今日は午前中、お天気雨が何度か降って
ちょっと不安定な天候でしたが、おおむね晴れて
夜も思ったほど寒くならず、ほっとしています。


仕事の帰りに知り合いのお見舞いに行ってきました。
知り合いと言ったら失礼になるくらいの、この町の有名人で
7,8年前にひょんなことからお近づきになり、以来、親しくさせて
いただいております。
ご本人より奥様によくしていただいていて、今月の最初のころに
入院なさったのは聞いていたのですが、インフルエンザの騒ぎもあり、
お見舞いを迷っていました。
でも「松茸の炊き込みご飯の素を取り寄せたの。差し上げたいから、
お顔、見せに来て。」と奥様からお電話をいただいたので、
松茸の、いや、顔を見せに行ったと言う次第です。
実はこの間の土曜日、川柳の方の原稿をある程度書き上げたところで
美容院に行き、カットとカラーリングしたのですが、
髪、短く切られ過ぎてモンチッチ状態なもので、
ちょっと恥ずかしいところもあったのですが、お見舞いに
かっこつけても始まらないから、堂々(?)と行きました。(笑)
病人は思った以上に元気で、安心しました。
消化器系の病気で、大変な病状ではないらしいのですが、
手術を控えていてずっと絶食なんだそうです。
ベッドに横になってこそいませんでしたが、鼻から点滴の管を
入れられていてそれでも、笑顔で私を迎えてくれました。
共通の知人の話題やら、私が川柳を書いていることを知っているので、
そのことにまつわるエピソードを話したりと、小一時間もワイワイと
病室で過ごしました。
知り合いは土木関係のお仕事をなさっていて、この間私が川柳の選をした
「橋」の題に触れたときに、土木の立場からの「橋」について、
大変興味深いお話をノートパソコンまで取り出して、
いろいろ話して下さいました。
メモすればよかったです。
本当に始めて聞く話ばかりで、たとえば、
ドラム缶や船を繋いで板を渡した橋もあるのだとか、
浅瀬に石を置いてあるのも橋のひとつだとか、
「橋の定義」についても説明してくれましたが
覚えきれなくてすごく残念です。
でも、お元気になられたらもう一度、お話を聞く約束をして
奥様と一緒に帰ってきました。
橋の話をするときの知り合いは本当に生き生きとしていて、
何日もご飯を食べていない人とは思えないほど、
しっかりしたお声に、人の上に立ち先を行くひとの姿勢を
見たような気がしました。
お見舞いに行ったこっちが元気をもらってきました。
手術は今月の22日の予定です。
以前のようにお元気になられることを、心からお祈りいたします。


鉄橋を渡った母も叱られる   玉

歩道橋でふわり風からの手紙   かなえ