師走

今日も穏やかな一日でした。
風はちょっと冷たいけれど、まだ大丈夫。
このごろ、いつもならバスに乗り替えて帰る道を、
歩いて帰ってきます。ほんの十五分ほどです。
さすがに師走です。
行き交うひともどこか気ぜわしく、街並みも
賑やかです。
昨日のことです。
いつもの曲がり角にさしかかったとき、ふと目に
入った整骨院の灯りがとても暖かそうに見えました。
緑色の字で書かれた花の名前の整骨院の看板を
見たとき、急に右肩が重く感じました。
そう言えば、最近肩がとても凝っています。
いったんは通り過ぎたその整骨院のドアを
引き返して、迷わず押して入ってしまいました。
本当にゆきずりの思いつきでしたが、そうしないでは
いられないほど、肩の凝りがひどいと気づいたのでした。
入ると外から見えたのよりももっと明るく暖かく、
清潔な感じです。
施術中らしい人声がします。
声をかけたら、施術師さんが顔を覗かせたので、
「初めてなんですが、いいですか?」と訊ねたら
「どうぞ、そこでお待ちください。」と部屋の隅の
ソファーを示したので、座って待つこと十分くらい。
施術中だった女のひとが終わって、私の番です。
最初なので、とりあえず、二十五分で1,500円プラス
骨盤矯正500円のコースをお願いしました。
まず、体の固さに驚かれました。
そして、右肩の極端な凝りも相当らしいです。
あまり痛くないマッサージで、揉み解してもらいながら、
改めて、肩だけでなく体中がごちごちに凝っていたのを
知りました。いくら暖かいとは言え、冬です。
知らず知らずに体が縮こまっていたのでしょう。
ふくらはぎも足の裏も揉まれて、あっという間の
二十五分でした。
なんだか体が軽くなった気がします
でも、物足りません。
と言うことで、今日も寄ってきました。(笑)
明日と明後日は都合で行けませんが、
ちょっと続けようと思っています。


K子ちゃんが私が絶対気に入るはずと、
漫画を貸してくれました。
蟲師」。
映画にもなって、観てはいませんが、
オダギリジョー、好きなので気になっていた
ものです。
ファンタジーです。
もったいなくて一気に読めません。
五冊貸してくれたので毎晩、一冊ずつ読んでいます。、
ちょっと怖い、でもなんとも言えない、懐かしみもあって、
川柳のことの合間にしみじみ読ませてもらっています。

K子ちゃん、いいものありがとう。


忙しい男漫画の中に死す   玉

どこまでも階下の気配ついてくる   かなえ