展望の大会に行ってきました！

八戸にも桜が咲きました。
この間やっと桜を見ることができたので、その時の一枚です。
雀が飛び立つところが映っていて、娘に褒められました。
さて、行ってきました。「創立４０周年　第１９回川柳展望大会」。
前の日に大阪着。またまたますみさんに大阪駅まで迎えにきてもらったのでした。
大阪駅は複雑よね〜。午後３時過ぎに大阪駅着。
ますみさんと御堂筋口で待ち合わせたのですが、勘違いして改札を出て
しまったものですからなかなか会えませんでした。
携帯で連絡しあってあちこちうろうろ。最終的にすごく近い場所にいて、
無事、再会。そして、ますみさんの推薦のお店で一休み。

そこで食べた「フレンチキューブ」というケーキの美味しかったこと！
キューブにナイフを入れるとブリュレがとろーり、食べた事のない食感と味わいが最高。
久々のおしゃべりも尽きることなく、楽しい時間を過ごしたのでした。

さあ、いよいよ大会です。
１８５名の出席だったそうです。

大会では「第13回現代川柳大賞」と「第8回展望賞」の発表と
表彰がありました。
こちらは「展望賞」の表彰の様子です。大賞は橋倉久美子さん。
準賞は郄瀬霜石さん、三村舞さん。
「現代川柳大賞」の大賞は、佐々木ええ一さん、
準賞は福士慕情さん、三宅保州さん。
霜石さんの慕情さんも弘前の人です。すごい快挙ですね。
皆さま、おめでとうございます。

さて、今回は尾藤一泉さんがパワーポイントを駆使して、
「柳多留２５０年ー文芸川柳の興亡と大阪」と題して講演が
ありました。川柳の祖と言われる前句附万句合の点者の柄井川柳と
俳風柳多留の編者、呉陵軒可有の功績や、古川柳の背景、
前句附、あるいは芸術家の三要素等など、
盛りだくさんの内容に、あらためて勉強させていただきました。

披講中の森中惠美子さん。
私も今回は自由吟の選者でしたので、
自分の披講が終わるまで撮影の余裕がなく、
選者さんの写真はこれ一枚だけになります。
今回は今までにないくらいに緊張した大会でした。
なんと自分の披講中に、口の中がからからに乾くという、
今までにないことが起きました。焦ったなあ、あの時は。
私の選ばせていただいた自由吟での秀句ですが、
一句だけ紹介させてください。

やわらかいうちに握手をしておこう　　　小川佳恵

仲直りできないままに亡くなってしまったひとの手を握る情景が
浮かびました。後悔とか諦めとかやりきれなさとか、言葉にならない
複雑な気持ちがたくさんたくさんこみあげてきました。

もう一句、印象に残った句を紹介させてください。

大福餅の重さ真心だと思う　　　楢崎進弘

大会のあとのお楽しみの懇親会の様子。
誰かさんは、これだけが楽しみって言っていたっけねぇ(笑)

恒例となった完司さんとかずおさんの「アメリカ橋」のデュエット。

阿波踊りも出ました。

懇親会のごちそう。このほかに、お刺身、豆ご飯や茶わん蒸し、
デザートにはわらび餅まで出て、さすがの私でも食べきれずに
少し残してしまいました。

懇親会のあとの二次会。
完司さんの仕切りで自己紹介。
昔のことですが、いつかの展望の大会で大阪に行ったときに
「自分にとって川柳とはなにか」みたいな事もこの場で
しゃべらされた覚えがあります。
先輩の皆さんが怖くって、がちがちに緊張したものでした。
私はそんなに大会に出ている方ではないし、川柳も下手なので
あまり偉そうなことは言えませんが
今回、展望の大会に参加してみて、川柳の方向性の二極化が進んで
いることを感じました。こういうことは多分、今までにもあったことだと思います。
これからはどうなっていくかわかりませんが、いい作品に出会える大会が増えれば
いいなと思っています。

次の日は、朝世さんにホテルに迎えにきてもらって、
ランチととある場所に行ってきました。
あいにくの雨でしたが、朝世さんのエスコートで、
充実した時間を過ごすことができました。

とある場所での収穫。
コットンパールのネックレス。
朝世さんのブログでおなじみの稲田浩さんの作品展に連れていってもらいました。
稲田浩さんはくじらのひげ板から、アクセサリーを作られています。
今回圧巻だったのは、玉虫を使った「飛鳥の舞」というネックレス。
古墳の壁画や仏教画にでも描かれていそうな、格調高くロマンを感じさせられるものでした。
朝世さん、お忙しいところ、何から何まで本当にお世話になりました。
おかげでとてもいい刺戟と思い出を貰いました。
ありがとうございました。