六月になりました

暑い日が続いています。もちろん寒いよりはずっといいのですが、
まだ六月だというのに、こんなに暑いのはちょっと記憶にありません。
この先どうなるか、不安になりますよね。
さて、先月の末にお芝居を観てきました。
地元の劇団のひとが、一人芝居をするということで、お付き合いかたがた、
久しく遠ざかっていた舞台感覚を取り戻すべきリハビリも兼ねて(ちょっと生意気ですね)。
最初の画像は暮れなずむ公会堂です。
この季節のこういう夕焼けが一番好きです。
これから日が長くなるという喜ばしさを、夕焼けの色に重ねてしまいます。
 で、お芝居の感想ですが、かつて栄えた鮫町を舞台に、そこに住んでいた
詩人の村 次郎さんの詩集「海村」から題材を取った内容のものでしたが、
正直、ちょっと期待はずれのところがありました。
鮫町のかつての姿は想像できたのですが、「海村」となると果たして
どうなのか。情景の説明描写に終わったのではないか、
あの詩の詩情はどうなったかという不満が残りました。
方言を駆使して、温かみのある舞台で観客の笑いもそこそこ取れていましたが、
それだけではないはずという思いが、芝居を観終わったあとでぐずぐずと
心にくすぶりました。
今度、私たちが演る芝居も方言の芝居です。
方言の面白さだけでないお芝居をするためにも、もっと台本を読み込んで
おかなければと、密かな決意をしました。
と、まあ固い話はこれくらいにして、ななにいきますね。

今日は、ななの一日を書いてみます。
まず、朝は4時頃に目を覚まします。
そして、散歩の催促。この時間は家人の担当です。
4時半頃に家を出て、およそ小一時間ほど、ななのテリトリーだった場所を
ゆっくり歩いてくるようです。
朝いちの散歩のあとは30分ほど、庭に置いた椅子の上にキャリーケースを置いて、
庭の番兵です。
6時近くにいったん家に入れてご飯とかトイレ。
その後もまた、散歩。これも家人の担当。
7時前にはもどってきて、ななは少し一休み。
私はその頃起きて身づくろいや朝ご飯の用意。
8時少し前に家人と娘は出勤。それに合わせるかのように
私が「花子とアン」を見ながら朝食を摂ろうとすると、激しく散歩の催促です。
花子とアン」に心を残しながら、お散歩です。

この画像はいそいそとキャリーケースに入るところ。
この時間帯だけはどうしてもゆずれないらしいのです。

私も早朝の散歩をするときがあります。
最初はただ歩くだけでしたが、最近はデジカメを持っていくことにして、
こんな風に写真を写したり、句帖を持ち歩いて川柳も書きとめたりしています。
朝露の写真、むさしさんには遠く及ばないけれど、ちょっと頑張ってみました。

そのときのななはこんな風に置ける場所に置くと、辺りを見回したり、
ちょっとうとうとしたりします。

30分ほど散歩してくるとご飯を食べて満足そうに
階段下のベッドにもぐりこみます。
そして何事もなければ、ほぼ午前中ぐっすり眠っています。
私はその間に朝食やら洗濯干しやら掃除です。
一段落したら私もひと眠り。午前中に寝るなんてと笑われるかもしれませんが、
訳はあとでお話します。
でも、病院に行く時はほとんどこの時間帯です。
家人が都合をつけて病院の送り迎えをしてくれます。
病院の往復の車の中ではそれは機嫌が悪くて「みゃーみゃー」鳴き通し。
うーん、この時はわたしも辛いです。
病院から帰ってくるとご飯を食べて階段下でお昼ね。
この時は、ほぼ3時過ぎまで寝ています。
そのうち起きてくるとあちこちうろうろしたり、まったりしたり。
夕方4時頃に娘が勤め先から戻ってくると、今度は三人でまたまた散歩。
5時近くに帰ってきて、私は晩ご飯の用意。ななと娘は一緒にまったり。
夕飯を終える7時過ぎから8時にかけても散歩タイム。
天気のいい日は、9時過ぎにももう一度あります。
一日に5回も6回も散歩するななのおかげで、
運動不足解消にとても役立っています。

ななの今の状態ですが、この間あったお腹の大きな腫瘍、なんと消えて
いたのです。先生もびっくりしているのですが、そのかわりに
今度は腸のなかに腫瘍ができたのです。
下痢はそのせいで、あれからずっと続いています。
でも、ご飯もちゃんと食べていますし、水も飲んでいて、
足取りもしっかりしています。
ななのようにあちこちに再発するのはとても珍しいそうです。
そんな状態にも負けずに頑張っているななを、先生はとても
褒めてくださいます。
今は腸の免疫力をあげるため、あれこれ努力中。

こちらの画像、暑い夜に窓ガラスにぴったり体をくっつけて鯵の開きを
やっています。
夜の9時頃からこんな感じですが、ときどき起きてご飯を食べて
水を飲んでおトイレを夜の1時まで何度も繰り返します。
一度に食べ過ぎないよう、そのたびにご飯の補充とトイレの始末。
1時過ぎに少し落ち着くのですが、ときどき夜中の2時くらいにも
起きだすときもあって私も起こされます。
なので、日中はまるで使い物になりません(笑)

「おい、かあちゃん、起きてるんなら散歩つれてけ」と
キャリーケースのそばから離れません。
こんな風にななに見つめられると「まっ、いいか。付き合うよ」に
なってしまうなな馬鹿のわたしです(笑)


今日の美味しいもの。
お芝居のあと、先輩たちとちょっと寄り道してきて食べたもの。

小川原湖産ワカサギの唐揚。

玉葱のサラダにごぼうの唐揚、じゃがバターですね。
この夜は私も梅酒を一杯だけ飲んできました。
先輩、お世話になりました。
楽しい時間をありがとうございました。

今日の一句。
玉さん句は句会の「しなやか」から。
私はななとの散歩中に浮かんだ句です。


リュウグウノツカイと抜ける森がある   玉

手さぐりの青い陽だまり 椿落つ   かなえ