あれから二年

本当に、おひさしぶりでした。
仕事が忙しかったり、ななの世話とか、寒かったりとかとかとか。
まあ、すっかりなまけ癖がついてしまって。
ご心配をおかけしたことと思いますが、元気です。
年が明けてから間もなく、この一年就活中だった娘に仕事が
決まり、あわただしい日々でした。
ななが来てからずっと家にいた娘が日中いないものだから、
なながちょっと落ち着かなくなり、帰っても家にいなかったりして心配しましたが、
今は、ちゃんと家で待っているようになりました。
娘も職場に慣れてきて、そっちも安心。
少しずつ、いろんな事が以前のリズムになってきました。


そして、あの震災から2年です。
忘れられない忘れてはいけないことが、この季節になると、
いっそう濃く甦ってきます。
皮膚感覚としてからだに刻みこまれているのかもしれません。
最初の画像は、津波でお店をなくした人が、市内のデパートに出店して
いるラーメン屋さんです。
とっても美味しいお店で、私や娘も時々食べに行きます。
無添加の自家製麺ときちんと出汁のとってあるスープが、
なんとも美味しくて市内でも評判のお店です。


さて、ななちゃんです。
冬になって家の中に居ることが多くなり、ほぼ毎晩のように
9時過ぎから遊ぼうと誘われていました。
「にゃん」とまとわりついてくると、およそ一時間は
遊ばないといけません。ねこじゃらしを振り回すと、
こたつの上から飛び降りたり、廊下を走り回ったり寝転がったりして、
ドタバタドタバタと、大騒ぎ。
その必死に遊ぶ姿にまたこちらも癒されるのです。


こちらは階段での「いないいないばあ」です。
手すりの陰から私が「いないいないばあ」顔を出したりひっこめたり
すると、こんな風に見あげてきます。

この顔もいいでしょ。
ななの遊ぼうモード全開の顔です。

ストーブの前がお気に入りで、こんな風に手や足をかざして
暖めたりしている姿は、人も動物も変りませんね。


それでもお外が好きで、どうしても庭や玄関のタイルに座りたがるので、
こんな箱を用意したら、朝、ここに陣取って庭に来るすずめを
見ているのです。風除室よりもより臨場感があるのでしょうね。
「ななちゃん、スズメちゃんは獲らなくていいからね」と
娘は、はらはらしながら毎朝声をかけています。

そして、今は恋猫の季節です。
ななは避妊手術をしているので繁殖のお役には立たないのですが、
なぜかオス猫が三匹、入れ替わり立ち替わり玄関先にやってくるのです。
そのうちの一匹はご存知、トラ君。
あとは首輪のつけた大きな白っぽい猫。
暗いのでよくわからないけれど、その猫がくるとななは威嚇の声を
あげるので外には出さないようにします。


そしてもう一匹が、以前ミーコと呼んでいた猫。
オスでした。でも、この猫がくるとななは、「きゅるる、きゅるる」と
いった鳴き声で、しきりに外にでたがり、おすわりをして
「ごはんちょうだい」のポーズをするのです。

そしてその猫用にご飯をあげるとこんな風に傍で見守るようにして
いるのです。ななより大きい猫だけど、まるで母猫のようでしょ。
なので、その猫が来る度にご飯と水をあげるようにしました。
もしかしたら、私たちが留守の間にもななのご飯を食べているかもしれません。
ななは、外に出るとその猫の匂いをつけてくる時があるので、どこかで会って
いるのでしょうね。
ななは、まだまだ謎がいっぱいです。
またまたななのことばかりですみません。

ここで、おしらせをひとつ。
大阪の青空書房のさかもとけんいちさんが、今度
NHKの「にっぽん紀行」で三月二十日に紹介されるそうです。
くわしくは

http://www.nhk.or.jp/program/nipponkikou/
是非、ごらんください。
元気をもらえますよ。

私も報告をふたつ。
まず、携帯をスマホしました。
いままでの携帯の液晶がおかしくなってきたので、どうせ替えるなら、
いっそスマホしてみようと無謀な挑戦をしたわけです。
案の定、まだうまく使えません(笑)
なのでメールも練習中。メール、電話の失礼があるかもしれませんが、
どうぞお許しください。
もうひとつは、漢検の三級に娘と二人合格しました。
三級だからたいしたことはないのですが、やっぱりとても
嬉しかったです。
とまあこんな感じでぼちぼちやっています。


さて、今日の美味しいもの。
「のすけ」のラーメンを出したかったのですが、うっかり写真を撮り忘れました。
代わりに「銀波」の「お雛様懐石」から。
いつもながら、目で美味しくて食べて美味しいお料理でした。


今日の一句。

ほっぺたにフランスパンというひびき   玉

ポッペン、とちらばっていくうすあかり   かなえ