三月に



今日は、ぽかぽかと暖かく暖房に汗ばむくらいの
一日でした。
やっと三月です。
あの震災からまもなく一年になろうとしています。
復興が進んでいる被災地もあれば、先行きのわからないままに
時間だけが過ぎている場所もあります。
原発事故の捉えきれない大きさに、正直不安な日々です。
かと言って何もできない。
だけど何かしたい。そんなせめぎ合いが続いています。


さて、お約束の玉さんの表紙絵。
今月は、絵と言うより字ですね。
玉さんの直筆です。何を使って書いたんだろう。
このぶっきらぼうさは、またお得意の割りばしを削ったものかな。
味のある字ですね。朴訥とした低い声が聞こえてきそうです。
(この字、聞いたところマッチの軸で書いたそうです。さすが、です)

先週の土曜日に「人生の楽園」というテレビ番組で、
八戸が取り上げられましたと、北海道の浪越靖政さんから
メールをいただきました。
私は残念ながらその番組を見ませんでしたが、
「ちびっつ」のことらしいので、早速「はっち」に行って、
写真に撮ってきました。
「ちびっつ」というのは、この街にお住まいのご夫婦が、
八戸の町並みをミニチュアで作っているものです。
24分の1の縮尺なんだそうですが、本当によくできています。
「はっち」の二階に展示してありますが、人気のコーナーです。

まず、こんな感じです。今はもうなくなった朝市です。


別の方向から。

ちょっとアップにしてみますね。


「まっしぐら」というポスターが見えますか?

果物や野菜を売っている露店です。
小さなさつまいもや葱が整然と並んでいます。


こちらは陶器を売るお店でしょうか。
お店の奥に今まさにお茶碗を新聞紙に包んでいるところが
見えます。


そうそう、八戸の食べ物もあります。

寒大根とほや。リアルでしょう。


こちらは「いちご煮」。
奥に見えるお茶碗は本物のサイズですから、
どんなに小さいかおわかりになりますか。


マルメ梨(西洋梨)とりんご。
これらは乾くと固まる樹脂粘土で作ってあるそうです。
ほかにもまだまだたくさん展示してあります。
機会がありましたら、是非いらして見てください。

今日の美味しいもの。
ちびっつの「そばかっけ」。
蕎麦の生地を平べったく伸ばして三角にして、
茹でてて、ねぎ味噌やにんにく味噌で食べます。





今日の句。雑詠です。


先生と生徒を待っている黒板   玉

三月に終わり三月に始まる   かなえ