津浪

今日は、もう春でした。
といっても、まだまだ風が冷たくて、
外を歩くときは、まだ冬の装いです。
この季節は、油断禁物なんです。
いつなんどき、どさっと雪が降るかもしれません。
でも、さすがにあの氷点下はないでしょう。


久しぶりに、原稿書きのない土曜日と日曜日でした。
土曜日は、美容院へカラーリング。
そのあとに、眼鏡を取りに行って、やっと日常に
戻った感じです。
眼鏡のない生活が一週間も続いたので疲れたのでしょう。
目元の不具合が、いっそう目立ってきたみたいで、
ハラハラしていました(笑)


ハラハラしたと言えば、「津浪」です。
全国放送で、私の住んでいる街が何度も出ていました。
心配して、メールをくださったかたがた、ありがとうございました。
取りあえず今回は大きな被害はなかったようです。
50年前に、やはりチリで大地震があったときは、
大きな被害があったと聞いています。
私はその頃は、この街には住んでいなかったので
知らないのですが、年配の人から、
そのころの様子を聞いたことがあります。
その人は、河口近くに住んでいるので、津浪がきたときは、
河が逆流したのを見たと言っていました。

今日、買い物と用足しにいつものデパートに行ったのですが、
道行く人も車も、まるで間引きしたかのように
少なかったです。
橋に交通規制がかかったせいもあるでしょう。
行き交うひとの会話で
「家に帰れるかなあ」とか
「今、実家の母親が避難して、家に来ている」と言った
深刻そうな内容が、耳に入ってきました。
デパートのショップの店員さんと、津浪のこと話題にしたら、
そこのデパートでも、家が海の近くの人は帰ってもいいことになったとか、
郊外の海の近くにある大型店舗では、いっとき、
店を閉めて、お客さんも店員さんもみんな、
一番上の階に避難したと言う話もしていました。
津浪は、どんな風に襲ってくるのかわからないので、
用心に越したことはないと思っています。
明日は、大丈夫そうですなので、まずはほっとしました。
チリの大地震の被害をテレビで見ましたが、
直視できないくらいに怖かったです。
私にとってやっぱり、地震は一番怖い災害です。


金曜日の夜からさっきまで、あれこれの合間に
文庫本4冊と単行本を一冊読みました。
「恋つぼみ」   牧南 恭子
「向井帯刀の発心」   佐藤 雅美
「つげの箸」   早瀬 詠一郎
「まねき通りの十二景」   山本 一力


眼鏡がなくて思うように読めなかったぶん、
思いっきり読んだので、すっきりしました(笑)
さて、明日から、なに読もうかな。


そうそう、「おかじょうき」の「0番線」もギリギリですが
投句しましたよ。


時計屋さん昭和を売ってくれないか   玉

如月のどこを押しても開かずの間   かなえ