白玉

お盆が終わりました。
この町の習わしでは、お盆の最後の日に「背中当て」と言うものを仏壇に供えます。
食べ物です。
形態としては、春巻きの皮のようなものを三角に切って、茹でて黄粉と砂糖をまぶしたものです。
私は食べたことがありませんが、お盆の時期だけスーパーなどで売ります。
この町で初めて目にしたときは、とても不思議なものを見た気がしたのを覚えています。
なんでも、お盆でたくさん上がったお供えものを仏様たちが冥土に背負っていくときに
背中が痛くないようにとの意味があるようです。
でも私は、白玉を仏壇に供えます。
白玉の方が食べ慣れていますし、仏様の背中が痛くなるほどお供えものしていません。
ご先祖さま、すみませぬ。


今日も半日、片付けでした。
さすがに疲れてきましたが、いいこともありました。
なんともう30年くらいも前に叔父さんからもらったシャネルの№19の香水と、
プラダのポーチがひょいと出てきたのです。
あまりブランドに興味はないのですが、どちらも思い出の品物なので、
とても嬉しかったです。
頑張っているごほうびかな。。。



そして誰も居無くなるまで売る兵器   玉

絵の中の水がいったり来たりする   かなえ