残暑

今日は久し振りの青空でした。
時折、風が強かったりしましたが、おかげで洗濯物がよく乾いて、
バスタオルのパリッとした使い心地に満足、満足。(笑)

午後から所用でちょっとだけ遠出してきました。
途中の道々で、青空の高さ、青い毬栗、赤く色づきはじめたナナカマド、
飛び交うとんぼを見ながら、秋が近いことを実感しました。
まだ八月なのにと、どこか未練がましい思いですが、
せいぜい、今日のような残暑を楽しむことにします。


出先で時間調整のために入った喫茶店でのこと。
紅茶を飲んでいると、家族と思しき五人が入ってきました。
40代後半らしきお母さん、20代中頃の息子、中学生らしい女の子、
4,5歳らしい女の子と2,3歳くらいの男の子。
うーん、小さい子たちは孫?
なんてみたいにそれとなく見てしまいました。
ナポリタン(かな?)を食べたあとに小さい子達と中学生らしい女の子の前に、
誇らしげにバナナパフェが運ばれてきました。
私の位置からは女の子ふたりの顔が正面に見えたのですが、
バナナパフェが来たときに小さい女の子の顔が一瞬、きゅっと緊張した気が
しました。目を丸く見開いて、じっとパフェを見つめて、柄の長いスプーンを持って
嬉しそうに、本当に嬉しそうに食べ始めました。
あまり見ては悪いと思いながらも、その女の子をちらちら横目で追っては、
読みかけの本に目を落としてと、パフェを食べる終わるまでついつい見てしまいました。
小さい子が甘いものを嬉しそうに食べるのって、なんだか神聖なものの
ひとつではないかと、思ってしまいました。


肉屋を曲がるとお菓子の家が消えている   玉

だとしてもお菓子の家をまだ探す   かなえ