11月のこと

12月になりました。早いですねぇ。今年ももう少しで終わりだなんて信じられません。
うかうかしていると、積み残しが出そうなので11月のこと書きます。

 11月1日に青森市であった青森市民文化祭川柳大会に
行ってきました。
今までは青森市に在住の人が対象だったみたいですが、
今年は市内外から参加者募集ということと、
霜石さんから誘われていたということもあって、
おそるおそる行ってきました。
その入選作品集も早々と届いておりましたので、
特選句だけ紹介させていただきます。


「鼻」   前田悠遊 選

九条で洟をかんだの誰ですか   むさし


「もやもや」   熊谷 冬鼓 選

摘んで摘んで摘んで綿毛になって ゆく   守田啓子


「つぶす」   佐藤 武 選

抱きしめた海が壊れてゆく真昼   須藤しんのすけ


「風呂敷」   滋野 さち 選

難民はみな風呂敷に入りなさい   月並 与生


「風呂敷」   尾形 せいじ 選

風呂敷を解いて虹を立ち上げる   むさし


「プライド」   福田 文音 選

凍て蝶になっても守り抜く九条   葉  閑女


「プライド」   菊池 京 選

プライドの真ん中に来るゲリラ雨   むさし


「音」   郄瀬 霜石 選

カランコロン今日のわたしを振ってみる   岩崎 雪洲


終了後の懇親会でのスピーチで、カモミール句会のことも
話してきたから、収穫はあったかな(笑)

この街の50年続いたタウン誌「うみねこ」が
600号を区切りに終刊しました。
編集長を務められた岩舘さんを励ます会が11日にありました。
私も少し関わっていたのでそのパーティーに出席したのですが、
皆さん、本当に惜しんでいました。
でも、昨今の厳しい出版事情を思うと続けるのは
やっぱり無理だったようです。

来賓のスピーチをしているのは、青森県知事夫人の三村三千代さん。
とても知的で聡明で綺麗な方です。
(実は知事、私の方がちょっと年上ですが幼馴染なんです。夫人に知事の子供の頃の
話を少ししてきました(笑))
知事がまだ知事で無かった頃にうみねこの執筆者でした。
この会では、新たな嬉しい幾つかの出会いがありました。
もちろん、カモミール句会の宣伝もしてきましたよ。

13日の金曜日の夜、静岡、名古屋にいく前日でしたが、
お芝居を観てきました。
去年一緒にお芝居をした仲間が中心になって演ったのですが、
なかなか迫力のある舞台でした。
何しろセリフがすごく多くて早口で、役者さん達も覚えるの
大変だったと思います。今回は観客でよかったとつくづく思いました。
でも、この芝居の事が翌日からの旅の間中、頭から離れなくて困りました。
多分、自分の中で未消化だったからでしょう。
なので、来年早々に計画したことがあります。
それに関しては、来年の報告となりますのでご容赦を。

23日、この町に初雪が振りました。
この写真は「はっち市」の様子です。
寒かったのですが、はっちの前ではストーブを焚いていて、
冬の訪れをいっそう強く感じさせられたのでした。

26日はカモミール句会。
今回からひとりメンバーが増えました!
嬉しいですねぇ。
実はこの日のランチはスープの北村の
ビーフシチューセット」だったのですが、
私ったらビーフシチューのお盆を持っているときに、
セカンドバッグが肩からはずれてシチューの上に直撃して、
無残な始末となり、すっかり動揺したため、せっかくの
シチューの写真が撮れませんでした。
うーん、残念!
で、メンバーの可愛いにゃんこの手をこの日の記念にしました。
当日のメンバーの句を紹介させていただきます。


本家の嫁 ナンテウツクシイニホンゴ   三浦 潤子

まるめろと夕焼け雲とおっぱいと   守田 啓子

母さんをようやく抜けた日の窓辺   中 弘美

バスのなか地中野菜になっていく   横澤 あや子 
花束で殴るだなんてアルデンテ   笹田 かなえ


中 弘美さんが新メンバーです。
どうぞよろしくお願いいたします。
そうそう、この次から句会に提出する句、三句のうち一句を
時事吟にするという取り決めをしました。
すごくいい事だと思います。
また学ぶ事が増えました。
今月は24日。クリスマスイヴです。
楽しみだなぁ。

*業務連絡 24日のランチですが、二階のスープの北村さんに
お弁当を注文しておきました。
各自、650円を払って受け取ってください。



11月29日のデーリー柳壇に啓子さんの選の「差」
が掲載されました。

先月も掲載されたお二人のお名前をみつけましたので、
遅ればせながらご紹介。

「秀逸」 差し出せるものは平手と握手です   三浦 潤子

「佳作」 差しで飲む親父の指の細いこと   月並 与生


選後の「(略)新鮮さだけが評価されたり、既視感だけで選ばれなかったり
するのであれば、佳句は生まれないと思う」という言葉に
ドキリとさせられました。

*与生さんへ
おかじょうきの忘年会にいらっしゃるかと思い、
掲載紙持って行ったんですよ。



では、ネコ達の話にいきます。
しばらくネコのこと書いていなかったので、
娘が催促してきて、ブログを書くのなら遊ぶのもおやつも
今回は娘が引き受けるというのでそれに甘えることにしました。

ごんちゃん。
夜遅くに家に帰ったりする時に、玄関の前にいたりするのです。
白いのが玄関の明かりにボォーッと見えたりすると、
一瞬ですが「まさか、なな?」って思ってハッとします(笑)。
ひところは痩せて心配したのですが、すっかり丈夫そうになり
顔つきも優しげになってまずは一安心。

冬のボーイズのベッド。
和室の津軽塗りのテーブルの上に並べました。
家人の嘆くことしきりです。

風除室で外を見るぱんだ。
何か物思いにでも耽っているのかしら。
いえいえ、ぱんだは雀を密かに狙っているのです。
硝子に映っている顔がなんともチャーミング。

じろりのじろちゃん。
「おかあちゃん、もうすぐ旅行に行くけど、
ちゃんとお姉ちゃんのゆうこと聞いてお留守番していてね」って
言ったら、解っているのかいないのかこんな表情しました。
私が旅行から帰ってしばらくは私の顔見る度にすり寄ってきて、
ちょっと大変でした(笑)

ちょっと早いけどクリスマスプレゼントに電気ストーブを買ってあげました。
この部屋のストーブが駄目になったので、ネコ達の安全を優先して
以前買ったものの同じメーカーの大きいものにしました。
(乏しい年金生活者の財布をはたきました(笑))
いつもはぱんだが陣取っているんだけど、
この時はなーこが「あったかいんだから〜」とご機嫌。
こんな顔が見られるのなら、これからもお財布はたいちゃいます(笑)
右側にあるネコの顔したのはダンボールので出来ていて、中が爪とぎになっています。
こっちは娘からのプレゼント。

さばみちゃん。
この間検査に連れて行こうと試みましたが、すごい勢いで逃げ回り捕獲に失敗。
以来、警戒して傍に寄ってきません。うらめしそうね目が不憫です。
怖い思いさせてごめんね。
来年まで検査はおあずけだな。

なな、また冬が来るよ。ななはお散歩とひなたぼっこが大好きで、
冬でもお外にいたね。今年の冬は暖かいそうだからなながいたら
きっと喜んだだろうね。ななが日向ぼっこしていた場所を見る度に、
ななの寝姿を思い出しているよ。
ななのおうちは、ずっとここだからね。
忘れないでいてね。

今日の美味しいもの。
うみねこ」のパーティーで出た、菊の花としめサバのお鮨。
交流に忙しかったので、時間がなく一個しか食べられませんでした。
美味しかったので、それが今でもちょっと残念(笑)


今日の一句。
玉さんは、句会の「喝」。
私は青森市民文化祭川柳大会で霜石さんの「音」での
入選句。これ一句だけでした。


おいしかったそんな親父のゲンコツ   玉

とっぴんしゃん ハローワークの雨の音   かなえ