今日の天気、午前中はまあまあ晴れていました。
ところが、昼過ぎあたりにどこからか雷が聞こえると思ったら、
みるみる雲が、雨が、大雨が、豪雨がとひどい天気でした。
洗濯物は辛うじて濡らさなかったものの、私の部屋の窓を
開けてたところから雨が吹き込んできて、窓際においてあった
いろいろな本を入れておいた収納袋が濡れてしまいました。
どのくらい濡れたかなぁと中を見たら、さほどではなかったので
まずは、安心。
でも、中の本にまたまた引き込まれてしまいました。
初心者のころに、せっせと投句していた川柳誌や大会の発表誌、、、。
見ていたらきりがないほど出てきました。
懐かしさとともに、こわいもの知らずに書いていたあの頃の自分が、
ちょっとうらやましくもなってしまいました。
今でも充分、こわいもの知らずではありますが。(笑)
私が定期的に購読している川柳誌のひとつに「グループ 明暗」があります。
姫路市の前田芙巳年代さん達が発行しています。
グループとありますから個人誌ではありません。
(この川柳誌については、またの機会に書かせていただきます)
その九月号に昭和54年にあった大会の句がいくつか載っていましたが、
それらの句に、ハッとさせられました。
昭和54年7月29日(日)第一回津山川柳大会という大会です。
人形か娼婦か秋の金魚鉢 淡路 放生
聖書裏返すと道が見えてくる 石部 明
城落ちて一椀の粥地にぬくし 定金 冬二
七月の蝶が静かに翔ぶ生家 前原 勝郎
生家もう青い電車は走らない 森中 恵美子
私の吉日の夥しい夕顔 天根 夢草
などなど、、、諸大先輩の方々の火花を散らすかのような
句に、まだまだひよっこの私を認識させられました。
本当に真剣に川柳と向き合って、苦しんで、書いて、
そして楽しい、みたいな雰囲気がこれらの句からたちのぼってくるのです。
『何しているんだろう、私』って打ちのめされましたね。
でも、たくさん、元気ももらいました。
質問があります 鳥は落ちたのか 玉
鳥になる歓びがくる指開く かなえ