春分の日

今日の風のすごかったことと言ったら。
今までに遭遇した「風の強い日」トップテンに入るのでは
ないでしょうか。
風の吹きすさぶ音とともに地震かと思うほどに家が揺れました。
黄砂も降ったと言われれば、そうかと思うくらいに空が
霞んでいました。
朝のじんわりした暖かさに、なんとも不気味な
感じがしたものです。


今日は、春分の日
そして、春のお彼岸ですね。
お彼岸と言えば彼岸団子。
秋のお彼岸のときのように、また、あちこちのお店の
彼岸団子を買って食べて、楽しんでいます。
お団子は、餡子の味もさることながら、それを包む
皮がお団子の味を大きく左右するのだと気が付きました。
実は、入り彼岸から今日まで、四軒のお店のお団子を
買って食べました(笑)
それぞれが美味しくて、まったく食べるひとの好みに
分かれるところですが、一軒だけちょっとの差で
抜きんでいたのが、その皮のせいでした。
柔らかすぎず固すぎず、何より歯触り。
はふっと齧りとれて、歯にくっつくことなく
しっとり舌に乗る感じが絶妙でした。
そのお店のお団子は、買いにいくといつも売れ切れで、
食べたのが、実は今日が初めてなんです。
午後、風が少しおさまったのを見計らってふっと思い立って
出かけたら、強風のせいか売れ残って居た次第です。
取りあえず味見のつもりで買ってきましたが、見た目が
美味しそうだったので、次の終い彼岸用に予約もしてきました。
そこは和菓子が専門なのですが、ケーキも売っています。
そのケーキもなかなかなものです。
知り合いがこんなこと言ってました。
洋菓子専門店に和菓子はないけど、和菓子屋さんには
ケーキがおいてあるのは、和菓子を作るひとは洋菓子を
作る技量も備わっているんだとか。
和菓子の奥深い一面を知った思いがしました。


今日のお彼岸の中日には、仏様にお膳も上げました。
さつまいもをサイの目切って茹でて、ごはんにちょんちょんのっけて、
いもごはん風にしたのと、芋がけという汁もの。
あとはごま豆腐(これは市販のもの)と切干大根の煮物、
以前に煮て冷凍しておいたうずら豆です。
芋がけと言うのは、薄切りにした椎茸と細く切ったお豆腐を
お醤油味の汁で煮たもので、お椀によそってから長芋をすったものを
その上からかけます。その長芋をすったものも大根おろしのしぼり汁で
伸ばすのですが、今日は省略しました。
本当は切干大根でなくて、人参の白和えを予定していましたが、
作っても余り食べそうにないので、切干大根にしました。


仕事の方で、ちょっと神経を使うことが続いて、それが済んで
ほっとしたせいなのか、風邪気味でいまいちすっきりしません。
でも、原稿書き、遅れています。
今夜、頑張ってなんとかするつもりです。


玄関を出る一面砂漠ではないか   玉

手鏡の奥へ奥へと春の馬   かなえ