「ぎっこんばったん」


今日は、多分、この夏一番の暑さ。
なんと36,7度!この北国でですよ。
一日中、まるで浴室でした。
大阪をうろうろした時よりも暑かった!


その大阪から、熱い本が届けられました。
『浪華の古本屋 ぎっこんばったん』 さかもとけんいち著
最初の画像がその表紙です。
しっとりと手になじむ重さと大きさ。
セピアがかった色合いも、心に寄り添います。

こちらは、限定のさかもとさんの手描きの挿絵です。
感激しました。大阪のお店に朝世さんに連れていってもらって
入手することができました。(朝世さん、あらためて深謝)
大阪の焼跡闇市から出発した「青空書房」。
その暮らし向きのこと、交流のあった方々のこと、
今でも続いているお付き合いのある方々とのエピソード、
映画のこともあります。
もちろん、本のことも、独特の切り口で書かれてあり、
目から鱗」の感じで読み進んでしまいました。
青空書房のお店の中に、木の背もたれのある木の椅子が
あります。勧められるままに坐らせていただきましたが、、
実はその椅子は作家の筒井康隆氏のご母堂の愛用されていた
遺品だそうです。
「ぎっこんばったん」をお読みの方なら、その椅子に坐らせて
頂くことが、どれほど幸せなことかおわかりですよね。
私は気が小さいので、正直、椅子から拒否されるのでは
ないかと、恐る恐るだったんです。
でも、大丈夫でした。私のそんな不安も、そのほかの
なにもかもをもしっかりと受け止めてくれました。
内容については、もっと語りたいのですが、それよりも、
手に取って、読んでいただきたいのです。
一途に本を愛し、本の傍にいて、本を大切にしてきた一人の
人間の語り口に、じかに触れていただきたいのです。
特に、本好きな方は必読です。


さて、あの日大阪で「青空書房」で購入した本は、
いすゞ鳴る」  山本一力
「川柳でんでん太鼓」  田辺聖子
「八百八町の名探偵」  時代小説ベスト・セレクション
「骨董屋めぐり in Kyoto」
「浮寝岸」(深川鞘番所)  吉田雄亮
「ゆめはるか」上・下  田辺聖子
(この「ゆめはるか」は、さかもとさんが私に勧めてくださった
本です。田辺聖子氏直筆のサインと落款がありました!)
一冊、一冊、丁寧に透明な袋に入っていて、本当に本を大切に
思っているのだなと、ジンとしました。

「ぎっこんばったん」は倉本朝世さんの「あざみエージェント」でも
                   ↓

          http://azamiagent.com/

取り扱っているそうです。さかもとさん直筆のサインと落款入り
の本があるそうです。
もしかしたら、挿絵の入っている本もあるかもしれません。
ご注文は、お早めに! 


三社大祭」の後夜祭の画像を少し。

ババヘラアイス」です。ご存知ですか?

今年の最優秀賞の山車「ヤマトタケル」です。

賑やかに通り過ぎる山車のお囃子もなんのその、
ずっとすやすやの赤ちゃん。

また、来年。あっと言う間に人波は引いて。。。


昨日、やっとお中元を送ることができました。
そして、すぐにお盆がやってきます。
去年もバタバタしていたけれど、今年もバタバタしそうです。
そうそう、おかげさまで、このブログも先月の七月二十九日で、
一周年になりました。拙い文章と下手な画像ですが、これからも
精進を重ねていきますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。



王様の椅子にしずかなお中元   玉

お中元ぎんぎらぎんに出て行った   かなえ