ファイル、買ってきました。
いきつけの文房具屋さんに行ったら、昨日のより半分近くの値段で
ずっと使いやすいものがありました。
それに、「ラ・セーヌ」の「時実新子の川柳講座」のページを切り抜いて
まとめました。
60ポケットがほぼ全部埋まりました。


恋成れり四時には四時の汽車が出る   時実新子


今読んでも、どきりとします。
私もずいぶん沢山、恋の句を書きましたが、新子先生には敵いません。


愛される出来たばかりの日焼けあと   かなえ


やはり「ラ・セーヌ」の「熱」という題で特選をいただきました。
評も書きます。

「評」赤く、火ぶくれ寸前の肌はヒリヒリと痛い。
「出来たばかり」の日焼けは恋の始まりを思わせる。
痛く、せつなく、男はまだ限りなくやさしい季節だ。
句全体から立ちのぼるエロスも新鮮で、つかのまの恋の美しさが伝わる。


新子先生の評は、まるでこちらを見透かすようで、それがまた嬉しくて
よし、次はもっといい句を書こうと思ったものでした。


月下美人ルーズな夜になりそうだ   玉

足跡を消しながら咲く月見草   かなえ