選句雑感

今日は、朝は雨、だんだん晴れて、午後からは
わりといい天気になりました。
昨日からなんとなく風邪気味だったので昨夜は早く寝て
今日はどこにも出ないで、午前中は養生してました。
午後から、川柳のお仕事に取り掛かりました。
締切が一番近いぶんの作品が今日届いたので、
そちらを終わらせなければいけません。
およそ、600句近くありそうです。
なかなか手ごわい句ばかりです。
選句は終わりました。
抜句数は55句です。
抜句したところで、ちょっと気分転換を兼ねて小豆を煮ることにしました。
以前の北海道物産展で買っておいたものです。
大納言まではいかない中納言くらいものです。
どうせ台所に立っているついでだからと、
甘酒も作りました。
「田酒」と言う、こちらでは有名なお酒の酒粕が手に入ったので、
焦がさないように、ゆっくり煮溶かして、いい具合にできました。
台所は、小豆と甘酒の匂いがごっちゃになりました(笑)
小豆を煮るのは時間がかかるので、買い置きしておいたりんごが
いくつか萎びていたので、りんごも甘く煮て、、、。
もう、甘いものだらけですね。
そうこうしているうちに小豆もほっこり煮えて、
いい感じです。
それぞれ少しずつ食べたら、風邪の具合もよくなったようです。
私の場合は食べたいものを食べるのが、一番の健康法のようです。


今のように、川柳の選が重なったことはなかった気がします。
それだけにいろいろ考えさせられています。
私は最初の頃、天根夢草先生との往復書簡のみでの指導で
川柳を書いてきました。
私の句に先生は○かせいぜい△しかつけないで、返してきます。
添削も一切ありませんでした。
なぜいいのかそうでないのか、全然わかりませんでした。
だから、○のついた句を何度も読んで、その句を書いたときの
気持ちを思い出しながら、次の句を書くようにしました。
でも、そうそうその時の気持ちなんて蘇るものではありません。
だからずっと、覚束ない思いできました。
最近です。
やっと、先生の気持ちが解り始めたのは。
個性と言うものは、繰り返し繰り返しするうちに出てくるもの
ではないかと。
先生が私の個性をどうご覧になっていたかはわかりません。
今私が、曲がりなりにも選をする立場になって、それが
なんとなく解るような気がしてきました。
まだうまく言えませんが、個性のあるいい句は、やはり沢山の句の
中から浮き上がって見えます。
それがひとりよがりかそうでないかを見極めるためには、
もっと、勉強しなくてはいけませんね。
選についてはまだまだ書きたいことがありますが、
またの機会にします。
これからまた川柳の仕事をします。
今夜予定のぶんが出来たら、明日ピンクのセーター買おうかな(笑)


出発の汽車は人さし指を出る   玉

出発のドアは小さく閉じられる   かなえ