ステーション&カモミール2号


七月ももう終わりですね。
大変おそくなりましたが、大阪北部地震で被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
平成30年7月の豪雨災害で被災された方々の一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
そして、連日の猛暑です。
皆さまはお変わりありませんでしょうか。
日本を揺るがす立て続けの災害にどのように対処していけばいいのか、
本当に不安になってしまうこの頃です。
お互いに気を引きしめてこの夏を乗り切りましょう!
さて、七月の出来事を書かせていただきます。

最初の画像は、7月7日に行われた「川柳ステーション2018」の
会場の様子。
選者は岩崎眞里子さん。席題の「蹴る」を披講しているところです。
私も席題の「りゅうぐう」の選者をさせていただきました。
「りゅうぐう」って「竜宮城」しか思い浮かばなかったんですが、
今、小惑星探査機「はやぶさ2」が観測している小惑星でもあるんですね。
あと、「流寓」という言葉もあって、これは「放浪して異郷に住むこと」って意味なんだそうです。
作品のほとんどが「竜宮城」だったんですが、「流寓」もあってその挑戦に立ち止まったのを
記憶しています。

席題のあとは、今回話題の「川柳コロシアム」でした。
毎年恒例のトークセッションに代わってのイベントです。
この趣向は川柳界では初めてでしょう。
コロシアムの参加者は「お」の題での事前投句をします。
その投句作品を会場の参加者が各々二句ずつを選句。
選ばれた句をまた、参加者の拍手によって絞り込んでいきます。
その絞りこまれた句の作者(ただし、それを知っているのは主催者側だけ)が指名によって壇上に上がり、
ライバルの句を批評したりほめそやしたりして、
自分の作品を優位に導くというスタイルで進められました。
詳しいことは発表誌に載ると思います。
今回はそんなに厳密なルールがあったわけではなかったようです。
回を重ねていくことで流れが決まっていく感じがしました。
ただ、この次があるかどうかは解りません。
私は「ぜひ来年もやってください」とSinさんにお願いしてきました。
もし、来年も「コロシアム」があったら興味のある方はぜひご参加ください。
今までの大会と違った興奮を楽しめると思います。
画像はそろそろ終盤に近いころの熱戦の様子です。
戦っているのは一帆さんと与生さん。
最終的に1番だった句は

蛍光ペン貸しておふくろ消えちゃうよ 田久保 亜蘭

2番の句は、

殿よりも若干えらい御御御付け 須川 柊子


仙台からご参加の柊子さん、ホタテをgetしました。
おめでとうございました。
私の句は選ばれなかったので壇上で意見を言う権利がなかったのですが、
推薦する句にいろいろ言いたくて、ムズムズしていました(笑)
来年もこの企画があったら、何とかひと言いいたいものです。



昨年は五月に発行した「カモミール1号」でしたが、
今年は遅れに遅れて7月発行となった「カモミール2号」です。
ページ数も増えたし、カットもあちこち入って昨年と
ちょっと違う感じに仕上がりました。
これもひとえにあざみエージェントさんの冨上朝世さんのおかげです。
朝世さんはご自身のお仕事でもお忙しいのに、私の相談に親身になってくださり、
あれこれとアドバイスしてくださったのです。
本当にありがたかったです。
発行間近に起こった大阪北部地震の際にも、大変だったことを
ひと言もおっしゃらずに、仕事を進めてくださいました。
本当にありがとうございました。
朝世さんは今回大きなお仕事をなさいました。
それは、2016年7月2日、93歳でお亡くなりになった
浪華の古本屋・青空書房店主のさかもとけんいちさんの
本を作られ、その記念展まで開催されたことです。
坂本さんの『けんいちから和美へ 青空書房店主の妻恋記(さいれんき)』に
関しましては、
  ↓

https://ameblo.jp/nomark6061/entry-12388841241.html
あさよさんのブログをご覧ください。



さて、カモミール2号の目次です。

 コンパクトぱちん 三浦 潤子
 一句評 くんじろう/作品評 小瀬川喜井
 卓球しませんか 守田 啓子
 一句評 くんじろう/作品評 小瀬川喜井
 象の寿命 細川 静
 一句評 くんじろう/作品評 小瀬川喜井
 海辺の猫 滋野 さち
 一句評 くんじろう/作品評 小瀬川喜井
 とろとろ火 笹田かなえ
 一句評 くんじろう/作品評 小瀬川喜井                    
 吟行「種差海岸」三浦 潤子
 〃「十和田市現代美術館」滋野 さち
 〃「八戸えんぶり」守田 啓子 
 一句のスゝメ 木本 朱夏/濱山 哲也/須田 隆行/丸山あずさ
 文法の時間
 はじめにとこぼれ種に変えて 笹田かなえ

「一句評 作品評」のお二方の個性あふれる文章にドキドキすること請け合い。
「一句のスゝメ」は読めば読むほどほどジュワッと
滋味が滲んできます。
そして「文法の時間」では大学の国語の先生をお招きして、
文法についてお話をしてもらいました。
どんなお話かは読んでのお楽しみです。
で、今回のカモミール2号は大変申し訳ないのですが、
500円の定価を点けさせていただきました。
送料は別になります。
送料ですが、1冊から3冊まではスマートレター 180円。
4冊から10冊まではレターパックライト 360円となります。
ご購入をご希望の方は、
090-2998−7277 までショートメールでご連絡ください。
お送りする際に請求書を同封いたしますので、
ゆうちょ銀行へのお振込みをお願いいたします。
以上、カモミール2号についてのお知らせでした。

ではカモミール6月例会のご報告です。
この日ははっちがとれなくて公民館での句会となりました。
周りに人がいない静かな環境が新鮮な感じでした。

これは席題の生キャラメルのおせんべい。
キリストのお墓があるという新郷村の名物の一つです。
各自の作品です。

煎餅にはさんで密葬 夏がゆく  潤子
私のふちにご注意 こわれます  啓子
元号 生キャラ煎を噛む時間  静
日本プルプル原発プルプル  さち
パパ、ママ、ゆるして 水無月のしずくの  かなえ




さあ、ネコ達にいきます。

まずはご報告。
さばみがやっと二階から降りてくるようになりました。
このようにじろと一緒に違い棚の下から外を見ているんです。
なんかほのぼのしますね。
時々ぱんだが追い払う時もありますが、
めげずに頑張っています。

そのぱんだ。
ともかく居心地いい場所を探す名人、いや名ネコ。
ここは違い棚の下のお気に入りの場所で、
うんと暑い時以外はここでくつろいでいます。

なーこ△!
暑くても冷房は嫌いなようで、冷房の効いている部屋へは
入ってきません。今年はひとつ、風通しのいい場所が出来て、
なーこのお気に入りが増えました。

さて、今日はもうひとりご紹介いたします。
チコちゃん!
残念ながらうちの子ではありません。
カモミールの会員の滋野さちさんのお家の子で、
この夏から家族になりました。
なんでもご主人のお膝が大好きだそうです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。


おっと、今日の美味しいもの。
ステーションの懇親会のお料理の一部。
ビールのおつまみっぽいメニューが多かったのですが、
食べやすくて私的にはよかったです。
おかじょうきの皆さん、お疲れ様でした。
来年もよろしくお願いいたします。