「おかじょうき」2月号




今日は、朝からずっと雪。
それも霙とまではいかないにしても、ビシャビシャと
傘をささなくては濡れそうな、面倒な雪でした。
午後から買い物と美容院へと。
最初の画像は、すっかり暗くなった外出の帰り道の様子です。
雪がまるで花のように枝にふんわり積もって。
この通りはハナミズキ通りと言うのですが、
本物のハナミズキにも負けない、まさに雪の華
ビルの灯りも雪に映えて、この街にしては珍しい雪景色です。


こちらは、歩いている途中で見かけた足跡。
まだあまり積もっていなかったその雪の上の足跡。
靴底の模様が「のろのろ」という字に見えませんか?
なんて言うメーカーの靴なんだろ。
こういう足跡が犯罪の場所にあったら、一発でバレてしまいますね(笑)


さて、「おかじょうき」2月号の無人駅から、
勝手ながらまた好きな句を書かせてください。


焚き火あと明日の事など解らない   斉藤 漣

そこまでは南瓜の馬車でやってきた   坂本勝子

朝焼けのとてもきれいな窓ひとつ   坂本トシ

手袋をあっさり貸してくれた夫   城後朱美

ダンスダンスダンス明日君に会う   須藤しんのすけ

引き返すためのシューズを買って置く   高橋星湖

友情ってなあに炙った烏賊の足   田久保亜蘭

ペン先が丸くなったら吹雪くのさ   中道文子

冬苺ツンツン街の被爆量   奈良一艘

瞬きで潮騒の音かぞえてる   成田勲

非常識が家の前まで来て止まる   鳴海賢治

優しさを信じてしまう水飲み場   則田 椿

甘えるな祖父の宿題思い出す   林 紫苑

悩みなら証誠寺の庭がてきめんよ   ひとり静

ストーブのような人からもらうもの   ひらく

ふところに抜け殻だけが残される   福士富栄

似たことをしている奴に腹が立つ   前輝

多数決ばかりで今日も暮れてゆく   まきこ

音信不通きっと満腹なんだ   まみどり

ほー蛍私の恥部はほの暗い     三浦幸明

いつか別れる ケーキを食べる子どもたち   三上玉夫

母がまた犬と話をしています   南山藤花

途切れゆく家系図のわたくしは長女   村井規子

忘れてはいけません雪だったこと   守田啓子

老化とは言わずに散った赤いバラ   山田楓子

自己主張しすぎる棚の冬いちご   悠 とし子

似凝りになって作戦立て直す   葉 閑女

吉凶は問わず白椿のつぼみ   吉田州花

どんよりの空にびっくり水を差す   相田みちる

半分は創造主のさじ加減   安藤なみ

おろし蕎麦つっかえながら世辞を言う   岩根彰子

「ダンシガシンダ」渋柿ひとつ手に残る   角田古錘

お月様恋の終わりはありますか   片倉卯月

死角までは花のふりして水のふりして   きさらぎ彼句吾

思惑は二月の鍋に放り込む   熊谷冬鼓

雪雪雪 観音様の耳の穴   むさし


村井規子さんの「途切れゆく家系図」の句に、
福士りかさんの短歌、   
 母は「りゑ」その母は「りち」りの系譜われにつながりわれにて絶えむ

をふと思い出しました。


今日は、大会、誌上句会の案内です。

まずは、

◆おかじょうき川柳社 誌上句会「0番線」。

『太』

選者:峯裕見子(滋賀県)/Sin(青森県) 締切:2月29日
投句料:1,000円(おかじょうき会員は無料)
特選の方に青森特産品をプレゼントします!
ネットで投句の方はこちらからどうぞ。  
 ↓
http://www.okajoki.com/toku/0line.html


そして、去年お亡くなりになられた「杜人」の巨星お二人の

◆2012.02.29〆 故大友逸星・故添田星人追悼句会 

【事前投句締切】2012年2月末日必着【投句参加費】500円(切手可)
【宿題・選者】『星』本村靖弘(仙台)・中西ひろ美(東京)
『低い』山河舞句(仙台)・樋口由紀子(姫路)
『脱ぐ』加藤久子(岩沼)・佐藤岳俊(岩手)
【席題・選者】『 』浮千草(塩釜)・野沢省悟(青森)共選
【その他】各種余興あり/宿題各2句は事前投句、事前選/句会参加の有無を明記
【投句先】〒980-0871 仙台市青葉区八幡1−10−13−208 山河舞句 
TEL・FAX 022−225−4305

締め切りが近いです。
でも、まだ間に合います!

最後は、

◆2012.03.04 第10回青森県近代文学館川柳大会

【日時】平成24年3月4日(日)12時受付開始・12時30分席題発表
【場所】青森県立図書館4階集会室 〒030-0184 青森市荒川字藤戸119の7
【参加料】無料(参加者には大会入選作品集進呈)【宿題】各題2句詠・共選・投句拝辞
『海』斉藤綺羅・岩崎雪洲『ささやき』渡辺敏子・佐藤俊一『窓』笹田かなえ・香田龍馬
『うふふ』広瀬ちえみ・高森ましら【席題】2句詠・共選(選者は当日発表)
【講演】「これからの川柳」講師:渡辺隆夫(柳誌「点鐘」同人)
【その他】事前の申し込みは不要です。当日直接会場へお越し下さい。
【主催】青森県近代文学
お問い合わせは〒030-0184 青森市荒川字藤戸119の7 TEL017-739-2575へ。


どうぞ、ご参加お待ちしております。
(上記の要項、おかじょうきのインフォメーションからのコピペです。
勝手にコピペ、ごめんなさい。)


雪の日に出かけるのがおっくうだったけれど、
いいこともありました。

これが本当の雪うさぎ。
可愛いよねぇ。雪の上をヒョコヒョコしているのを見て、
足を止めずには、写真を撮らずにはいられませんでした。

飼い主さんの「ポーズ」の声に、ポーズまでとってくれて。
なんて愛くるしいんでしょ。


そうそう、我が家のオカメインコのヒメちゃん、
(おおよそ一才と六カ月)が卵を産みました。
鶏の卵と比べるとこんなに小さいんだけど、
立派に卵です。私たちが卵に気がついてかごを覗くと
威嚇してきたのですが、これは残念ながら無精卵みたいで
抱卵の様子が見られません。
それでも春にはちゃんとお母さんになるんだろうか。

ヒメちゃんです。くちばしがツヤツヤしてて若いよね。
私たちからすれば、まだまだあどけないんだけど、
人間にすれば22歳くらいになるようです。





突然ですが、今日の買い物のお店で見かけたマネキンのボディ。
字が書いてあるのが面白いなと思って、こっそり携帯で
撮ってしまいました。
街歩きは退屈しません。


という事で、今日の美味しいもの。
露店で売っていたこの辺産のアスパラ、一束100円。
買っちゃいました。10束。これで1000円!
お店の人が、看板商品だから特別に安くしてますって
言ってました。
しばらくは思いっきり食べられます。


今日の句、句会の「読む」の題で。


冬の蠅明日を読んでは叱られる   玉

ひとの世におやつがあって文庫本   かなえ