なながシロだったころー我が家編

 


急に寒くなって、いいえ、去年はもっと早く寒くなった気がします。
寒いか暑いかの両極端な秋でした。
来週には初雪が降ると言うのですから、うかうかしていられません。
ブーツを出したり、ダウンコートの用意したりしないと。
もちろん、ななの冬支度もしないとね。
ということで、最初の画像は最近のお気に入りの寝場所。
籠にフリースを敷いてふかふかにしました。
ストーブ、こたつもこの下にあります。
ぐっすり寝ています。(相変わらず汚い肉球(笑))
寝ているすきに今夜は「なながシロだったころー我が家編」を
書こうと思います。
何しろ、寒くなったから家の中に居る時間が多くなり、
一緒に遊びたがります。遊びの合間に夕飯の支度や後片付け、
お風呂など、まあ目まぐるしいのです。
ななといると時間はあっと言う間に過ぎます。


なながシロだったころ、我が家の庭にちょくちょく出没したのは、
以前に書きました。その頃私も娘も、ななが太って見えたので、
「どすこい」と呼んでいました。今思えば、お腹に赤ちゃんが
いたんでしょうね。それも知らないで、なながくるたびに
「どすこいが来た」と遠巻きにみているだけでした。
冬の雪の晴れ間に、椿の木の下で日向ぼっこをする白いネコは、
なかなか風情がありました。
でも、そのあとに雀の羽が散らばっていた時には、ショックを受けたりしました。
バクダン低気圧が一晩中吹き荒れて、翌朝真っ白になった庭にのっそりと
現れた白いネコの神々しく見えたこと。
繁殖期には、裏庭でものすごい鳴き声が一晩中していたけれど、
それもななだったと思いいたっています。
Hさんは「いつもお腹が大きかった」と言ってたけど、
本当にいつも太って見えたのでした。


震災の翌年、夏至の辺りからななは我が家の庭によくいるように
なり、その姿に親しみを覚え、えさを用意し、段々に私や娘に
なついてきたのです。
そして夏の初め、毎晩7時と9時と11時に餌を食べに玄関先に来て、
食べて少し遊んで、どこかへ帰って行くということをひと月くらい
続けました。でも、玄関先にダンボールを用意したら、
何時の間にかそこで寝るようになったときはとても嬉しかったものです。

そして八月「なな」と呼び我が家の一員になったのでした。
予防接種や避妊手術のあとの顛末も以前に書いたように、
そのたびにはらはらさせられましたが、このごろにやっと私たちも
ななもお互いの接し方が分かったきたような気がします。

ななは、猫ウイルス白血病のキャリアです。
避妊手術の時に調べてもらってわかりました。
幸い、猫エイズには罹っていませんでしたが、
猫ウイルス白血病も発病したら、治療方法のない病気です。
ストレスのない生活、栄養のある食事を心がけて、猫用の免疫力強化の
サプリメントをえさに混ぜて飲ませています。

そんなななですがとても元気です。
ゆうべも夜中の11時過ぎに外へ出て、庭に忍んできた他所のネコを
すごい鳴き声で威嚇して、そのネコが逃げたあとも小一時間ほど、
辺りをクンクン嗅ぎまわっていました。
以前に写した、ちょっと不機嫌な顔。

その前は、どうやらケンカしたらしくこんな風に耳をけがしてきました。

庭でもネコじゃらしします。

気に入らないところを触られると、きりっとにらみます。
ネコの、いいえ生き物の命の大切さを、日々ななに教えられています。

小春日和の日差しを浴びて、気持ちよさそう。




さあ、今度の日曜日は青森市で大会があります。
完司さんが特別選者でいらっしゃいます。
お天気になるといいのですが。

今日の美味しいもの。
先週、八食センターで「青森県どんぶり選手権」なるものがあり、
娘と家人が出かけたのですが、お土産に「田子にんべこ丼」を
買ってきてくれました。にんにくが一欠けごろんと入っていて、
にんにく風味の牛肉が柔らかく美味しかったです。
後日、これが優勝したのだそうです。


今日の一句。玉さんの句は句会で「外灯」という題から。


外灯の下で廻っている地球   玉


アラスカの森の匂いや冬の猫   かなえ