秋の街角

今朝、職場でお掃除の時に雑巾を洗おうとしたら、
「あっ、水がつめたい」と思いました。
日中は、日が差しているところはいいのですが、
ちょっと日陰になるとひんやりします。
白い建物の白い壁がことさら白く見えます。
夕方には、茜雲があっという間に濃い紺色に染まっていきます。
どんどん秋が深まっていきます。
気がつけば、ため息が多いこのごろです。
でも、食欲の秋です。
このあたりのこの季節の食卓に、食用菊が欠かせません。
ぱっととした黄色も彩りよく映えます。
さっと湯がいてお浸しにするという手軽さがなによりです。
今日の新聞にこの食用菊のことが載っていました。
普段はただ食用菊としか言ってなかったのですが、
ちゃんと「十五夜」とか「八戸二号」と言った名前があるそうです。
もう少しすると「阿房宮」と呼ばれる美味しい菊も出回ります。
こちらの菊は苦味の奥にじんわりしたほの甘さがあって、
食べると体と心が喜びます。
菊の花は目や肝臓にもいいと言われていますから、
せっせと食べましょう。

久し振りにのんびりした夜です。
明日から10月。
そしてまた、何日かすると川柳のお仕事がやってきます。
今回の題はちょっと一般的ではなかったので、
投句、少ないかもしれないなぁ。
でもいろんな題にどんどん挑戦して欲しいなあと
ささやかな願いもあるのです。
なんか、えらそうなこと言っちゃいました。


街角へ夢を捨てないでください   玉

街角の三角四角またあした   かなえ