カモミール句会設立五周年記念誌上句会は、
おかげさまで162名の方より、372句のご参加をいただきました。
本当にありがとうございました。
大会、句会の際にチラシを配布していただき、
ご協力くださいました方々には、心より感謝申し上げます。
新型コロナウイルスの感染拡大により、不安な日々を過ごされている方々の、
それでも川柳に向き合う姿を今回の誌上句会で知り、
胸が熱くなりました。
応援のお言葉もたくさんいただきました。
カモミールは会員数は5名の小さなグループですが、
今回の誌上大会をきっかけに、川柳に対する思いを新たにしたところです。
7月の発表誌発行までにはもう少しお待ちください。

最初の画像は、4月の中頃にやっと咲いた桜。
今はもう葉桜になっています。
今年の春は、ゆっくり桜を見ることもなく過ごしてしまいましたが、
来年は思いっきり楽しみたいです。
新型コロナウイルスの治療薬とワクチンの開発が心より待たれます。
患者さんの治療に当たられている医療従事者の方々のご健闘に
深く深く敬意を表しながら、私たちは私たちのできることを頑張りましょう。

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北海道の皆様、ご参加ありがとうございました!

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愛知県の皆様、ご参加ありがとうございました!

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京都府の皆様、ご参加ありがとうございました!

 


さて、カモミールも3月句会も4月句会もみんなで集まることは叶いませんでした。
3月はとりあえず新聞に投稿する作品だけでも出そうと言うことにしました。
お題は「三」あるいは「雑詠」

三日目のカレーの芋を探してる  潤子
三日月に心の穴をつり下げる  啓子
三月は涙の季節未明の鐘  静
マスク強し催涙弾もウイルスも  さち
キレイキレイしましょ にっこりと紅梅  かなえ

 

 

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そして、4月は初めての川柳ネット句会を行いました。
お題は「美味しいもの一切」。
メールで互選して、合評会もしたんです。
画像は、さちさんのお庭で育っている独活の芽です。
私は売っている長い独活しか知らなかったで、
新鮮でした。独活のみそ炒め、知らなかった。

この間作ったんですが、美味しかったですよ。
では、ネット句会の様子を一部載せますね。

さち:春のおいしい楽しみ。
荒れ放題の庭の隅っこのウドが2センチくらい顔を出しました。天プラが最高ですね。
しばしコロナを忘れて、食べたいもののこと考えたいです。

啓子:コレ独活なの??
タラの芽みたいなのが地面から出てくるんですね。タラの芽は木の枝の先っちょに出てくるよね。
写真でも十分楽しめますね♪さちさんありがとうございます。

冬鼓:去年の殻も周りにあるし結構太いウドになりそうですね~
山菜の天ぷらなら私もタラの芽やコシアブラよりもウドが一番だと思う。
私は揚げ物をしたくないのでもっぱら簡単に味噌炒めです。
私も去年畑の隅に植えました♪もし根付いていたら今年は収穫しないで太らせるつもり。
*独活のみそ炒めのレシピ
折れるところから収穫して葉っぱと皮を除いたら斜めに薄切りにし水に2~3分晒します。
生なままで炒めるので簡単。私は細いウドしか取れないので良くやります。
堅くなかったら皮もさらっと剥く程度でもOK。
①サラダ油でちょっとしんなりするまで炒める。 
②砂糖・味噌で味付け 甘味噌で炒めた感じに。  


 ――では、合評いきます!――

 

① フキノトウ苦くて遺言聞き逃す さち(啓子/潤子)
(啓):家族団らん(ご夫婦ふたりだけかも)のとき
       「俺が死んだらさあ~…」なんて真面目に
        言い出す夫のはなし(遺言)より
    自家製のフキ味噌をあったかいご飯にのっけて食べたら
    「うっ!苦い。春だなあ」なんて思ってしまう。
    「ごめん、いま違う事考えてた。もう一回 …」と
        言う会話が聞こえてきそう。
    その時配偶者や自分の死を受け入れることが
    できるようにしておかないと…と思うが。
(か):フキノトウの苦さに聞き逃したことへの後悔が重なる。
    蕗味噌、フキノトウの天ぷら、あとフキノトウ
    お料理なんかあったかな?春の苦いものと言えば
    やっぱりフキノトウだし、あの色合いや形には、
    何か疼くものを感じる。
(潤):ちょっと現実逃避、聞こえないふり。
    今の時期ぴったりのチョイス。
    ほろ苦いのに爽やか、爽やかなのにほろ苦い…
(啓):そっかあ~「ふり」でしたか・・・。
    いつも直球の私は「ふり」には気づきませんでした。
    きっといっつも遺言じみたことばかり言ってる相方を
    うまく受け止めている風景にも。
(か):「ふり」にはドキッ。

            日常会話に紛れる遺言ってどんな内容かと気になりました。
(冬):”苦くて”が「聞き逃す」の原因みたいな作りが気になりました。
   「ふきのとうの苦さ 遺言聞き逃す」なら
   「聞き逃す」と苦さがリンクする気がしましたが。
(さ):さすが冬鼓さん、的確な指摘ありがとうございます。
    つい状況を説明してしまうんですよね。
    韻文と言うことを忘れて言い切ってしまう悪い癖です。

② イクラ・海胆・鮑と蟹と四季の雨 静(かなえ)
(か):美味しくて体に悪そうな食べ物に同感!
    最後の「四季の雨」がなんか皮肉っぽくて面白かった。
(さ):高くておいしいものと四季の雨が並列に感じて取れませんでした。
(か):日本の四季の雨があるから美味しいものが豊富ってことで読みました。
 (啓):私もさちさんと同じで並列に読みました。
    四季の雨ではなく「アビガンと」とか「布マスク」とか
    「さくらさくら」とか全く違う物を持ってきて、

    読者を裏切った方がよかったと思う。

か):まあ、今回のお題が「美味しいもの一切」だったから
    好物と言うか世間一般の高くて美味しいものを
    出してきたのでしょう。
    確かに並列で変化に乏しい面がありますね。でも、
    「アビガンと」や「布マスク」だったら
    まるで違うものになってしまいそう。
     うーん、何がいいかな。動詞とか形容詞、
    あとは無機的なもの。「チンチロリン」は?

(冬):素直に好きな食材を並べたなと思いました。
    ただ、四季の雨を読み解けなかった。
    川柳人の性か「美味しいもの」の題に
    美味しそうな句はあまりないなあと選してました。
    私もできなかったですがこの句は美味しそうだった。    

 

⑦ 牛乳を飲む見えないモノがゆき渡る かなえ(啓子/さち/潤子)

(啓):さっぱり意味不明。なので普段あまり飲まない牛乳を飲んでみた。
    喉を通って食道を通ってじわ~と胃の辺りに落ちていくのがわかった。
    コレが「ゆき渡る」なのかなあ。牛乳を飲んだときのように
    見えなかったモノに光がゆき渡るように見えたっていうだけなら
    「ゆき渡る」の説明で終わってしまう。
    取り合わせについても辻褄が合わない幅が
    少なすぎるのか大きすぎるのかもわからない句。
    わかりそうでわからない。気になる句。放っておけない句。
    そうだ、私は牛乳が得意じゃないからわからなかったけど、
    お題は「美味しいもの一切」。作者は好物の牛乳を飲むと
    脳の血流がよくなって閃く!ってこと。かも。
    にしても「ゆき渡る」には参ったなあ~。
(さ):中学生の時、脱脂粉乳が配られた。まずい代物で多くの生徒が嫌った。
    アメリカでは家畜の餌用にするものを、敗戦国ニホンに恵んだらしい。
    何人もが吐き出したり、下痢をした。
    私も牛乳嫌いだが、こどもの頃から飲んでいたら、
    体にゆき渡ってもっとスラッと大きい体になれたかも知れない。残念。
(か):脱脂粉乳、私も飲みました(笑)。
    アルマイトのお椀でしたね。私は結構好きでした。
(冬):見えないモノってコロナウイルスかと思いました。
    牛乳で栄養とってコロナに立ち向かおうという句かなと思いました。
(潤):自然飲料で牛乳ほど、体内の色と違和感がある物は他に無いのでは…
    体中にあの真っ白が「行き渡る」様はまさに…   そして…
(啓):とても不思議な句ですよね。見えないものが行き渡る…ってなんか変。
    何が変なのかなあ~ 全部見えなくなる、
    見えなくするってことなのかなあ~ フシギ。

(冬):牛乳が体内の色と違和感があるという
    潤子さんの読みにびっくりしました。
    そういわれると胃の健診のときのバリウムと同じ色だ。
(さ):牛乳を飲むとき、ホットにして砂糖を入れてしまうのですが、
    いままでと違う感覚で飲みそう。    

 

⑧ 誰がなんと言おうと泣くときはポテチ 潤子(啓子/静)
(啓):そうなんだあ~。説得力があります、この句。
    しかも上の強引なフレーズに「ポテチ」という
    安っぽいお菓子を着地に持ってくるところが
    意表をついて読み手を楽しませてくれたと思う。
    私だったら超真面目人間なので食べながら泣くことはないなあ。
    泣く時は泣く。食べる時は食べる。
    「ポテチ」程度の「泣」だから軽くて面白いんだね。
(冬):今風で明るいと思ったがCMのキャッチコピーのよう。
    ”泣くときはお風呂”のCMもあるし(笑)

(か):泣く理由によるかな。
    でも、泣くときは大体何も喉に通らないものだし、
    確か新子さんの句に「記録的涙のあとの鮭茶漬け」と
    いうのがあって、食べるのは泣いたあとではないかな。
    だから、この句は時系列がちょっとあいまいでしっくりしなかった。
    「ポテチ」の省略形も今風かもしれないけれど、
    ポテトチップスのしょっぱさから涙の味を導きだして、
    ある程度効果はあった。  
(静):泣くときはお風呂と、いうコマーシャルがあるが、
    悲しい時のヤケ食いが、ポテトチップス、とは可愛い。
    「誰がなんと言おうと」の表現もいい。
     こういう軽い句も胸ヤケしないでストンと体に馴染む。
(啓):胸やけのしない句・・・っていいですね。
(か):はい、クスリとしました。何とも静さんらしい。

 

⑱ 青虫になって千切り春キャベツ 冬鼓(かなえ/さち/静)
(か):春キャベツは柔らかくて優しい緑が嬉しい。
    春の息吹を食べるみたいでいいな。
   「青虫」に自分を見立てたところが勢いがあった。
(啓):千切りキャベツだから勢いを感じなかった。
    丸ごとの春キャベツの中に隠れていた方がよかったと思う。
(か):どっさり山盛りのふんわりした春キャベツに
    かぶりつく様子が思い浮かんだんだけど。
(さ):生野菜が好きじゃないので、野菜が山盛りに出されたりすると
    「ウサギじゃない」と言いたくなるけど、
    春キャベツは食べやすいほうですね。
    青虫はあんなにきれいに食べつくすんだから、まねしなくちゃ。

 (静):青虫の主食は葉物、野菜。動物性食品ではない。
    春キャベツはどんな料理に使っても美味である。
    青虫になりきって野菜を食べている。
    体にいいからどんどん食べなさい。
    この句もリズムがいい。川柳は着想とリズム。

 

  などなど、まだまだ盛りだくさんの合評でした。
*啓子さんの合評の句は、ちょっと手違いがあってここには掲載できないんです。
ごめんなさい。
 発表句は、

 

  塩麹に漬けておくへこんだ昨日  啓子

  

――参加者からのひとこと――

潤子:初のネット句会、皆様の声が直に聞こえる様で楽しいですね。
啓子:しゃべり過ぎだよね(>_<)。ほんに言いたい放題、悪しからず(笑)。 
冬鼓:飛び入りの私もコメントに参加していいですか?
   昨日も今日も雨が一時的に霰になったりしてました寒いはずです
   岡江久美子さんもコロナの犠牲になったんですね(--;
さち:一日家の中に居ると閉塞感がすごいです。こんな時にまだクルーズ船が

   長崎に来るなんて!呆れたり腹が立ったり!
   昨日のあじさい館は買い物客で混み合っていました。警戒しなくては・・・・
   もっと自分の一押しという大好きなモノばかり出て来ると思ったけど、
   けっこう重いモノ引きずっているのが川柳人なのかなと思いました。
かなえ:天候が不順でいやですね。私はこれから整形外科です。
    こういう天気の悪い日は痛いところが余計に痛くなるので困ったものです。

参加者:(潤)潤子/(啓)守田啓子/(冬)熊谷冬鼓/(静)細川 静/(さ)滋野さち(か)笹田かなえ

(すみません。編集がうまくいかなくて、一部読みにくいところがありました) 

 


 では、ネコにいきます。

 

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さちさんのところのチコちゃん。
まさに、ステイホーム!

 

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さばみはにいちゃん達の専用の場所にも行けるようになりました。
よかったね、さばちゃん。

 

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な~こは実は大変でした。
あのあと飲まず食わずで吐き続け、胃液に血が混じった ものまで吐いたので、
一週間ほど病院に通い詰めました。先生は何かの中毒ではないかと言っていました。
もしかしたら、消毒液なんかが零れたのをなめたのかもしれません。

辛いね、な~こ。

 

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でも、最近やっと元気になって家じゅうのお散歩をしています。
ぱんだが寄り添うように座っています。

 

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ぱんだはこのようにありすにも優しいです。
ありすは夕方のスズメたちが飛んでいるのを見るのが大好き。

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そのありすはなぜかじろとよく取っ組み合いします。
精神年齢がおんなじなんだね(笑)

 

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今日の美味しいもの。
娘のごひいきのカフェのプリン。

テイクアウトしました。
テイクアウト用の玉子たっぷりの特別仕様らしいです。

 

皆様、お体どうぞご自愛ください。    

 

 

 

誌上句会は4月10日消印有効です。

カモミール句会設立五周年記念誌上句会のご案内


カモミール句会は、川柳における個性を大事にし、お互いを切磋琢磨するという趣旨の下、勉強会として2015年に発足し、2020年に設立5周年を迎えることとなりました。
つきましては、それを記念して誌上句会を開催いたします。
 佳い川柳を書きたい、佳い川柳を読みたいと願われている皆さまの、こぞってのご参加をお待ちしております。
 
     
兼題【自由吟】 2句提出(6名による共選)
*男女各3名、合計6名による『自由吟』の共選です。
選者
 柳本 々々 (東京都在住・無所属)
 細川  静 (青森県在住・「カモミール句会」会員)
 楢崎 進弘 (大阪府在住・「連衆」会員)
 高鶴 礼子 (埼玉県在住・「ノエマノエシス」主宰)
 なかはら れいこ (岐阜県在住・「川柳ねじまき」発行人)
 三村 三千代 (青森県在住・古典文学研究者)

締め切り… 2020年 4月10日(金曜日)(当日消印有効)厳守
参加費… 一口 一,000円(切手不可・小為替等で)/発表誌呈
       *お一人何口でも参加可能です。
投句用紙… 自由(郵便番号、住所、氏名、電話番号を明記してください)
投句先…  〒031―0056 八戸市新荒町7 滝沢方 笹田かなえ
             TEL 090‐2998‐7277

賞 … 選者特選の各一名に青森県特産のさくらんぼ 「ジュノハート」一箱進呈
     (ジュノハートとはハート型のさくらんぼで一粒350円×12粒)

*他に入選数の多い作品には青森県特産品を予定しております。


発表は7月上旬発行予定の「川柳カモミール 4号」誌上にて。
 ジュノハートで夏のバレンタインはいかがでしょう。


主催 カモミール句会

 

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この間桜はまだまだと書きましたが、今、蕾がピンク色を帯び、
少しずつふくらみ始めました。
この日はあいにくの曇り空でパッとしなかったけれど、
この次はもっといい画像を載せられると思います。
いよいよ緊急事態宣言が出されます。
かつてない歴史的出来事に立ち会っていることを、
どう記憶していけばいいのか、改めて考えています。
マスクは最初あまり効果がないとかで、
私もしないで出かけていましたが、昨今はそうもいきません。
通院の場合はマスク着用を義務付けているところもあります。
私の周りでは、マスクが無い人もいるのです。
そこへは我が家から少し持って行ったりしています。
なので、今回の政府のマスク配布はそういった方々には
嬉しいことだと思います。
そういえば、スペイン風邪の時に黒いカラス天狗みたいなマスクをしているのを
何かでみたことがあります。
ちょっと調べてみたらあれは黒繻子でできているのだそうです。
黒繻子って確か男性の足袋などで見かけますよね。
生地はち密だから、ガーゼよりもいいみたい。
福助さんでもマスク、作ってくれないかしら。
繻子だったら洗って使えるし。
私もハンカチでマスクを作ろうかな。

 

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さて、画像の「川柳 ねじまき #6」はやっぱり読みごたえがありました。
皆さんの作品はもとより、エッセイも抜群に面白かった!

今回のエッセイの共通のテーマは「家電」。
皆さんからの好きな作品と取り上げた家電も紹介させてください。

感じたことも勝手にひと言書かせていただきました。

かろうじてキーホルダーの鳥の青  なかはられいこ「ドライヤー」
(「青」が「骨」に見えて「青」だと再認識するとき、「かろうじて」が切ない)

築千年あらまほしけれ大鳥居  犬山高木「パソコン」
(「あらまほしけれ」と「大鳥居」の取り合わせが雅だなあ、と)

仏壇のぶつくさぶつくさおぶっぱん  中川喜代子「アイロン」
(「ぶつくさ」の「ぶ」とおぶっぱん」の「ぶ」に笑いました)

豆絞り布巾になって空を拭く  黒川利一「コーヒーメーカー」
(けなげな「豆絞り」。空の青が眩しい)

親戚が減ってきれいに歯を磨く  丸山 進「ポケット・ラジオ」
(怖くて面白い川柳がまたひとつ増えました)

サクラチル確認「発車いたします」  櫻井 誠「電子レンジ」
(「サクラチル」のカタカナ表記が桜の花弁に見えて、春の終わりへ発車します)

不作法は作法通りにしめやかに  安藤なみ「扇風機」
(この屈折感が好きです)

踊り場のない階段を渡される  米山明日歌「洗濯機」
(これはあぶない。奈落に落ちそうなあまやかな危険がいっぱい)


つらいとき大きく開ける鼻の穴  三好光明「ブルーレイディスクレコーダー」
(発見です。ぐっとこらえている時、確かに鼻の穴は広がっています)

廃墟マニアをちょっとくすぐる薄月夜  岡谷 樹「ロボットそうじ機」
(「廃墟マニア」にやられました。ススキと月夜の茫洋とした感じが見えるよう)

樟脳の匂う電車の窓の雲  早川柚香「炬燵」
(あるある。他人の「樟脳」の匂いの息苦しさと「窓の雲」がぴったり)

こつぜんんと雨がふりだすあみだくじ  妹尾 凛「炊飯器」
(「雨」と「あみだくじ」の韻の踏み方とか途方に暮れ方とか)

房長き藤すれすれの声が好き  青砥和子「衣類乾燥機」
(「藤すれすれの声」ってどんな声?もう激しく想像力を掻き立てられます)

割り箸はきれいに割れて欲しかった  猫田千恵子「テレビ」
(例えば恋人との別れもささくれなんか残したくないよね。でも…)

不定休だからか秋のきりん草  二村典子「オーブントースター」
(季節外れのきりん草と不定休の不安定さがきっちりと収まった)

カナブンこつん工員だった父  八上桐子「餅つき機」
(カナブンのガラスにぶつかった時の金属質な音、確かに聞こえました)

修復は可能か干椎茸の襞  瀧村小奈生「冷蔵庫」
(干椎茸の裏側、改めてしみじみと見つめて、苦笑。それにしても「襞」!)

そして「ねじまき実況」の合評会の勉強になること。
そうそうと思いながら読みました。

今回の選者さんのお一人、なかはられいこさん
この「ねじまき」の発行人をなさっています。
そして川柳だけでなく連句もしています。
連句誌「みしみし」では連衆となり、俳人歌人の皆さんと
一緒に活動しています。

「みしみし」かられいこさんの作品を一句。

足あげて天婦羅あげて声あげる  れいこ
「あげ」の母音「あ」の羅列が楽し気で好きです。

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前回の八戸国体の画像、また少し載せますね。
大阪府お好み焼きでなくタコ焼きなんだ。

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沖縄県のパイナップルが可愛い(笑)。

 

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12月のカモミールです。

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この日の席題は、さちさんが七宝焼きで作ったという
ピエロの置物とペンダント。
ペンダント、セーターに合いそう。
合評吟の題は「点」。
各自の作品です。

サンタかピエロか   児童相談所のベル 潤子
点だった頃の点ではなくて 雨     啓子
忘れ柿あかあか辿る冬空の赤     静
諦めたのは二十四歳の窯変     さち
焦点が合わないミライユキヤナギ     かなえ

 

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それでは、ネコたちにいきます。

さんにん仲良くひなこぼっこ。
こういう時、ぱんだはいつもじろにくっついています。
じろがあったかいんだろな。
この重なり具合からじろは、多分一番最後にここに来たみたい。
最初に来たのはさばで、そのあとにぱんだ、そしてじろ。
さばが窮屈そうで迷惑そうな顔してます。

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な~こなんですが、半月ほど前から家のところどころで
粗相をするようになりました。
最初はマーキングかなと思ったのですが、
それともちょっと違う気がして、この間動物病院に連れて
行ったら、腎臓に微細な結石ができていました。
おしっこの際に違和感があって粗相したんだろうということでした。
検査の時に尿管に管を入れて導尿したんですよ。
検査中、私が何度も先生に「痛くないですか?大丈夫ですか?」と
聞いたもんだから先生に「うるさい」と叱られました。
な~こは痛がる様子も無く無事に検査が終わり、療法食と薬で
様子を見ることになりました。
な~こ、がんばろうね。

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ありす。
娘が写した激カワの一枚。
ちょっと大人っぽくなってきたかな。
相変わらずのおてんばぶりに、時々手を焼いています。

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今日の美味しいもの。
八戸のお土産で人気№1の「なかよし」と紅玉をベースにした
リンゴジュース。このりんごジュースはすっきりした甘さで、
朝のジュースにもってこいです。


*誌上句会は4月10日の消印有効です。
ご投句いただいております皆様、
応援メッセージを送ってくださる皆様、
また、新家完司さん、小池正博さん、丸山進さん、倉本朝世さん、
石橋芳山さん、赤松ますみさん、柳本々々さん、
ブログでご紹介していただき、
本当にありがとうございます。
まだ時間は充分ありますので、
こぞってのご参加を心よりお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3月が終わります。

カモミール句会設立五周年記念誌上句会のご案内


カモミール句会は、川柳における個性を大事にし、お互いを切磋琢磨するという趣旨の下、勉強会として2015年に発足し、2020年に設立5周年を迎えることとなりました。
つきましては、それを記念して誌上句会を開催いたします。
 佳い川柳を書きたい、佳い川柳を読みたいと願われている皆さまの、こぞってのご参加をお待ちしております。
 
     
兼題【自由吟】 2句提出(6名による共選)
*男女各3名、合計6名による『自由吟』の共選です。
選者
 柳本 々々 (東京都在住・無所属)
 細川  静 (青森県在住・「カモミール句会」会員)
 楢崎 進弘 (大阪府在住・「連衆」会員)
 高鶴 礼子 (埼玉県在住・「ノエマノエシス」主宰)
 なかはら れいこ (岐阜県在住・「川柳ねじまき」発行人)
 三村 三千代 (青森県在住・古典文学研究者)

締め切り… 2020年 4月10日(金曜日)(当日消印有効)厳守
参加費… 一口 一,000円(切手不可・小為替等で)/発表誌呈
       *お一人何口でも参加可能です。
投句用紙… 自由(郵便番号、住所、氏名、電話番号を明記してください)
投句先…  〒031―0056 八戸市新荒町7 滝沢方 笹田かなえ
             TEL 090‐2998‐7277

賞 … 選者特選の各一名に青森県特産のさくらんぼ 「ジュノハート」一箱進呈
     (ジュノハートとはハート型のさくらんぼで一粒350円×12粒)

*他に入選数の多い作品には青森県特産品を予定しております。


発表は7月上旬発行予定の「川柳カモミール 4号」誌上にて。
 ジュノハートで夏のバレンタインはいかがでしょう。


主催 カモミール句会

 

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八戸はやっと梅が咲きました。
あちこちから桜だよりが聞こえているのに、
こちらはまだまだのようです。
画像は図書館の裏にある梅。
香りがすごくいいの。通りすがりの人が
「マスクをしていてもいい香りがする」と喜んでおりました。

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新型コロナウイルスの影響で図書館が閉館しています。
館内では職員の方々が作業しているらしいです。
私の心のオアシスでもある図書館の開館を待ちわびています。

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えーと、日本の感染者のまだ出ていない県は、
岩手県鳥取県島根県だけになりました。
画像は2月に行われた八戸国体での一枚です。
岩手県島根県の分は残念ながら探せなくて
写せませんでした。
ごめんなさい。
感染している方は本当に辛い思いをしていることだろうと思います。
地域で感染した場合の不安な気持ちはすごく分かります。
今、自分が出来ることを頑張っていると、
その頑張った気持ちは、大きな財産になるに違いありません。
休校の子供たち、遊ぶのを我慢している若い人達、
強く、大きく育ちますように!

 

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さて、ウェブサイト「ウラハイ=裏『週刊俳句』」で連載中の
「金曜日の川柳」が一冊になりました。
出版は左右社、定価は1600円+税です。
川柳のアンソロジー全333句もの川柳が載っています。
樋口由紀子さんの編著でとても読みごたえがあります。

由紀子さん、本当にお疲れ様でした。

素敵な本をありがとうございました。
本の帯に「どうしてこんなことをわざわざ書くんだろう」という
コピーがありますが、まさにそんな感じの川柳がいっぱい。
その中に、今回の選者の楢崎進弘さんの作品も載っています。

楢崎さんと言えば真っ先に思い浮かぶのが

わけあってバナナの皮を持ち歩く  楢崎進弘

樋口由紀子さんはこの作品について

「わけあって」とは意味深である。だから、
一体何事かと身を乗り出して読むと「バナナの皮」。
「バナナの皮」はふつう、わけがあって持ち歩くものではない。
バナナの皮を捨てるのを忘れるほどぼうっとしていたのか。
それとも本当に意味があったのか。
言葉の持つ微妙さ、嘘くささの、この外し方にしてやられる。
「バナナの皮」は具体的なモノで、
提示されることによってはじめて質感と存在感がクローズアップされ、
一人歩きする。オフビートな川柳である。

と、書かれています。
他にも色んな方がこの川柳にそれぞれに読みを展開されているという、
川柳界では、ある意味ナゾの作品でもあるのです。
楢崎さんは「連衆」に2019年9月号から参加されています。
その時の自己紹介の文章です。

「川柳界に足を踏み入れたのは、偶然の成り行きによるもので
昭和五十年頃のこと。以後、惰性に流されるのみで
柳歴といえるほどのものは無い。往時の職業は、
技術の研鑽を積み優れた製品を生み出すというものだった。
川柳もまた同じように技術の修練に目標を置き、
わたしの作品に「意味」は無い。
あるとすればその全ては読者の側にある。という些か、
否おおいに無責任な作者である」

どのような選をされるのか、ものすごく興味がわきませんか?

コロナウイルスの感染拡大によって、各地の川柳
句会、大会が投句に変更になっています。
青森県のおかじょうき川柳社でもすべて投句にしたそうです。

とりあえず、4月の句会です。

4月句会


【投句締切】4月3日(金)

【宿題】(各題3句詠)

『粉』米山明日歌(静岡県)選

『越す』石橋芳山(島根県)選

『自由詠』奈良一艘(青森県


詳しくは「おかじょうき」のHPへどうぞ。

http://www.okajoki.com/


もちろん、「カモミール誌上句会」もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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11月のカモミールにいきます。

この日は「YSアリーナ」の吟行。
YSアリーナはスピードスケートの国際大会も開催できる大規模の会場です。
中心街にも近くて、近隣のみなさんの
いい散歩コースにもなっています。

 

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途中にはこんな大きなウメモドキの木がありました。

 

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一緒にランチ。

 

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あまりメニューがなくて、結局みんな同じカレーです。

各自の作品です。

 

八戸行きにふらっと乗るらしいエルサ   潤子 
遺言はまっいいか令和滑りましょ    啓子 
スケートの尖端沖の船真白   静 
手をつなぐ人を捜して来た凍土  さち
ウメモドキ真っ赤通りすがりの真っ赤   かなえ

 

では、ねこにいきます。

免疫力を高めるためには「睡眠」が大事です。
ネコはその「睡眠」の師匠でもあります。
我が家のネコ達のその寝っぷりをごらんください。

 

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じろ。
この口元がものすごく愛らしいと見るたびに思う親ばかなワタシ。

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な~こ。
な~こを撫でると舐め返してくれます。
すると体の不調が少し良くなる気がするのは、
絶対に気のせいではありません(笑)。

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ぱんだ。
けっこうスレスレの場所で寝ているんだけど、
不思議と落ちたことはありません。
足の投げ出し方が、いかにも「唯我独尊!」。

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さばみ。
カメラを構える私をチラ見して、目を開けたり閉じたり。
「さばちゃん、おこしちゃったね。ごめん」。

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ありす。
寝ていたと思ったら、起き出しました。
この目つき、まるで怪獣だ(笑)。
このあと、「ここから出せ」とか「お腹空いた」との
おねだりがすさまじかったの。

 

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今日の美味しいもの。
2月に東京の友達が入院中のお母さんのお見舞いにきて、
こちらの友達と3人でランチしました。

友だちは「倉石牛のしゃぶしゃぶ」。

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わたしともうひとりは「ほたてづくし」だったかな。
ほたてのお刺身もフライもすごく美味しかったよ。
あの時間がなんか、ものすごく遠い昔のような気がしています。

 

 

 

ショック!!!

カモミール句会設立五周年記念誌上句会のご案内


カモミール句会は、川柳における個性を大事にし、お互いを切磋琢磨するという趣旨の下、勉強会として2015年に発足し、2020年に設立5周年を迎えることとなりました。
つきましては、それを記念して誌上句会を開催いたします。
 佳い川柳を書きたい、佳い川柳を読みたいと願われている皆さまの、こぞってのご参加をお待ちしております。
 
     
兼題【自由吟】 2句提出(6名による共選)
*男女各3名、合計6名による『自由吟』の共選です。
選者
 柳本 々々 (東京都在住・無所属)
 細川  静 (青森県在住・「カモミール句会」会員)
 楢崎 進弘 (大阪府在住・「連衆」会員)
 高鶴 礼子 (埼玉県在住・「ノエマノエシス」主宰)
 なかはら れいこ (岐阜県在住・「川柳ねじまき」発行人)
 三村 三千代 (青森県在住・古典文学研究者)

締め切り… 2020年 4月10日(金曜日)(当日消印有効)厳守
参加費… 一口 一,000円(切手不可・小為替等で)/発表誌呈
       *お一人何口でも参加可能です。
投句用紙… 自由(郵便番号、住所、氏名、電話番号を明記してください)
投句先…  〒031―0056 八戸市新荒町7 滝沢方 笹田かなえ
             TEL 090‐2998‐7277

賞 … 選者特選の各一名に青森県特産のさくらんぼ 「ジュノハート」一箱進呈
     (ジュノハートとはハート型のさくらんぼで一粒350円×12粒)

*他に入選数の多い作品には青森県特産品を予定しております。


発表は7月上旬発行予定の「川柳カモミール 4号」誌上にて。
 ジュノハートで夏のバレンタインはいかがでしょう。


主催 カモミール句会

 

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新型コロナウイルス恐ろしい勢いで世界中に広がっています。
東京オリンピックパラリンピックも延期です。
そして、とうとう青森県のそれも八戸市に感染者が出ました。
スペイン旅行帰りの70歳代の方です。
本当は昨夜にブログを更新する予定だったのですが、
そのニュースにショックを受けてすっかり力が抜けてしまいました。
でも、そこでめげては女がすたる(笑)
今日、アルコール消毒液に加えて、

使い捨てのプラスチック製の手袋を持って

いつものようにマーケティングリサーチに町に出かけると、

町はいつものように動いていました。

画像は今日の八戸市中心街。
八戸市は風の町なので、けっこう晴天率が高いのです。
「はっち」も「マチニワ」も開いています。
これからどうなるかわかりませんが、「カモミール誌上句会」は
予定通りに行いますので、皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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 選者のお一人、高鶴礼子さんは「ノエマノエシス」という川柳結社の主宰です。
川柳誌「ノエマノエシス」は4月、8月、12月の年3回の発行です。
私も購読しています。
礼子さんの会員さんの作品選評が、その作品に寄り添うに書かれているのが
とても良くて、勉強させてもらっているのです。

 

 でもやっぱり朝がくるから前を向く  山本宰子
 (第39号 2018年8月28日発行)

『おお、そうですとも、と、思わず大きく頷きたくなる。
上五に置かれた二つの言葉、この逆説と順接という相反する向きに働く
接続詞と副詞が、この句をアクチュアリーあるものとした。
そう、そうなんだ、だから私は前を向かなくちゃいけない、
前を向くんだ、と、両手を握りしめるここに描かれたひとの、
ちょっとはにかんだような顔が見えてきそうである。
不必要に力むことなく、不必要にうなだれることもなく、
素直に紡がれた自然の態が、その実在感をより
爽やかなものにする。
私は、私なのだ。と思える時、おそらくひとは誰よりも強くなれるのだろう。
どうか、顔をまっすぐ向けて、うつむかないでいてほしい。
朝の光は、きっと、もうすぐだ。』

 

 この選評に今、あらためて元気を貰っています。

 

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さて、10月のカモミールです。
この日は「はっち」の予約ができなくて、
日中は無人の居酒屋さんを特別にお借りして行いました。
こういうのもなんか面白いと、静さんは喜んでいました(笑)。

 

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この日の合評吟は「スーパー」。
席題は画像のバーバリーのハンカチでした。
各自の作品です。

スーパーの籠はわたしが持つからね    潤 子
茶色っぽくなってきたけどまだふわり   守田 啓子
スーパーの玉子の事情イランの事情    細川 静
原発をおおうバーバリーの大風呂敷    滋野 さち
菜っ葉汁スーパーマンの切れっぱし 笹田 かなえ

 

 

では、ねこにいきます。

 

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ありす。
窓ガラスを伝う雨粒が欲しくて、
一所懸命ガラスに爪を立てています。
そういえばこんな景色、ありすは初めてかも。
これからもありすにとっての沢山の「はじめて」に
どんな顔を見せてくれるのだろうかと、楽しみです。

 

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じろ。
この日は八戸に風速43.3メートルの風が吹き、
全国ニュースにもなりました。
夜になって風が少し弱まったので窓を開けた時の様子。
「風、すんごいね、かあちゃん」と言っておりました。

 

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ぱんだも外が気になっていたようで、
窓を開けたら窓際に寄ってきました。
「僕も見たいのに、じろがどいてくれない!」と
抗議しております。

少し目が腫れぼったいな。

目薬、ささないとね、ぱんだ。

 

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窓の外が一番気になるな~こ。
かあちゃん、お隣が何だかすごいよ」って言っているので、
どれどれと見たところ、プラスチック製の植木鉢が
激しく転げまわっていました。

ちなみにこの日の強風により、
我が家の外壁がけっこう傷つきまして、
4月に塗り替えることとなりました。トホホ。

 

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「さーばーちゃん」と呼んでも、
このように足を投げ出して爆睡。
さばみの黒い肉球がなんともチャーミング。

 

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今日の美味しいもの。
八戸は全国有数の水揚げ量を誇る、さばとイカが美味しいのです。
そのサバの缶詰に色んな種類が出てきました。
向かって左下段は一番人気の柚子胡椒、上段はアヒージョ、
下段、紺色のラベルは津軽海峡の塩、
その隣はオリーブオイルを使用しております。
鯖缶、水煮と味噌の時代ではなくなっています。

乞うご期待!

3.11のこと。

カモミール句会設立五周年記念誌上句会のご案内


カモミール句会は、川柳における個性を大事にし、お互いを切磋琢磨するという趣旨の下、勉強会として2015年に発足し、2020年に設立5周年を迎えることとなりました。
つきましては、それを記念して誌上句会を開催いたします。
 佳い川柳を書きたい、佳い川柳を読みたいと願われている皆さまの、こぞってのご参加をお待ちしております。
 
     
兼題【自由吟】 2句提出(6名による共選)
*男女各3名、合計6名による『自由吟』の共選です。
選者
 柳本 々々 (東京都在住・無所属)
 細川  静 (青森県在住・「カモミール句会」会員)
 楢崎 進弘 (大阪府在住・「連衆」会員)
 高鶴 礼子 (埼玉県在住・「ノエマノエシス」主宰)
 なかはら れいこ (岐阜県在住・「川柳ねじまき」発行人)
 三村 三千代 (青森県在住・古典文学研究者)

締め切り… 2020年 4月10日(金曜日)(当日消印有効)厳守
参加費… 一口 一,000円(切手不可・小為替等で)/発表誌呈
       *お一人何口でも参加可能です。
投句用紙… 自由(郵便番号、住所、氏名、電話番号を明記してください)
投句先…  〒031―0056 八戸市新荒町7 滝沢方 笹田かなえ
             TEL 090‐2998‐7277

賞 … 選者特選の各一名に青森県特産のさくらんぼ 「ジュノハート」一箱進呈
     (ジュノハートとはハート型のさくらんぼで一粒350円×12粒)

*他に入選数の多い作品には青森県特産品を予定しております。


発表は7月上旬発行予定の「川柳カモミール 4号」誌上にて。
 ジュノハートで夏のバレンタインはいかがでしょう。


主催 カモミール句会

 

 

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画像は今回の選者のお一人、柳本々々(やぎもともともと)さんが出された
「バームクーヘンでわたしは眠った」の本です。
々々さんは、川柳はもちろん短歌も俳句も詩も書かれるという、
才能あふれるとてもお若い方です。
「バームクーヘンでわたしは眠った」は、川柳と散文が日記風につづられています。
挿絵は安福望さん。
やわらかいタッチと色調に心が潤います。
そして、々々さんの作品も文章も素敵です。
私は本を読む時に一気に読むタイプですが、
この本は、毎日少しずつ読むのがいいと途中でその日のお楽しみに
して、一篇ずつ読んでいます。
日付ごとに読むと、親近感が一層増します。
読んだ後にいつも思うのは、「星の王子様」の
「いちばんたいせつなことは目に見えない」という言葉。
切ない気持ちになりながらも、温かいものに満たされています。

ちなみに3月24日は

 桜餅ちいさな声で話し合う  

という川柳が載っていました。
読んで、かすかにニッキの匂いを感じました。

 

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さて、季節外れで本当に申し訳ないのですが、9月のカモミールです。
この日は、仙台から須田たかゆきさん、青森市から野沢省悟さん、熊谷冬鼓さん、
八戸市内で積極的に活動をしている松ちづ子さんが参加してくださいました。
この日の合評吟は「スリル」と「おしゃれ」。

 

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画像は席題で細川静さんの描いた絵です。
各自の作品です。

水面からはみ出す鈍色の鎖骨 潤子
刺すまで母だった長月の湖面 啓子
秋の空むかしのことは聞かないで ちづ子
白樺の向こうへ消えた夏帽子 たかゆき
虐待の顔をしている沼の月 省悟
十億の精子が死んだ水面に風 静
非常口出ると九月の乱反射 冬鼓
怖いものがなくなって来た水すまし さち
私かどうかわからないまま溺れている かなえ

 

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新型コロナウイルスの感染がものすごい勢いで世界中に広がっています。
色々なご意見もあろうかと思いますが、何しろ未知のウイルスです。
情報もさまざまですが、正しい情報を見極めて自分に活かすようにしたいです。
手洗い、うがい、アルコール消毒、よく寝て、ちゃんと食べて
心身の健康を保つように努めましょう。
私は、100年前に流行したスペイン風邪の時の記事をネットで調べてみました。
すると、あの時代とは医学も交通網の発達も全然違いますが、
対処法はあまり変わっていないのです。
手洗いは特に推奨していませんが、うがいとマスク着用、人込みへ行かないなど、
時代は変わっても、現代とさして変わらないことにびっくりしたのでした。
特効薬もなく、治療に当たったお医者さんの処方にも対処療法しかありません。
患者は隔離と安静です。
治療法に「玉子酒」というのもありましたよ。
通りすがりにみた神明宮で行っている「厄除開運祈願」。
はい、お参りしてきました。

 

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そしてこちらもまた、通りすがりにあった、とある権現様のお札とお護符。
何でもこの日に権現様は神様の国にお帰りになられたそうです。
「弓神楽」は「悪魔退散」という神徳があるそうです。
皆様にもご利益がありますように。


ネコにいきます。

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ぱんだとじろ。
まさしく〇ー〇ーせっしょく(笑)。
ぱんだもじろも元気です。
このふたりが病むと高くつくから、もうヒヤヒヤです。
頼むから元気でいてね!

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さばみは以前ならカメラを向けると即、逃げていましたが、
最近はこのようなカメラ目線までするようになりました。
あとは抱っこだね。

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ありす。
仔ねこの身体能力のすごさには、毎日ビックリ!
な~このお気に入りの場所を陣取って、
「どんなもんだい!」のどや顔(笑)。

 

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な~こ。
以前にも書きましたが、な~こは震災の年の秋に
福島で保護されたネコです。
八戸の動物愛護支援の会にやってきて、
しばらく一時預かりさんのところにいましたが、
譲渡会で娘が一目ぼれして家族になったこです。
最初のころは威嚇がすごくて、私も正直こわごわと接していたのですが、
娘と一緒の部屋に寝起きしているうちにだんだん打ち解けてきたのでした。
な~こが保護された時の推定年齢は1歳半くらい。
それからすると、今年は11歳になるのかな。
人間でいうと60歳!
でも、まだまだジャンプ力もあり遊ぶのも好きです。

 

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今年の3月11日は新型コロナウイルスの影響で、
追悼式が中止になったりしました。
でも、式がなくても心の中ではきっと悼んでいたと思います。
私はたとえ3月11日でなくても折に触れ、その時の事が鮮明に
浮かぶ時があります。
そして泣きたくなります。
そんなに被害のなかった地域に住んでいてさえそうなのですから、
大きな被害にあった方々にとって、まだまだ悲しみは癒えないと思っています。
そして、必死になって立ち直ろうとしているのです。

くんじろうさんの絵手紙展「くんじろうの絵手紙展366展」が
今年は石巻赤十字病院で行われています。

https://ameblo.jp/kunjiro

私も神戸で開催された時に見ましたが、
くんじろうさんの被災地に寄り添う心が伝わってきて、じんとしました。
画像は散歩の途中でみつけた福寿草
この時期、この明るい色に元気をもらっているのです。

 

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今日の美味しいもの。
須田さんのお土産の仙台駄菓子。
飽きない甘さと適度な歯ごたえで、
大好きなお菓子の一つです。
須田さん、ありがとうございました。
また、是非いらしてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3月になりました。

カモミール句会設立五周年記念誌上句会のご案内

 

 

カモミール句会は、川柳における個性を大事にし、お互いを切磋琢磨するという趣旨の下、勉強会として2015年に発足し、2020年に設立5周年を迎えることとなりました。

つきましては、それを記念して誌上句会を開催いたします。

 佳い川柳を書きたい、佳い川柳を読みたいと願われている皆さまの、こぞってのご参加をお待ちしております。

 

     

兼題【自由吟】 2句提出(6名による共選)

*男女各3名、合計6名による『自由吟』の共選です。

選者

 柳本 々々 (東京都在住・無所属)

 細川  静 (青森県在住・「カモミール句会」会員)

 楢崎 進弘 (大阪府在住・「連衆」会員)

 高鶴 礼子 (埼玉県在住・「ノエマノエシス」主宰)

 なかはら れいこ (岐阜県在住・「川柳ねじまき」発行人)

 三村 三千代 (青森県在住・古典文学研究者)

 

締め切り… 2020年 4月10日(金曜日)(当日消印有効)厳守

参加費… 一口 一,000円(切手不可・小為替等で)/発表誌呈

       *お一人何口でも参加可能です。

投句用紙… 自由(郵便番号、住所、氏名、電話番号を明記してください)

投句先…  〒031―0056 八戸市新荒町7 滝沢方 笹田かなえ

             TEL 090‐2998‐7277

 

賞 … 選者特選の各一名に青森県特産のさくらんぼ 「ジュノハート」一箱進呈

     (ジュノハートとはハート型のさくらんぼで一粒350円×12粒)

 

*他に入選数の多い作品には青森県特産品を予定しております。

 

 

発表は7月上旬発行予定の「川柳カモミール 4号」誌上にて。

 ジュノハートで夏のバレンタインはいかがでしょう。

 

 

主催 カモミール句会

 

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コロナウイルスの影響があちこちに表れています。
通りすがりにこんな看板を発見しました。
政府から突然の小、中、高校の休学の要請に、
共働きやひとり親ご家庭は苦慮されていることとお察し申し上げます。
私も子供を同居の義両親にあずけて働いていたので、
今の状況には、とても胸が痛みます。
でも、私は学校の休学の要請には基本的に賛成です。
子供が学校に通っていたら、やっぱりすごく心配でたまらないからです。
家にいたら食べる物も気遣ってあげれるし、
まだまだ寒い通学時の心配しなくてもいいし。
ただ、実際に親が子供のために休んだ時の保障だけはしっかりして欲しいと、
切に思っています。

川柳界でも大会の中止や延期があります。
新家完司さんのブログです。

https://shinyokan.jp/senryu-blogs/kanji/

中止の連絡、本当に大変だったと思われます。

「おかじょうき」の3月の定例句会は投句形式になったようです。

http://okajoki.com/bbs/


カモミールも、ちょっと影響がありました。
3月1日の「青森県近代文学館川柳大会」の中止で
当日配る予定だった100枚ほどのチラシが余っちゃいました。
皆さんに比べれば本当に小さいことですが。
3月3日はひな祭り。
お雛様に厄払いをしてもらいましょう。

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さて去年8月のカモミールの句会の様子からです。
この日は青森市から吉田州花さんがご参加。
州花さんと一緒にお昼は「やぶ春」でお蕎麦を食べました。
州花さん、本当にエレガントですよね。

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そして、和気藹々と句会。

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この日の席題。
東京にいる甥っ子からお土産にもらった笑点の人形焼きです。
句会のあとは、もちろんみんなで食べましたよ。
お土産、ありがとうね。

各自の作品です。

こんがりと焼かれて日曜の夜へ 潤子
ヘクトパスカルな人形みたい穴みたい 啓子
スポーツマンシップと白い航跡と 静
水もれがつづくそろそろ寄席へ行く 州花
座布団の下に表現の不自由 さち
歌丸さんの居た席夏が終わらない かなえ

 

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私は百人一首が好きです。
小学校に入る前から、お正月に家で百人一首をするのが楽しみでした。
今回の誌上句会の選者の一人、三村三千代さんは、
古典文学を研究されている方です。
そして、地元の新聞に中学生を対象に百人一首の解説を書かれました。
それを本にしたのを読んだ時に、ちょっと驚いたものです。
百人一首は相聞の歌が多いですよね。
それもけっこう内容が激しかったりします。
例えば、

ながからむ心も知らず黒髪の乱れてけさはものをこそ思へ  待賢門院堀川

について、
 「いとしい人と夜をともにした、翌朝の女性の歌です」
と、書き出して当時の女性の置かれた立場なども記しています。
中学生にちょっと刺激的な内容の歌でも、
きちんとまっすぐ向き合っている姿勢にすごく感銘を覚えました。
今回の選者をお願いをするにあたり、三村さんは最初、
「自分は川柳のことは何もわからないから」とお断りになったのですが、
私は「川柳の素人として、川柳を読んで頂きたい」と無理にお願いをして
お引き受け頂きました。
川柳は決して川柳を書く人だけのものではなく、
川柳に興味のない人にも読んでもらいたいと願っているのです。
三村さんには三村さんの立場で読んで選をしてもらいたいと思っています。
是非、いろんな方に色んな挑戦をしていただきたいです。

 

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ということで、ネコにいきます。
さばみ版「家政婦は見た」(笑)
ネコの鋭くも興味深々のお目々がいかにもネコですね。

 

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ぱんだとじろが日向ぼっこをしているところに、
家人がありすを連れてきて一緒にしたところです。
ありすのうっとりした横顔が可愛い!

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そのありすとじろ。
ありすがじろに乗っかって!

 

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じろとの激しい攻防。
ありすは先輩からたくさんのことを学ばなければいけません。

 

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ネコのこのお昼寝姿には本当に心が和みます。

さんさんとおひさまの光を浴びたな~こ。

隣に寝たいなぁ(笑)

 

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今日の美味しいもの。
1月の弘前での新春大会で前泊したのですが、
州花さんと夕食のあとに
漣さんの酒場に行き、漣さんの歌を堪能。

 

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その時におつまみとして漣さんお手製の
津軽地方のお正月の郷土料理「けの汁」が出ました。
山菜や根菜の味がこっくりとしてとても美味しかったです。

 

緊急連絡!!


青森県川柳連盟 事務局より下記のように連絡がありました。

3月1日(日曜日)に予定されていた「青森県近代文学館川柳大会」と
青森県川柳連盟の2020年総会」はコロナウイルスの事情で中止となりました。

その旨、広くお知らせくださるようお願いいたします。

       青森県川柳連盟 事務局


カモミール青森県川柳連盟に加入しております。

新家完司さんのブログでは、「川柳 塔」の本社句会の中止が告知されておりました。

https://shinyokan.jp/senryu-blogs/kanji/

 


ちなみに近代文学館川柳大会は以下の要綱で開催されることになっていました。


 

第18回青森県近代文学館川柳大会


【日時】令和2年3月1日(日)午前11:30~16:30(11:30受付開始・席題発表の予定)
※事前の申し込みは不要です。当日直接会場へお越しください。
【会場】青森県立図書館4階集会室【参加料】無料(参加者には大会入選作品集進呈)
【賞】各特選入選者に記念品進呈
【宿題と選者】(各題2句詠)投句拝辞(郵送等による事前の投句はできません)
『輪』夏草ふぶき・成田我楽(共選)『トラブル』田中薫・長利冬道(共選)
『さらさら』綿谷夕雨子・高森一呑(共選)
『握る』潤子・山本弘志(共選)
【席題一題】(2句詠・共選)『 』選者は当日発表
【講座】「第20回かもしか大会『寺尾俊平批評吟』」(1991年・音声資料)


【主催】青森県近代文学館【問い合わせ】〒030-0184青森市荒川字藤戸119-7 電話 017(739)2575

 


潤子さんの選者デビューだったのに、とても残念です。

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我が家の三男坊、じろ。

コロナウイルスなんかに負けないぞ!

って言ってます。