ものを書くひと

今日も、仕事をしているのがもったいない(笑)くらいに
いいお天気でした。
窓のそとを見ては、何度「もったいないなあ」と思ったことでしょう。
掃除、洗濯、布団干し、、、に最高な日でした。
でも家にいたら、きっと何もしないでどこかへ行っちゃったかもしれません。



憎まないようにすきまをあけておく  啓子


今夜、コメントをくださった啓子さんも、やはり川柳のともだちです。
まだ若い、とてもしなやかな句を書かれるひとです。
時事吟も上手いです。
男性顔負けの鋭い社会詠にハッとさせられます。
笑顔がチャーミングで、回りを明るくしてくれます。
また、たくさんおしゃべりしましょうね。


三か月ほど前に職場の人たちとの懇親会がありまして、
そのあとのニ次会で初めてのスナックに連れて行ってもらった時の
ことです。
そこは昭和の雰囲気が残っている小さなお店でした。
ママさんが一人で切り盛りしています。
とても気さくなママさんで、もうずっと通っているかのように
打ち解けてしまいました。
職場のひとが私を「川柳を書くひと」と紹介してくれた時、
ママさんに
「私もものを書くひと何人か知っているけれど、そのひと達って
いっつも、何か考えていて心ここにあらずって時があるけど、
やっぱりそう?」って訊かれました。
えっ、そう見えるんだってこっちが訊きたいくらいでした。
「心ここにあらず」は確かにあります。
別にいつも川柳になるヒントを探している訳ではないのですが、
どこかでアンテナを張り巡らせているんでしょうね。
そのアンテナに少しでも触れる何かがあると、ストンとどこかに
行っちゃうみたいです。私にとっては普通のことですが、どうやら
それは普通のことではないと、最近になってようやく気がつきました。


芒野で姉は遊女の顔になる   玉

蛇いちご恭しきは娼婦の眼   かなえ