寒露

今日は、寒露
露が冷えて凍る頃の意味だそうです。


大型台風18号がすさまじい勢いで吹き荒れた一日でした。
職場の古いサッシ窓から容赦なく雨が吹き込んできて、
あちこちにみずたまりが出来ていました。
木々はてっぺんから揺さぶられ、千切れた葉っぱが飛んで
あっと言う間に流されていきます。
それでも、帰るころには幾分雨粒が小さくなり、風も
どうにか歩ける程度になったので、びしょ濡れには
ならずに済みました。
夜のニュースでは、ずっと全国の被害の様子や状況を伝えていて、
見入ることしばしばでした。
自然の力に、人間はとても及ばないのだと、どこかやりきれない
思いがしました。
今、雨は止み、風も治まりかけています。
みなさんも、どうか何事もありませんように。


この頃、時間があれば川柳の投句を読み、選をしています。
ともすれば情に流されそうになりながらの選句です。
こんなに心をぶつけてもらっているのに、選ぶことのできない句に
詫びながらの作業です。
馴染みのない題を書くときのしんどさは、とてもよくわかるだけに
どの句も捨てがたく、でも限られた句数を揃えなければと、
もう、十回は読み返したでしょうか。
投句数は349句。
抜句数は38句。
今、やっと60句まで選びました。
明日あたりからこれらの句を入力して、それからが修羅場になります。


もうすこしこの世に添い寝してあげる   玉

苔の下の土が苔よりやわらかい   かなえ