東京〜種差海岸〜三沢


あんなに暑かったのに、秋の気配がたちこめています。
このまま秋になってしまうのでしょうか。
そうだとしたら寂しいものがあります。
さて、何から書こうかと悩むくらいにたくさんのことがあった夏でした。
最初の画像は、7月23日に行われた「川柳スパイラル東京句会」の様子です。
小池さんと桐子さんとの再会に喜びました。
飯島章友さんや、中川東子さん、いなだ豆之介さん、川合大祐さん、千春さんに
初めてお会いできてお話できたのもとても嬉しかったです。
作品評が主な句会で、若い人の活発な意見がとても好もしく、また頼もしかったかったです。
私はともすれば、言い古された言葉で作品を語ろうとする傾向がありますが、
若い人は、きちんと自分の経験値から紡ぎだされた言葉で語っているのが、
新鮮で、刺激になりました。
結果は小池正博さんのブログに発表されておりますので、
そちらでご覧になってください。


http://6900.teacup.com/senspa/bbs

深海ははじまっているひざ頭       笹田かなえ

当日の私の最高得点句に対して、
「年配の方の膝に水が溜まり始めているのではないか」
という読みがあり、ちょっと苦笑い。
一番の年配者だった私の書いた句としてバレバレだったのですね。
私は膝はまだ大丈夫ですが、体に不具合が生じているのは
事実ですから、無意識のうちに句に出ていたのかもしれません。
ある意味、とても鋭い読みだったと思いました。

八上桐子さんのブログもご覧になって、様子を感じていただければ幸いです。


http://kurageabuku.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-1c4f.html

「真鍮の把手のついている地名」というタイトルの頁です。

東京はいつものように日帰りでしたので、
終わったあとの懇親会も途中で抜けてきたのが心残りでした。
また、どこかでお会いできるのを楽しみにしています。



そして、いよいよ7月27日の種差海岸吟行。
当日はお天気にも恵まれ、絶好の吟行日和でした。
画像は、ハマナスと海です。
種差らしいアングルだと自負しています(笑)

こちらは遊歩道。


そして、静さんが海苔巻きとお稲荷さんのお弁当を持ってきてくれました。
ちなみに静さんは、男性です。
朝早く起きて作ってくださったとのとこで、大変おいしくいただきました。
静さん、ありがとうございました。
今回の参加者は、弘前から奈良一艘さん、青森から渡邊こあきさん、
熊谷冬鼓さん、夏草ふぶきさん、そしていつものカモミールのメンバー
滋野さちさん、細川静さん、守田啓子さん、三浦潤子さんに私。
つわものぞろいでしょ。
作品を紹介させてください。


君の鎖骨の遊泳禁止区域   潤子

エゾフウロの産毛死ぬときはひとり  啓子

土用波忘れちゃいないよ蒼いヒゲ   ふぶき

大岩が守る一輪エゾフウロ   こあき

好き勝手に生きて七月ノカンゾウ   冬鼓

千夜一夜を語る海が一枚畳まれる   一艘

国会の答弁干からびた 蚯蚓   静

波立ってないで別れなさいカズヨ   さち

潮の匂い濃くなるところ逢うところ   かなえ


今回の吟行での反省。

➀うっかりして句会の様子の写真を撮り忘れました。

②皆さんに飲み物の用意も忘れました。

③時間配分がうまくいかなくて合評の時間があまりとれませんでした。

今後は気を付けて、こういうことのないようにいたします。
また、吟行の計画をしますので、どうかまたご参加ください。



8月1日は八戸三社大祭
相変わらずどこを見ていいかわからない山車の行列でしたが、
阿弖流為」というこの山車は好きでした。
我が身に潜む蝦夷の血が騒ぎました。(笑)



では、次の話題。8月6日に行われた
寺山修司記念館20周年特別公演 幻想市街劇
田園に死す」三沢篇を観てきたので、その様子です。
最初の画像はオープニングのパフォーマンス。


このあとに市内各所に散らばって、それぞれの会場で繰り広げられる
劇を観るのです。その数およそ60カ所。
全部なんて観られるわけありません。
渡された地図を片手にあっちこっちを歩き回りました。
というわけで、私が遭遇した劇などの写真を載せますね。
そうそう、観客もメイクしてもらったり、衣装も借りられましたよ。

アノニマスからの逃亡ー記憶列車」というタイトルで。
場所は米軍基地専用線あと。

観てたら、こういう人が来て、

こういうのを書いて私の背中に貼ってくれました。
嬉しかったわー!


道路のあらゆるところにチョークで言葉が書かれています。
白線引きも時々遭遇しました。

そこをこういう人が走っていました。
誰かが話しかけない限り、止まることはできません。

これも雰囲気がありますね。


「便所のマリア堕落と想像力」の小屋。
勇気のある男性がマリア様の餌食になっていました。


琵琶の弾き語りで寺山修司の短歌を聞きました。


そんなこんなを観ながら公園でのパフォーマンスの時間になりました。
これもまた圧巻のダンスというか舞踊というか。

息を呑んでみてしまいました。


フィナーレは公会堂でした。
雛段が舞台中央に現れて、会場は「田園に死す」の赤に染められました。
この日は正午開演で終演は午後7時。
街中がおもちゃ箱みたいに楽しくてわくわしながらの一日でした。
世界はまだまだ言葉に溢れていると実感した一日でした。
今回のこの市街劇に全国各地から沢山の皆さんがお見えになったようです。
私も奈良からいらした母娘のお二人と偶然知り合いになり、会場を一緒に回ったのでした。
寺山のファンと言う方で色々勉強をさせていただきました。
また、こういう機会があったら是非観に行きたいです。

では、ボーイズにいきます。


まず、さばみとなーこのツーショット。
ほのぼのしますね。
なーこはさばちゃんに威嚇しなくなりました。
色違いの縞々模様がいい感じ。

ぱんだは本当にものおじしません。
お盆でお客さんがくると、ほかの子たちは逃げるのに、
ぱんだはチェックに来るのです。
来客用セットもこのようにチェック。
「しっかり用意できたか」と気合をかけているのでしょう。

じろのチャームポイントの一つの肉球
黒豆まじりが何とも言えません。
肉球は鼻の色と同じと言われますが、
じろのお鼻にはぽっちりほくろがあるので、
こんな風に黒豆になったのかもしれません。



今日の美味しいもの。
年に一度のお約束のうに丼
至福の時でした。