お雛様とななととう句する - 川柳日記　一の糸

今日も昨日もすっきりしない天気でした。
春の気配はあるのだけれど、いまいちぱっとしません。
それでも、用足しのついでに以前から行きたかった、
「八戸ひなまつり展」の会場の一つ
更上閣にいくことができました。
最初の画像はそのお雛様のひとつ。
淡谷のり子さんの所蔵の物だったそうです。
享保雛やら、源氏枠雛、古今雛など古くて見たことのないような
おひなさまばかりでしたが、撮影は残念ながらこれ一点のみ。
興味のあるかたはどうぞ行ってみてくださいね。

さて、第９回東奥少年少女文芸大会の結果が発表になりました。
一部、紹介させてください。

小学校１〜３年の部　　　　岩崎　眞理子　選

天位　　父さんのびょう気よくなれとう句する　　八木澤　凛生

地位　　お母さんのおまじないもっときくといいな　　千葉　旭

人位　　作ったり食べたりすてたり大みそか　　藤田　涼南

小学校４〜６年の部　　　岩崎　眞理子　選

天位　　失敗にふれず語ってくれる友　　笹原　　菜月

地位　　冬の朝アンコウとる船音がする　　佐賀　龍志

人位　　むずかしい料理はできない私の手　　木村　愛叶

中学校の部　　　　　　工藤　青夏　選

天位　　ありがとうたった五文字の愛言葉　　小山内　夢杏

地位　　新雪にわたしの足跡ついてくる　　箱石　かなで

人位　　笑うのは生きているからできること　　牧野　素子

高校の部

天位　　立ち漕ぎのブランコ未来へのダイブ　　　菊池　真緒子

地位　　箱という教室の中の青春よ　　相馬　彩加

人位　　人との差自分の壁を乗り越える　　山田　洋美

八木澤凛生さんは小学二年生。
飾らない言葉のありように、胸を打たれました。　　　　　

さて、昨日はななの診察日でした。
結果は、腫瘍はほとんど見えないくらいによくなっていました。
ただ、薬のせいで肝臓の状態がちょっと注意しなければ
いけないらしいです。
ステロイドが半量になり、今度の診察日も三週間後になりました。
半年をめどに治療をして、再発をするか様子をみるとのこと。
今回のななは、とてもおとなしく診察を受けて、先生にもほめられました。

なな、よくがんばったね。

先週の迷子騒ぎでは大変ご心配をおかけしました。
家猫にしようと努力したのですが、負けました。
金曜日と土曜日の二日間、ともかく鳴き通しでした。
それもまるで犬の遠吠えのように、「わおーん、わおーん」と鳴くのです。
少しうとうとしては鳴き、食べて飲んでトイレして、鳴きます。
わたしと娘とかわりばんこでななのいる部屋につきっきりという
状態で、夜も一緒の部屋に寝ました。
玄関の前や窓のそばで切なそうにしがみついて鳴くのをみて、
とうとう決心がくずれました。
幸い、日曜日は天気がよかったので、リードをつけてお散歩させるつもり
でしたが、するりとそのリードから抜けていちもくさんに走って行って
しまったのです。
家人と娘は、見当をつけて追いかけました。

するとこんな風にいつもの散歩コースにいたそうです。
我が家の裏手の方になります。
そのあと、ちょっと姿が見えなくなりました。
もしかしたら、帰ってこないかもしれないと
思いましたが、きっと帰ってくるという確信もありました。
そしたら、三十分もしないで帰ってきました。
家の中にはさすがに用心して入りませんが、
娘の呼びかけには素直に答えて、そのうち風除室に入ってきて、
ご飯を食べました。
その夜は風除室泊りでしたが、次の日からは家の中で寝るようになりました。