「ノエマ・ノエシス」 第13号

今日は午前中は晴れ、午後3時過ぎ頃から小雨。
小雨の中、ベランダの窓ふき決行となりました。
およそ一時間をかけて窓と、その辺をごそごそ拭いて、
そのあと、洗面所に30分、台所を30分と言う具合に、
年末の大掃除ならぬお掃除で一日が過ぎました。
あとは、また、土曜日とか日曜日にしましょう。
気がついたところを、ちょこちょこやっていれば、
なんとかなるはずです。
なんとかなるはず?なんといいかげんなことだと
我ながらあきれていますが(笑)


ノエマノエシス」の第13号が届きました。
またまた、ずしんと心に響きました。
今回は句会の様子が載っています。
句会は「祭座」というお名前で、年に一度開催されているようです。
題と特選句だけ、ここに書かせてください。
高鶴礼子さんのご指導のもと、
それぞれの個性溢れる句に、刺激を頂きました。


「男」

限りない男の夢と羅針盤   山口糸子

「箱」

周囲など無視して覗く箱眼鏡   若山巌

「鍵」

鍵穴の違った人とずっと居た   中村香苗

「炎」

一徹や炎に焼かれ炎死す   高鶴礼子

「虎」

我(が)を喰らうほどの一念 我に虎   高鶴礼子

「鳥」

鳥籠は開けたままです反抗期   石田昭子

「絵」

絵の中にすとんと落ちる無我の境   菅原芳子

「爪」

爪の痕つけて男が返される   高鶴礼子

「蔵」

白旗の磊落の月蔵の中   坂本幸子

「北」

流木よ進路は北でよかったか   片島康子

「花」

ふつうの子ふつうに生きてくれて 花   高鶴礼子

「線」

コンパスのその場限りの丸い線   石田昭子

「雷」

渾身のいいえだ否だ 雷鳴らす   高鶴礼子

「骨」

骨軋む 独り無風の長い夜   山本梢

「雑詠」

秋暑し号泣されて罪を着る   井上青柿

全体に力強い句が多いなと思いました。
明日、また「ノエマノエシス」のこと書きます。
一度に書くにはもったいないのです。


千の眼を夜は持ってる舞踏会   玉

生々しいものは夜明けに落ちている   かなえ