第5回東奥少年少女文芸大会

今日は、外気温が+になったこともあって、
雲も空の青もやんわりと見えました。
八戸えんぶりも無事、昨日で終了。
今年は休日にかかったおかげで、いつもの年より
きちんと見ることができました。
最初の画像は、市庁前広場で行われた
かがり火えんぶりの様子です。


舞台の様子ですが、どうさいえんぶりの激しい動きと
距離がありすぎてうまく撮れません。
でも、他にもあれこれ写してきましたので、後ほど紹介させて
くださいね。


さて、「第5回東奥少年少女文芸大会」の結果が東奥日報新聞の
2月18日の朝刊に発表になっていました。
今回もいい作品に出会い、うれしくなりました。
上位入選句もいいけれど、佳作にも好きだなと思う句が
あったので、そちらも書かせてください。


小学校1〜3年   岩崎眞理子 選

天位  がんばったにおいがするよマラソンは   工藤大也

地位  おじいちゃんベッドの横にりんごおく   米坂海咲

人位  みずたまり日によりみそしるおすい物   斉藤洋

秀逸から一句。

雪だるま冬のかみさまみたいだな   高田裕基

佳作から二句。

サンタさん先にひさい地行ってちょうだい   佐藤愛恵

さいむらでうまれたそらはおおきいな   北野 空


小学校4〜6年   岩崎眞理子 選

天位  山歩き皆の顔が仏様   畑山美月

地位  お母さんがまんぶくろはもちに似て   工藤基幹

人位  大切な命はコピーできないよ   工藤遥


秀逸から一句。

ずるすけと言われつづけて十一才   小笠原 唱

佳作から二句。

こたつはねぼくの体を食いつくす   玉田鯉一

大きくておいしいかぼちゃ作りたい   船木侑吾


中学校       工藤青夏 選

天位  友達の心にかける虹の橋   菊池由郁子

地位  筆箱の穴が見ている僕の夢   夏井鈴佳

人位  漁港では鱈あがったと活気づく   宇野陽


秀逸から一句。

生チョコの苦さ大人にまだ遠い   太田咲耶

佳作から二句。

誕生日姉とまとめて祝われる   角野美祐

祖父母らのけんかに感じる平和な日   東谷真央


高校    千島鉄男 選

天位  バス停で繋がる人の温かさ   山村智子

地位  放課後の窓は私の青春だ   小山内雛子

人位  炬燵みかんぬくぬくぽかぽか猫の夢   木村智佑


秀逸から一句。

人生と似ていませんか福袋   柴田紗代子

佳作から二句。

北風のように冷たい父のギャグ   蛯沢志穂

雪雪雪発電できぬかと思う   高畑美里


今回は特に小学校の低学年の句に心が動かされました。
いい指導者がいらっしゃるのではないでしょうか。
作者の声が聞こえるようで、読んでいてとても楽しかったです。


では、えんぶりの画像の続きにいきます。

通りすがりに見かけた門付けの様子からです。
老舗の中に入って舞っていました。


他の場所では、子どもの太夫もいました。
終わったあとに「間違えないで出来た!」と嬉しそうでした。


女の子は華やかです。
とっても踊りが達者な子がいてついついその子ばかり
見てしまいました。

こんな風にリヤカーに太鼓などのお囃子の道具を乗せて
運びます。


町中の門付け。普段見慣れているお店がいつもより
明るく見えます。


こんな小さな子も一所懸命舞っていて、観客からは
「可愛い、可愛い」の歓声がひっきりなしでした。


こちら屋台村のえんぶり。
情緒がありますよね。


昨日の夜も仕事帰りに頑張って行ってきました。


お待たせいたしました。
かがり火えんぶりの広場には美味しいものが沢山。


まずは、えんぶりラーメン。
鶏ガラの出汁がきいていました。
でも、どこがえんぶりラーメンなんだろ?



古代米から作ったという甘酒。
ほんのり桜色した麹の甘酒でした。



お汁粉。あんまり甘くなく白玉のつるんとした食感が、
食べやすかったです。



こちらはサバの缶詰の出汁で作ったせんべい汁
噂には聞いていたけれど、食べたのは初めて。
意外とあっさりしていて美味しかったです。
今度、家でも作ってみようかな。
奥の黄色のはサービスのタクアン。
昔のタクアンの味でこれも美味しかったよ。


一応、これら全部を食べてきたわけですが、
私が店先で食べていると通りすがりの何人かが、
必ず立ち止まって食べたり飲んだりします。
美味しいものは人を呼ぶんですね。


そして今日の美味しいもの。
サバ出汁せんべい汁のサバの缶詰め。
八戸前沖鯖の缶詰。中身もたっぷりとしていて
ボリュームがあります。


ということで駆け足でしたが「はちのへえんぶり」、
お楽しみいただけましたでしょうか?

八戸の春はもうすぐです。


今日の句、子ども達に負けています。


座って立ってひとり見送る雪女   玉

梅に椿にえんぶりの子の紅の赤   かなえ