いきなり、厳冬です。
この間まで、暖冬だとか暖かすぎて不安だとか言ってたのに、
ガツンと寒さが来ました。
この寒さ、体感的には二月ごろの寒さです。
セーターの編み目からでも冷気がじわじわ染みてきます。
風邪は引いていませんが、体が重い、、、。
まったく、寒くなるにしたってもうちょっと、
段階を踏んで欲しいものだと、空を見上げながら
思ったものでした。
空と言えば、この間、この冬初めて白鳥が飛んで行くのを
見ました。
コウコウと言う鳴き声に空を見上げると、薄曇りの空に
五羽、きれいに一列に並んで飛んでいきました。
羽の広げ方も動かし方も首の差し出し方もほんとうにおんなじなんです。
結構、低く飛んで行ったので、ずしりと目に映りました。
白鳥は、遠くで見ているぶんにはうつくしく、はかない感じですが
近くだと、ちょっとこわいです。
羽を広げて寄ってこられると、負けそうと思うくらいに迫力があります。
でも、白鳥の飛ぶ空、いいものです。
寒さと白さにきゅっと身が引き締まり、なんだか知らないけれど
切なくなります。
川柳のお仕事、今日郵送しました。
これで、お正月過ぎまで少し楽です。(笑)
でも、年末の大掃除が待っています。
日本現代詩歌文学館主催の「現代川柳の集い」の
入選作品集が届きました。
それぞれの題の特選句だけ、紹介させてください。
「兄弟」 久保田半蔵門 選
秋ふかし次郎も同じ地雷抱く 佐藤美枝子(岩手県川柳連盟賞)
「流れる」 津田暹 選
病葉の行き着く果てもユートピア あきた・じゅん
「かな文字」 大野風柳 選
うす墨を吸うていろはが語りだす 橋本祐子(全日本川柳協会賞)
「平和」 佐藤岳俊 選
八月忌世界平和へ鐘が鳴る 野村稲波
「毬」 雫石隆子 選
エア少し抜いてやさしくなった毬 柳清水広作(現代川柳集い賞)
「好奇心」 森中恵美子 選
好奇心掴む右手は空けておく 加差野静浪
私も「毬」が一句だけ入選していました。
雨の日の毬藻小さなあくびする かなえ
大会は、やっぱり苦手です。
流れ星ランプの宿に辿り着く 玉
流れるにまかせるむずがゆい手首 かなえ