あれからの、


今日は、空が明るい秋の空を取り戻してくれて、
気持ちよく過ごすことができました。
あの震災から六か月が過ぎました。
日曜日のテレビでは、その特集番組に埋め尽くされて
いましたね。


行ってきました。
あれから六か月後の、田老の海へ。
北奥羽の三陸の海岸を往復10時間かけて、
震災のあれからを、やっと訪ねることができました。
今日は、私の見てきた六か月経った震災後を紹介したいと
思います。


最初の画像は、野田村の住宅のあったと思しき場所です。
すっかり雑草が生い茂って、でもそこにはひっそりと
お花が供えられていました。

今回は、岩手県種市町、野田村、普代村
そして、宮古市田老まで行ってきました。
そのうちの田老の現在の一部を、主に紹介させて
いただきます。

田老の海です。天候に恵まれたせいもあって、
海は、穏やかでとろりとした色をしていました。
遠い遠い昔、この辺で友達とキャンプをしたことも
あったのです。
この岸壁のすぐ近くで。
波の岸壁を打つ音は、ちっとも変っていませんでした。
それなのに、
向こうに津波の襲った建物がそのままに
残っているのが見えます。
ほかにも、鉄筋だけを残した建物、やはり三階まで波が
襲った建物があちこちにありました。
どちらが日常で非日常なのか。
いや、どっちも日常なのです。

これが崩れた田老の防潮堤です。
総延長2,433メートル、海からの高さは10メートル。
盛土を覆ったコンクリートがはぎとられ、
こんな風にむき出しになっていました。
無念です。

こちらはもうひとつの防波堤の名前です。
防潮堤と防波堤がX状の形で海に向かって立って
いる、その交点に行ってきました。

その防波堤の上へ昇る手すり。
こんな風に折れ曲がっていました。
ここも津波が駆け上がってきたのですね。
階段の途中には、お線香を焚いたあとがありました。

防波堤の上には、うみねこがすいすい飛んできて
ゆったり止まったりしています。
でもその向こうに瓦礫が、あちこち山を作っています。

防波堤の上から見た辺りの様子です。
住宅のあった跡が見受けられるものの、草が一面に
生い茂っているのです。

堤防の上には電子レンジ、テレビが乗っかっていました。

田老の防波堤を越える津波を映像で見ましたよね。
それを映した場所と言うのが、この画像にあるフェンスの
ところなんだそうです。
とても高いところにあって階段もとても急でした。

こちらは、三陸海岸でも有名な浄土ヶ浜です。
浄土ヶ浜大橋から見た景色です。
本当に本当に美しい海岸でした。

でも、その反対側の集落の様子は一変していました。
この穏やかで美しい海のどこにそんな力あったのでしょう。

洋野町にあったこの堤防は高さが10メートルで、
これによって守られた街もあったそうです。
このようにカーブしているため効果があったそうです。



他にも、線路だった場所とか、橋が流された川など
被災地は、まだまだ復興にはほど遠いものがあります。
それでも、瓦礫や壊れた建造物通れなかった道など、
大分片付けられたと、以前にも来たことのある人が
話しているのを聞きました。
半年でよくここまで回復したものだと口々に言っていました。
作業している方々のご苦労とご尽力に、ただただ感服するばかりです。
かつて町や集落だった場所には、そのように作業している方々ばかりで、
一般人の人影はほとんど見られませんでした。
住まわれていた人達は、仮設住宅などに移られているそうです。
そこも遠まわりに通ってきたのですが、遠目にも静かでそして
整然としていました。


今回、このような貴重な体験をする機会を得て、
これからどう向き合っていかなければならないか、
改めて考えさせられています。
この震災を体と心に刻みつけて忘れずに考えていたら、
きっと私にも出来ることがあるはずだと信じて。



唐突ですみませんが、川柳の大会のお知らせ。
赤松ますみさんのブログから勝手にコピペしてきました。


 ★第9回とりアート(鳥取県総合芸術文化祭)  第35回 鳥取県川柳大会
◇と き 平成23年10月15日(土)10時開場
◆ところ 米子コンベンションセンター 小ホール(2階) 
米子市末広町74 ℡0859(35)8111
JR山陰本線米子駅」下車 徒歩3分
◇出句締切12時、開会13時20分
12時 がいな太鼓披露(がいな太鼓保存会) 
☆一般部門 宿題と選者(各題2句、席題なし)
    「 水 」   吉田 孔美子 選 (鳥取県)
    「乗 る」   牧野  芳光 選 (鳥取県)
    「 棒 」   石橋  芳山 選 (島根県)
    「ハート」   竹治 ちかし 選 (島根県)
   「休 む」   西出  楓楽 選 (大阪府)
    「 声 」   天根  夢草 選 (大阪府)
    「生きる」   森中 惠美子 選 (大阪府)
  表  彰 鳥取県知事賞ほか(計7賞)
  会  費 二千円(大会誌&昼食)、観覧のみは無料
 ※欠席投句料 千円(9月20日締切、用紙自由、大会誌呈、小為替)

 ★ジュニア部門(事前投句のみ、投句料無料、小中学生に限る、9月20日締切)
宿題「本(ほん)」  小西 雄々 選
(2句まで、用紙自由、学校名学年を記入)上位3作品を表彰、入選作は誌上発表
投句先 〒689-4201 西伯郡伯耆町溝口757-3 小西雄々 方 
第35回鳥取県川柳大会実行委員会 宛  ℡0859 (62)1520
主催 鳥取県川柳作家協会 共催 鳥取県文化団体連合会
後援  鳥取県米子市新日本海新聞社


欠席投句、まだ間に合います!
鳥取福山雅治こと、門脇かずおさんがスタッフで頑張っています。
よろしくお願いいたします。
そうそう、海賊兼山賊の芳山さんも選者じゃないですか。
って、それを言ったら、私の川柳の師、夢草先生も、憧れの
森中惠美子さんも選者です。
頑張らなくては!

こちらは、田野畑村のソフトクリーム。
田野畑村も被災地で低地が被害に遭い、標高40メートルまで
津波が遡上したと聞きました。
これは道の駅で売っています。
この辺りは大丈夫な地点でした。



深海魚ぷかりとひとつ咳をする   玉

庭だけの敷地の庭に芙蓉咲く   かなえ