色紙

今日は洗濯物を外に干せませんでした。
お休みの日に洗濯物を外に干せないのは、
なんだか損をした気分です。
雨やみぞれの合間に、まるで罪ほろぼしでも
するかのように射す明るい日差しに、
ちょっと腹立たしい思いになったりしました。
初冬の気まぐれな天気に、当分振り回されそうです。


今日はお習字の日でした。
出がけに、天気がぐずぐずしていたので、
ちょっと億劫だったのですが、どうしても
行かなければなりませんでした。
川柳のほうで、色紙を書かなければならなくて、
先生に私の句で、お手本を書いてもらうつもりだからです。
さすが先生です。
私の句の意味をちゃんと理解してくださって、
ぴったりの字を書いてくださいました。
ちょっと遊び心も取り入れて、素敵な字です。
それを私が、うまく書けるかはまた別問題ですが、
練習して、なんとか約束の日までに書きます。
色紙ってむずかしいです。
もともと、そういう方に縁のない生活だったので、
どうしても畏まってしまいます。
先輩がたの個性ある色紙は、いったいどのようにして

書かれているのでしょうね。
思えば、色紙の句はたった一句なんですよね。
5・7・5の17文字にすぎないんですよね。
それがこんなに時間と手間をかけなければいけないなんて、
と言う、大変思い上がったことを考えたりもしました。
でも、アートな字に憧れもあるのです。

原稿のほうはやっとさっき終わりました。
勤労感謝の日に原稿と色紙を、新聞社の方に
直接持っていくつもりです。


ひとり分箸が余って雨になる   玉

待ちぼうけゴムの伸びたり縮んだり   かなえ