あさひな吟社忘年句会


今日は、この季節にしては暖かい
穏やかな一日でした。
家にいたら、窓ふきやお風呂掃除もできるのにと、
ちょっと恨めしくもありました。
今夜は、皆既月食だったそうです。
帰り道の信号待ちの夜空に浮かんだ、半分欠けた月を見上げながら、
昨日の空が丸いお月さまだったのに、どうして?と
一瞬、不思議な気持ちになりました。
明日は冬至です。
かぼちゃとゆず湯、忘れないようにしなければ。


さて、日曜日の「あさひな吟社忘年句会」も無事終了。
私の、怒涛の忘年会を締めくくるにふさわしく、
それは賑やかに楽しい時間を過ごしてきました。


画像は、句会の会場の田子町の喫茶「パピヨン」。
マスターがあさひな吟社の会員なので、いつもここで
句会を行っています。

こちらは、その看板。
マスターのおもてなしのこころが嬉しいですね。
句会は夕方の5時から。
今日の宿題は、「過去」吾朗選、「未来」玉 選、
「うさぎ」たいら選。各二句ずつ。
何しろ飲みたいひと達ばかりですから、いつもより
句数は少なめです。
私は、カメラ撮影も忙しかった(笑)ので、一番早く
行ってたのにも関わらず、一番最後の投句になりました。


選者さんの厳選中に、今夜の料理を撮影。
句会に参加出来なかった東京在住の会員から
くさやと紹興酒と豚足の差し入れがありました。


豚足です。初めて食べました。
酢味噌で食べたので、想像してたよりさっぱりして
食べやすかったです。少しはコラーゲンの補充できたかな。
くさやもいい話題提供でした。
こちらも初めての味。匂い!
ひとかけらだけ口にしたのですが、
味は悪くありません。
ただ、口にする時に勇気がいります。体のどこかで「アブナイ」と
告げるのを無視して噛みしめると、体がちゃんと
受け止めてくれました。ってまるで何かの実験みたい。(笑)
みんなも、「臭い、臭い」と言いながら、しっかり食べて
ましたっけ。特に、玉さんには好評でしたよ。(笑)


今回は、吾朗会長の提案で、久しぶりに五分吟をやりました。
いいかげんお酒も廻っているという、いいタイミングです。
五分の間に書けるだけ句を書くのは、苦しくも楽しい遊びです。

マスターの吐夢さんが選者で、題は「終わりは始まり」。
私も選者をやらせてもらって「恋」。
五分と言う時間は微妙です。
考えているとあっと言う間に過ぎてしまうので、書きながら
書く。すると、意外と面白い句が出来たりします。
昔、初心者のころ、五分吟の得意なひとがいて、あっと言う間に
十数句も書いていたっけ。
私は、「終わりは始まり」に八句書いて、メチャクチャな句だけど、
出した時に、すっきり感がありました。
と、こんな感じで飲んで食べての時間はあっと言う間に
過ぎていきます。
私だけ9時過ぎに、電車の時間もあって宴たけなわでしたが、
途中で帰ってきました。
三戸駅までは、タクシーでした。



駅までの道の途中に、イルミネーションで飾りつけている
お宅が何軒かありました。
タクシーの運転手さんにお願いして、車を止めてもらって、
その何軒かを撮影できました。
そのうちの一番華やかなお宅です。
駅が近くなったときに運転手さんが話してくれました。
今ほどイルミネーションが流行っていなかった、
出始めの頃に飾り付けた家があるんだそうですが、
そこは、亡くなられた奥さんの遺言でそうしたとか。
町の噂として、今でも語られているんだそうです。
(この写真のお宅ではありません)
いろんな場所でいろんなイルミネーションを見るたびに
その話を思い出しています。


今日の句は、句会の「うさぎ」の提出句です。



追われてのうさぎは月を出ぬそうな   玉

お月さんうさぎのおもち美味しいですか   かなえ